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歯は健康のバロメーター vol.53 〜落合先生のお口のお話し〜

1歳児はじめての歯科健診
歯が萌出する前の歯肉のふくらみ、
萌出性嚢胞(のうほう)について
おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

今回は歯が萌出する前の歯肉の特徴についてお話ししましょう。生まれて6か月後くらいになると下の前歯から歯が萌出してきます。萌出前の歯肉はだんだん膨らんできて、歯が萌出する直前には歯肉が歯の形に膨らんできたりすることもあります。そして、ある程度歯肉が膨らんでくると、ふくらみの一部から歯が姿をみせる、これが通常の歯の萌出です。

ところが、歯肉が歯の形に膨らんできているにもかかわらず、膨らみがだんだん大きくなって歯肉も紫色に変色してきたりすることがあります。これを萌出性嚢胞(ほうしゅつせいのうほう)といいます。この症状は必ずしも病的なものではなく、このまま様子をみていれば、たいていは問題なく歯が萌出して、膨らみも変色も自然に改善します。ところが、なかなか歯が萌出せず、例えば右側は萌出しているのに左側は歯肉が膨らんだまま、などというようなことが生じてくることがあります。あるいは歯肉の膨らんだ部分に軽い痛みや違和感が生じ、食事に支障をきたすこともあります。

その場合には状況に応じて歯肉の切開をすることがあります。切開をすると、すぐに歯の姿が見えるようになり、症状は改善します。

このように歯の萌出の直前には、歯肉が大きく膨らんできたり、わずかな痛みや違和感が生じてくることがありますが、必ずしも処置が必要な病的なものではありませんので、気になり始めたらかかりつけの歯科医院でご相談してみるといいでしょう。

生後6か月児の下顎前歯の萌出性嚢胞▼

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