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むすんで、ひらいて!! vol.83

「頭の良い・悪いの違いは幼児期の体験が影響している」

一般財団法人田中教育研究所

幼児心理カウンセラー  野田 鏡子
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心理学では、知能とは「生まれながらの能力」、学力は「学習によって身に付く知識、能力」と定義されています。そして、知性は生まれながらの能力(知能)に経験で得られた能力が加わったものであるという考え方があります。では、知性はどのように育つのでしょう。それは、幼児期におけるさまざまな遊びの体験です。

脳生理学者研究者の澤口俊之氏は、『幼児教育と脳』の中で「楽しくない、つまらないこと、ドーパミンが分泌されない状態は、知性を育てるのに有効ではない」と述べています。

子どもの学びは全て遊びからの経験によって身に付いてきます。そして、楽しくなにかに取り組むことで、ものごとに対して熱心に取り組む意欲、実践する集中力も育っていきます。

知性=

知能+経験で得た能力+意欲

知的障害と診断された子も、実はこの経験が不足していたということもあります。

私のところにも、就学時検査で知的障害の特別支援学級をすすめられ相談に来られる方が毎年いらっしゃいます。再度、個別式発達診断をしますと、発達しそびれている部分が明確に見えてきますので、障害というよりも発達しそびれているという方が正しいのではないかと思うことがよくあります。

また、幼児の場合は、その日の気分や場の雰囲気によって答えられない場合もあり、一度の検査で障害と判断するのは危険です。支援級に行った方が良いか普通級が良いかじっくり検討する必要があります。

大人にとっては簡単なことでも、発達途上の子どもにはできないことがたくさんあります。少し工夫した楽しい経験を与えてあげるよう日々の生活の中で気をつけて育てられると良いと思います。

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