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歯は健康のバロメーター vol.44

〜落合先生のお口のお話し〜

鼻づまりと口臭そして歯の着色の関係

おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

12月になってかなり寒い日が続くようになりました。暑い夏から急に寒くなり、風邪をひいて鼻がつまっているこどもが多くなる季節です。

鼻がつまっていると、特に就寝時にはどうしても口を開けて口呼吸になります。そうしないと息が苦しいからです。こうなると口の中には空気が出たり入ったりするわけですが、その状態で一晩を過ごすとどうなるかというと、口の中はカラカラに乾燥してしまいます。通常、口の中は唾液が充満していますので、いつも湿潤しています。それによって口の中の汚れやもともと住んでいる細菌などは、ある程度自然に洗い流されていくような仕組みになっていますが、乾燥してくるとサラサラの唾液も粘調になり、洗い流す機能は落ちてしまいます。その結果、どうなるかというと口の中に汚れがとどまって歯に茶渋のような着色が付着したり、舌の表面が汚れてきたり、細菌が増殖して口臭がひどくなったりすることになります。よくこどもが朝起きた時ひどい口臭がする、磨いているのに歯の着色が目立つ、というご相談を受けることがありますが、こどもの口臭や着色はたいていこの口の中の乾燥が原因です。したがってどうすればいいかというと、もちろん一番いいのは鼻づまりを治すことですが、なかなか治らないこともあります。その場合には、就寝前によく歯を磨くこと、そして保湿剤の入った歯磨き剤がありますので、これを使って磨くこと、さらにそれを舌の上にも塗布してあげること、この工夫によって乾燥しにくい口の中になり、口臭も着色も改善することが多いようです。朝起きたときの様子が気になる場合には、この保湿剤入りの歯磨き剤を使ってみることをお勧めします。

ただ、保湿剤入りの歯磨き剤にはフッ素が含まれていないことがありますので、それを使って磨いてもむし歯の予防効果が低い可能性があります。その場合には、フッ素入りの歯磨き剤で磨いた後、保湿剤入りの歯磨き剤を歯と舌の上に塗布してあげるといいでしょう。少し手間はかかりますが、朝起きた時がさわやかになると思います。試してみて下さい。

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