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歯は健康のバロメーター vol.51 〜落合先生のお口のお話し〜

1歳児はじめての歯科健診について

舌の裏にあるスジ、舌小帯について

おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

今回は舌の裏にあるスジ、舌小帯(ぜつしょうたい)についてお話しましょう。舌小帯は前回お話しした上唇小帯と治療に対する考え方に共通することが多いので、併せてご覧下さい。

舌の裏側は下顎の底と舌小帯というスジでつながっています。上唇小帯と同様、舌小帯も誰にでも大人にもあるものですが、赤ちゃんの時には舌の先の方についていたり、スジそのものが短い場合があります。増齢とともに舌が成長すると、自然に改善することが多いので、すべてが病的なものではありません。

しかしながら、このスジが短かったり、舌の先の方についていたりすると、舌の動きが制限され、授乳がスムースにいかない、食事がすすまない、舌を前に出すと先の方がハート形にくびれる、発音が不明瞭になる(発音の問題は4歳くらいにならないとわからないことが多い)等の問題を生じることがあります。

また、舌小帯の研究を熱心にされている耳鼻科の先生のデータでは、舌小帯によって舌の動きが制限されていると、のどの部分の空気の通り道が狭くなり息苦しくなることから、いびき、夜間に何度も目が覚める、寝相が悪い、就寝中に呼吸が一瞬止まる等の症状が生じることから寝不足となり、日中の機嫌の悪さや落ち着きのなさにつながっていく、という報告もあります。

先述の通り、舌小帯の形が気になってもすべてが病的なものではありません。しかしながら、うまく授乳ができない、いびき、眠りの浅さ、発音が気になる等、日常生活に支障のある場合には、切除によって改善できることがありますので、現在の問題点、今後の改善の見込み等、様々な点から検討した上で、様子をみていくか切除するかを判断することになります。

もし、毎日の生活の中で気になることがあれば、1歳の健診まで待つことなく、0歳の時期から授乳の相談ができる助産師の先生や歯科医にご相談してみることをお勧めします。

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