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歯は健康のバロメーター vol.50

〜落合先生のお口のお話し〜

1歳児はじめての歯科健診について

上の口唇と歯肉をつなぐスジ、上唇小帯について

おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

1歳歯科健診の際によく寄せられるご質問として、今回は上の口唇と歯肉をつないでいるスジ、上唇小帯(じょうしんしょうたい)についてお話しましょう。

上の口唇と上の前歯の歯肉は上唇小帯というスジでつながっています。上唇小帯は誰にでもあるもので、もちろん大人にも見られるものです。しかしながら、このスジが短かったり、スジの幅が太かったりすると、授乳の際に上の口唇が内側に巻き込まれて空気が漏れる、上の前歯の周囲に汚れがたまりやすくなる、歯磨きの際スジにブラシが当たったり上の口唇をめくると引っ張られる力が生じて痛い、ちょっと上の口唇が上に持ち上がっただけでスジが切れて痛い思いをしてしまう、上の口唇が上の前歯を過度に内側に押す力が生じる等、その結果、空気を吸い込み過ぎて授乳がうまくいかない、上の前歯が虫歯になりやすい、歯磨きを嫌がるようになる、けがの原因になる、歯並び咬み合わせの異常が生じる等の困った事態が生じてきます。

上唇小帯は赤ちゃんの時にはとても大きく目立っていても、歯肉等が成長するにしたがって、年齢が上がるとともにだんだん目立たなくなり、自然に改善して気にならなくなることが多いので、一概にすべてが病的なものではありません。しかしながら、うまく授乳ができないとか、歯磨きを受け入れてくれないとか、まだ生えて間もない前歯が虫歯になってしまっている、転んだりぶつけたりするとすぐにスジが切れて出血してしまう、歯並び咬み合わせの問題を悪化させる明らかな原因になっている等、日常生活に支障をきたすような場合には、切除が必要になることがあります。

切除手術は比較的単純な手術ですが、現在の問題点、今後の改善の見込み等、様々な点から様子をみていくか切除するかの判断をすることになります。

もし、毎日の生活の中で気になることがあれば、1歳児歯科健診の際に担当医にご相談してみて下さい。

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