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高良川縁起 その13

『高良山から望む筑後平野』

文/高良川 ほとり

好天に恵まれたお正月、展望台から筑後平野を眺められた方も多いかと思います。高良山からの眺め、いかがでしたでしょうか。高いところから見下ろしますと、こう気分が大きくなりますな。眼下に見えます高速が渋滞なんぞしておりますと、ざま…安全運転を祈願するばかりです。

さて高良大社開闢1600年、歴史上はもっと古く弥生時代の遺跡なども残っております。古来より住みやすかったのでしょう。また、統治上の要衝でもありました。古くは景行天皇、神功皇后が御駐輦、平安時代には菅原道真公が高良大社に参拝したおり、高良山麓で袴を着替えたんだそうです。今では「袴着天満宮」として残っております。道真公といいますと天拝山の故事が有名ですが、高良山にも来られていたんですね。

ぐぐっと時代が下りまして戦国時代。豊後の大友宗麟と、対するは肥前は竜造寺隆信が勢力を東から西からと広げており、まさにつばぜり合い。大友側は高良山に本陣を構え竜造寺とせりあった古戦場は、十三部から野中町にかけてと伝わっております。また南からは島津が攻め上がり、鳥栖の肥前鷹取城を攻め落とした際にも高良山に陣取っております。そしてまた、島津征伐、九州を平定するために訪れた豊臣秀吉も高良山腹に陣取り筑後平野を眺めたことでしょう。

明治の頃には文豪夏目漱石が久留米を訪れ、高良山に登り耳納連山を歩いて越えた道がのこっております。「漱石の道」と名付けられ、歌碑が道沿いにたっております。往時の筑後川を眺めて詠んだ「菜の花の遥かに黄なり筑後川」歌碑は森林つつじ公園内にございます。いまでは堤防保全のために菜の花畑はなくなりましたが、往時をしのんで訪ねてみてはいかがでしょうか。

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森林つつじ公園内
漱石の句碑

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