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むすんで、ひらいて!! vol.94

「気になる子育て方法」202203wakaba.jpg

一般財団法人田中教育研究所

幼児心理カウンセラー特別認定 第107001号 野田 鏡子

今回は私がどうしても気になる子育て方法を書きたいと思います。

高知能児を育てることを目的に教室を始めて37年になりますが、20年程前から少しずつ知識を教えることに重点を置いた教育を薦める世の中となり、近年、それが益々低年齢化してきています。

子どもの学びは全て遊びからなのですが…何かが間違っているのではないでしょうか。

以前、入室されていた年長児のお話です。

その子は、個別指導ではないと出来ない状態でした。ただひたすら絵カードを見て文字を読んでいます。対話が出来ない、絵本が見れない、うろうろして自分の欲しいものを取る。しかし、それで遊ぶ訳でもなく、ただ名詞を読む。こちらが絵本を持って来て表紙の文字を指差し「これなんて書いてある?」と質問しても読めない(読まないのかもしれません)。全く興味も示しません。

お母さんに「カードはいつ頃から見ていますか?」と、お聞きすると「生後10か月頃からベビーカーに乗っている時から見ています。カードが好きなので、ありとあらゆるカードを探して見せていたので文字もカタカナも読めます。」

お母さんに「カードを与えるのをやめて下さい。」と言うと、「カードで名詞を覚えるのはダメなんですか?年齢以上の知識があると思いますが。」と言われました。

どう教育してよいか迷った末、「今日はカードはしないよ。」と言って渡しませんでした。

すると狂ったように大きな声で「ギャーッ」と叫び、私の手に爪を立ててひっかきます。「いたい!」と大げさに言うと「ごめんなさい。」というのですが、またひっかきます。その子の両手を押さえると、今度は頭突きで怒りをぶつけてきます。お友達との遊びも出来ず、他のおもちゃにも興味を持たず…

診断名はついていないようです。何とかもっと楽しい事がたくさんあることを経験して欲しいと思います。

人との関わり、対話で心は育っていきます。遊びの幅を広げ 喜びを感じることで意欲も育っていきます。

乳幼児期は心を育てることに重点を置いて、たくさん遊んであげると必ず賢い良い子に育ちます。

文字を教えたり数を教えたりしなくても時期が来たら自ら学んでいきます。

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