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高良川縁起 その7

『現代久留米の石高は72万石!?』

文/高良川 ほとり

あっというまに梅雨もあけ田んぼの稲がきもちよさそうに風をうけています。今年は雨が少なかったせいか、高良内の親水公園や筑後川の水量も少なめな気がしますなあ。除草機のお値段にたまげた前回でしたが、編集長によりますと「子供のころ、つかいよったばい」と。立ったまま使える手押し式の「がんづめ」、まだまだ現役だったんですねえ。ちなみに現代では手押しではあるものの、エンジンやはたまたバッテリー駆動の電動除草機まで登場しております。

水田の除草が終われば、今度は除虫です。イネの天敵「ウンカ」という虫がおるんですが、種類によってはベトナム、中国からジェット気流にのって日本にやってきます。こやつに効くのが鯨油。油を水田に撒いてうんかを叩き落せば窒息死、という寸法です。当時五島列島での捕鯨が盛んで防除に一役かったのですが、下流に流れますと水質汚染の原因となりもめ事の発端となったようです。

ところで、たんぼ一枚からどれくらいお米がとれるかご存じですか?一口に田んぼといいましても山の棚田と平野部の広大な水田とではずいぶん違うのですが、江戸時代(といいましても400年ほどありますからどこをとるかでずいぶん違うのですが)、一反から取れる米が一石、つまり成人が一年間で食べる米の量、とされていました。だいたい150㎏だと言われています。現代ではずいぶんと減りまして60㎏弱。まあ、朝はパン、昼はパスタと小麦の消費量が伸びておりますからねえ。逆に現代では品種改良や肥料の改善により収穫量があがっており、平均すると一反から600㎏ほどとれるそうです。現代人だと、三畝で四人分、一反で10人は養えそうです。久留米藩21万石と申しますが、現代の久留米は7250町の水田を擁しております。江戸になおすと72万石!なかなかの石高ですなあ。

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鹿児島の友人の農作業風景

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