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高良川縁起 その10

『高良川がもたらす豊富な地下水』

文/高良川 ほとり

なかなか雨がふらんまま秋になりよります。稲刈りも順調、コロナもすこし落ち着き運動会やイベントなども天候の心配がなく、ありがたいことです。

さて、護岸の話をしよったらちょいと脇にそれました。そうそう、地下水の話です。高良山と高良川がもたらしてくれるこの豊富な地下水はどこにいっているのかといいますと、たとえば野中町下河原、昔の「国立倉庫」んにきにはいまでも湧き水となり「筒川」の水源地となっております。あんまりきかん名前ですが、石橋文化センターと市場の間の川、といえばご納得の方も多いかと。陸上競技場を遊水地として三号線をわたり篠山城そばの篠山排水場を経て筑後川となります。

また、古くは高良川流域中部の野中町のあたりは、市内で商売をされているかたのお屋敷や別荘地でもありました。高良川公園のあたり、立派なお屋敷が残っていますね。当時別荘といえばお庭は日本庭園、そこには池があり鯉が泳ぎ・・・となると必要なのは豊富な湧き水。あそこんにきまでは筑後川から船があがってきていたといいます。水をたくさんつかうご商売、といえば染物屋さんもございましたなあ。

また、明治30年、日露戦争がはじまり国分に駐屯地ができました。軍隊に必要なものといえば広大な土地と豊かできれいな水源です。今の白川公園地下を遊水地として、高良川とバイパスが交差するあたり、トンネルのわきにタンクをいけこみポンプアップして、いまの前川駐屯地と久留米大学御井校舎にあった部隊の二か所へと給水していたそうです。毒でもいれられちゃかなわん、と戦争中は見張りがおったとか。いまでも高良川の「営所橋」とバイパスの間、北側に「陸軍用」の境界標が残っており往時をしのばせてくれます。

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営所橋付近

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