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歯は健康のバロメーター vol.60 〜落合先生のお口のお話し〜

歯は萌出してから強くなります

おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

歯の萌出は、個人差はあるものの乳歯はこどもがまだお母さんのおなかの中にいるときから形成が始まり、だいたい生まれて8か月前後に下の前歯から萌出して、2歳6か月くらいにまでにはすべての乳歯が姿をみせ、3歳くらいで上下の歯が完全に咬み合うようになることが一般的です。

口の中に萌出してきた歯は白く、硬く、きれいな状態ですが、実は歯というものは、萌出したその時点ではまだ十分に完成していません。ヒトが酸素を吸って二酸化炭素を出すように、生え始めたばかりの歯も唾液中のカルシウム、リン、マグネシウムやフッ素を取り込み、炭酸イオンを排出してだんだん成熟して完成していきます。これを「歯の萌出後成熟」といいます。

その期間は大体2〜3年くらい続きますので、歯が生え始めてから乳歯がすべて萌出して咬み合うようになる3歳までの期間にほぼ一致します。ですから、3歳くらいまでの食生活において、砂糖を大量に食べる、つまり甘いお菓子の多い食生活をしていると、歯の成熟よりもむし歯の原因菌といわれるミュータンス連鎖球菌が砂糖を利用して作り出す酸によって歯が溶けて、歯が完全にできあがっていないためにむし歯が急速に進んでしまうことになります。

むし歯の予防方法には様々な考え方や方法がありますが、基本的なこととして、むし歯の予防には3歳までの食生活がどうであるかが重要です。砂糖を過剰に摂取しない、つまり砂糖の多い甘いお菓子は3歳を過ぎてから楽しむ方がいい、という意識を大切にしましょう。

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