- 2022-02-28 (月) 13:33
- 就労支援せんたーまんまる
ひきこもりの中から、自分を見つめ直し、
社会に貢献できる人に。そんな活動をしている
支援員Aさんの活動記録(後編)
摂食障害をお持ちの
利用者Bさんとの思い出
利用開始当初は頻繁に休んだり、自傷行為を行ったり、心ここに在らず状態が続いたBさん。今では一般就労して大好きなことを仕事として生き生きと働いています。様々な改善プログラムに取り組んでくれましたが「食改善プログラム」に取り組んだ時のお話です。お手軽ミネラルふりかけ「おなか元氣っこ」を使用&ひと口30回以上噛んで食べようにチャレンジしてくれました。元気っこは取組み始やすかったが噛むことは苦労していました。よく噛む習慣が付いた頃にはひと口50回以上も!噛めば噛むほど今まで感じることが出来なかった味に気付けました。また、その食材は元々命あるもので一所懸命生きていたこと、口に入るまでに沢山の手を経ていること、そういった諸々に支えられて自分自身が生かされていると言う事を感じ、食べることに対する罪悪感が減り喜びを感じることが出来るようになりました。
体調面の変化が考え方にも現れ、狭く偏った物事の捉え方や強い思い込みが解れました。過食=ダメな自分と拒絶していましたが、良いも悪いも無くしっかり自分を抱きしめて大切にしながら生きていこうという考えを持てたことで、たまに過食をしても強く責めることも少なくなりました。そういった体験から、周りの利用者のお姉さん役として関わりを持ってくれることも増えました。
支援員Aさんの今後
Bさんの体験から、生きるという事は食べるものや食べ方(考え方)から出来ているということを強く実感できました。また教えることも大事ですが、学ぶ体験する環境を提供し、実践することのサポートをしていくことが、主体的に自分の人生を歩めるようになるということに気づかせて頂きました。
このように目の前の方と共に歩むことで体験させて頂くことは、一人で自分勝手に生きていては得ることが出来ない気付きや喜びに繋がり、自分自身の人生を本当に豊かにしてくれます。
今後の目標としては、この事業を通して一人でも多くの方の豊かな自己実現の人生に貢献することですが、そのなかでも関わりステップアップしてくれた利用者さんが仲間となって一緒にこの事業を成長させていくことが出来るとより嬉しいなーと密かに思っています。
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