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くるめ-コラム

スパイスな食育vol.22

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スパイスハウス吉山/吉山武子

「継続は力なり」

 連日連夜の猛暑のなか、いつの間にか蝉の声も遠のき、八月は日本中が北京オリンピックにくぎ付けとなり歓喜の渦に包まれました。四年間の集大成が一瞬のうちに決定する様子に手に汗しながらワンシーンワンシーンに見入り興奮し、選手達の大奮闘を心から応援しました。彼らのインタビューを通して、何事にもくじけず、自分を信じ死にもの狂いで努力したであろう精神力に熱いものが込み上げました。
『感動をありがとう!お疲れさまでした』
 今年の夏はもう一つ、素敵な思い出が出来ました。夫の古希(70歳)のお祝いにと大阪の息子夫婦より博多座のチケット(小林幸子45周年特別記念ショー)が送られてきました。豪華絢爛の舞台に、劇あり、歌あり、トークショーありと大満足のひとときでした。紅白歌合戦の衣装を身にまとっての歌謡ショーは圧巻でした。千秋楽とあってか満員の客席に向かい、『45年間好きな歌を謡えて幸せでした。応援してくださった皆様お一人お一人に心から感謝します』と述べられた心意気に感じ入り余韻を残しながら会場をあとにしました。

Let’s cooking
マッシュルームとにんにく(アホ)の
ハーブスープ

〈材 料〉
1.グレープシード又はオリーブオイル・大さじ3、にんにく3片、唐辛子(へた付き)2~3本
2.玉葱(中)1個(粗みじん切り)、クミンパウダー小さじ1/2、海塩小1
3.マッシュルーム1パック(水洗いはせず、石づきを取り縦切り又は四等分)
4.スープ5カップ(ブイヨンキューブ 1~1.5個)、香草野菜(タイム・ベイリーフ)
5.吉山式カレー粉(風味づけ) 大さじ1~1.5、マージョラム少々
〈作り方〉
〈1〉スープ鍋に1を入れ火をつ けて、にんにくをきつね色 に炒め唐辛子を発色させる。
〈2〉玉葱を炒め透明になったら、 海塩とクミンパウダーを 足す。3を入れ軽く全体 を混ぜ合わせ4を入れる。 あくを取り5を入れ、塩・ こしょうで味を整える。
〈問い合わせ〉
スパイス・ハウス 吉山
TEL0942・34・4327

口臭のおはなし~自臭症について~

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~自臭症について~

竹上歯科医院
口臭カウンセラー・看護師 竹上美紀 先生

口臭には、歯周病や放置した虫歯から起こる歯科的口臭、起床時などに起こる生理的口臭があります。そして、口臭で悩んでいる人たちに多いと言われる「自臭症」という症状。この症状は年々増えてきて深刻な問題となっています。前回に引き続き、田主丸町にある「竹上歯科医院」の口臭カウンセラーで看護師の竹上美紀先生に、自臭症についてお話を伺いました。

–「自臭症」とはどういった症状なのですか?
 口臭の発生源である虫歯もなく歯科的要因がないのに自分の臭いが気になって仕方がなかったり、常に臭っていると感じる、臭っていないのに口臭を気にして思い悩んでしまう症状のことです。
 自臭症の患者さんの多くは、思春期の時期など過去に周りから「口が臭う」と言われたり、周りに口臭が気になる人がいたなど昔の経験から精神的な悩みに発展していきます。誰にでも口臭が強くなる時はあります。生理的口臭と言って、起床時や空腹時、緊張、ストレス、口を長時間つむっていた時などの誰にでも経験がある一時的に口臭が強いことを、常に自分だけ臭っていると感じてしまうのです。口臭に対して神経質になり、会話中、相手が鼻に手を当てる、横を向くといった動作や行動が自分の口臭のせいだと思いこんでしまいます。発展すると、人とコミュニケーションがとれなくなったり、外に出られなくなったりと社会生活に支障をきたす場合もあります。

–どういった治療が行われるのですか?
 自臭症は精神的な悩みなので、しっかりカウンセリングをして心のケアをします。口臭がないことを確認しながら、自信を取り戻してもらいます。患者さんの不安がなくなるのがゴールなんです。
 受診では、患者さんの生活習慣を調べ一週間の調査表を作ります。朝から晩まで食べたものを調べ、いつどんな臭いがしたかを詳しく記録します。それに合わせてアドバイスをしながら、自覚的に口臭を防ぐ工夫ができます。
 自臭症でお悩みの方、一人で悩まないで専門医院に気軽に相談下さい。人にはなかなか言えないデリケートな部分だからこそ、一人で悩んではいけませんよ。
取材協力/竹上歯科医院
TEL 0943-74-1181

筑後の創り人特集 part1

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筑後はモノづくりの風土が息づく土地柄。

久留米絣、酒づくりは200年から300年の伝統を持っている。その中で若手後継者達が今、試行錯誤をくり返しながら現代に受け入れられるモノづくりに励んでいる。蔵元、織元と呼ばれる彼らの現状、そして今後の取り組みについて
お互いに語ってもらった。

お酒と絣の現状
「まずは実際に、見て触って感じて体感して欲しい」
野村(周) 絣のほうの取り組みのひとつに国の支援をうけ『ジャパンブランド』事業をしています。メンバーはここにいる4人です。活動は20代、30代の若い世代にも興味を持ってもらうために「久留米絣とはどういうものか」ということを小冊子を作って配ったり、また東京や横浜などのデザイナーさんとコラボレーションして若い人も着られるようなデザインで洋服をつくってもらってネットなどで販売する活動にも参加しています。まずは久留米絣をひろめていきたいのです。「久留米絣って何?」って言われた時に誰かが着ていないと説明できない。だから今日のような時も皆絣を着ています。絣は冬は暖かく夏になるとものすごく肌触りがよくて涼しくて気持ちよいものだということをもっとPRしていきたいし、皆さんにも体感して欲しいのです。
森永 お酒は中途半端に悪いイメージがあるところがあります。例えば日本酒を飲むと悪酔いするとか…、マイナスをゼロにするところからのスタートでした。
丸山 絣もそうです。ちょっとお洒落な絣の服を着ていても「どうせもんぺでしょ?!」と言われるんですよね(笑)
津留 でも逆に若い子とかに昔ながらの絣生地を見せると「かわいい!」と言ってくれたりします。
森永 僕は出張に行く時には久留米絣をお土産にすることがあります。ただ久留米絣の説明ができない(笑)。地元の伝統的文化ということしか出てこないんです。僕らがお酒のことを分かって欲しいなと思うと同じように、地元の文化も勉強していかないといけないとつくづく思いますよね。
林田 昔は卸した業者がやってくれていたことを業界自体が小さくなっていて、織元も蔵元も自分達でつくったものを自分達でケアしていかないといけない気がするよね。
森永 もしかしたら絣も同じようなことがいえるのかもしれないけど、お酒で言えば世の中の20歳以上のかたが全員がおいしいお酒の存在を知っていて『今の状態』ならお手上げなんです。でもイメージと偏見と先入観があって、もともとお酒はイヤだというところからはいっているから口にしようともしないだけなんです。だからちゃんと伝えていかなければいけないのです。
どう変えるか どう変わるか
「作っている自分達がその良さや価値を理解し伝えていく」
野村(周) 衣・食・住と最初に衣はきますけど、実は洋服っていうのは一番最後に後回しにされている気がするのです。絣は半袖で2万円以下、長袖で3万円くらいします。この値段にかなり驚かれたりします。
林田 でも2万円って聞いて「たった2万円なんだ!」っていう風になっていないことがまずいんじゃない?作ってる自分達がその良さや価値を本当に知って、皆に伝えていけばいいんじゃないかな。久留米絣じゃなきゃいけない理由を伝えていく必要があると思う。僕は業界が違うけど久留米絣のことだけを言っているのではなく自分達のことを言っている部分もあるんだけど、お客様が久留米絣を知らないからではなく、作っている自分達のほうが久留米絣の良さを知らないという部分があるのかもしれない。だから表現できない。知ってたらその価値を表現できると思うのです。
井上 良い物って分かれば1万、2万の値段でも安いと思われるのではないでしょうか。値段じゃないですよ。
林田 「うまい!」と言わせるのはうまいものつくってるんだからそんなに難しいことじゃないのかもしれない、それより「うまい!」と思わせるのが大事だと思っています。そしてそこには、実はちゃんと物語があって「へ~そういう人が、そんな思いでつくっているんだ!」ということを知ることで「美味しい!」と思わざるを得ないくらいになっちゃうよね。
井上 着物とか日本酒とかは晴れの日にしか飲まないってかたが多いですよね。例えば日本酒が低迷しているなかでも各県にはものすごく売れている銘柄があるんですが、久留米絣のメーカーさんで飛び抜けて売れているというメーカーはあるんですか?
野村 どこも生産能力が決まっていますから飛び抜けてというのはないのです。
森永 皆さんの場合は自分達の名前を商品にして売られているわけではないんですね?
野村(周) そうです。織元のなかでも自分のところでデザインして自分のタグを付けて売っている、つまり売る力があるところはそこから付加価値がついて伸びていきますが、久留米絣はかなり難しいところがあるんです。昔は反物さえつくっていれば問屋さんに買いにきてもらっていた時代が長かったんです。とにかく作ればいいという感覚がまだ自分達のなかにもあるのかもしれません。
森永 例えば、丸山さんは自分で服もつくられていますよね。丸山ブランド的なものをつくりあげたいと思われているのですか?
丸山 そうですね。問屋さんが作っている洋服と僕がつくっている洋服とは全くちがうのです。こんなに細いの誰が着るの?っていうものもありますし、オーダーだから個人の体型にあわせて作ったりもできます。だから僕は逆に問屋さんがこのデザインで作って!というような関係をつくりたいですね。

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産直やくらし 

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靏久ちづ子

 猛暑続きで暑い毎日ですが、8月7日が立秋で、ここまでに日頃ご無沙汰している方々に(暑中見舞い)を、立秋過ぎたら(残暑見舞い)と書きましょう。
 この時代だからこそ、手紙やハガキは想いのこもったコミュニケーションになります。一言でもいいから、文字から伝わる言葉は書いた方の気持ちを汲む事が出来ます。「日本でいちばん短い手紙」という催しの中で《お母さん》という一言が大賞になりました。何気なく日頃使っている呼び名。改めて口にすると母への思いが浮かんできます。今、五人に一人が60歳以上になって未来を背負う子供たちに便利さのツケをまわしています。それはお金では解決出来ないたくさんの事…人と人とのつながり=コミュニケーション。ごちそうさま、ありがとうの一言が言える家族の環境づくりはお互いに日々努力しないといけません。朝の挨拶も然り。全て一言でよいのです、飾りは要りません。
 暑さも一時です。体調を整えるのも自分の言葉で出来ます。爽やかな言葉の風を通しましょう。大事な夏休みです。

~ラーメン王逝く~ vol110

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by ラーメン屋のHK

去る十一月十三日、ラーメン王こと武内伸さんが逝去されました。享年四十七歳。肝硬変による早すぎる永眠でした。武内さんは平成四年のTVチャンピオンラーメン王選手権で優勝し、これを機に、それまで勤めていた建設会社から、新横浜ラーメン博物館広報担当へ転職。やがて独立し、ラーメン総合研究所を設立。その間ラーメンに関する著書を多数執筆(中にはマンガ本原作もあり、我が大砲ラーメンの物語もあります)、さらにテレビや雑誌のレギュラーも多く抱えており、ラーメンを『ブーム』から『文化』の水準にまで引き上げた功労者のひとりであります。武内さんのラーメンに関する知識と情熱は、ラーメンフリークのみならず、多くのラーメン店主からも一目置かれている、まさに本物の『ラーメン人間』でした。
 僕がその訃報に接したのは、武内さんと最も親密なラーメン店主・支那そばやの佐野実さんからの電話でした。「タケちゃん死んじゃったよ…」あの『ラーメンの鬼』といわれる佐野さんは声を詰まらせていました。その後も続けて何人もの関東のラーメン店主たちから僕のところへ訃報の連絡が入りました。『雷文』の女将・宇都宮さんは受話器の向こうで号泣していました。
 武内さんはラーメン研究家という『食べる側』の人でありながら、ラーメン店主という『作る側』の人々から本当に愛された人でした。今でも僕は、武内さんとラーメン談義をやったり、飲み歩いたりしたことが昨日のことのように感じます。酔っぱらってイキナリ夜の歩道に柔道の『受け身』をやり、腕時計を壊した武内さん。テレビ取材で柳川に行ったとき、汲み取り便所に財布を落とし、汚れたお札を川で洗って干していた武内さん。別の取材では財布を完全に失い、佐野さんに「パパ~パパ~」と言いながら、お小遣いをねだっていた武内さん…。とても人間味溢れる人でした。そんな武内さんには多くの名言があります。その中で僕が最も印象に残った言葉が、「ラーメンは鶏ガラ豚ガラ人柄」。単なるシャレを超えた深みある名句です。
 相模原の通夜会場の外には『ちゃぶ屋』の森住さんによってテントの仮説の厨房が作られ、森住さんと共に佐野さんや宇都宮さんたちが参列者に『ラーメンの炊き出し』を配り、武内さんの棺の中には、花ではなく『麺』が敷き詰められました。そして親族代表の挨拶でこのような言葉がありました。「伸は、人の十倍酒を飲んで、人の百倍ラーメンを食べて、逝きました」と。生涯で五千数百杯のラーメンを食べ尽くした武内さんの戒名は『麺伸』。まさに世界初の『ラーメン葬』でした。
 お骨を拾いながら佐野さんが一言。「タケちゃん、喜んでるよな…」
 ラーメン界にひとつ、大きな穴が空いてしまいました。
 武内伸さんのご冥福をお祈りいたします。(2008年8月)

◆バックナンバー◆
http://www.taiho.net/konjyaku_new.htm

【B-1グランプリへの道(その6)】全国から24のうまかもんがくるばい!

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久留米やきとり学会 会長 豆津橋 渡
e-mail  gakkai@kurume-yakitori.com
HP  www.kurume-yakitori.com

 「第3回ご当地グルメの祭典!B 1グランプリin久留米」の出店者が決まりました!
 北から順に 富良野オムカレー/青森生姜味噌おでん/黒石つゆやきそば/八戸せんべい汁/あいがけ神代カレー/横手やきそば/上州太田焼そば/行田ゼリーフライ/厚木シロコロ・ホルモン/おつけだんご/富士宮やきそば/すその水ギョーザ/静岡おでん/袋井宿たまごふわふわ/浜松餃子/駒ヶ根ソースかつ丼/奥美濃カレー/各務ヶ原キムチ鍋/浜焼き鯖バラチラシ寿司/高砂にくてん/姫路おでん/鳥取とうふちくわ/小倉発祥焼うどん/久留米やきとり の全24地域のご当地グルメがやってきます。
 「行田ゼリーフライ」や「鳥取とうふちくわ」などは、このコラムで紹介させていただきましたが、「黒石のつゆやきそば」ってなんだかわかりますか?これはソース焼きそばにラーメンのスープをかけていただく、というものだそうです。さすがの私もまた食べたことがありません。個人的にはものすごく楽しみにしています。このB 1グランプリは 両替町公園(市役所横)、三本松公園、東町公園と3会場に分かれて開催されます。
 そして、六角堂広場で開催されるのは「久留米食の祭典」。とんこつラーメン、筑後うどん、やきとり、地酒などが出店し、久留米が誇る自慢のご当地グルメ全国に発信します。
 また、商店街を中心とする街なかでは、協賛セールや街なか探検掲示板を設置したり、普段は夜しかやっていないお店にお昼から営業してもらう、などのワクワク楽しい計画が進んでいます。西鉄久留米駅東口でもイベントを企画中です。
 11月1日(土)2日(日)は、久留米の街なかが「食」で満載になる二日間。これからいろいろ準備を始めます。B-1グランプリin久留米を応援していただくボランティアスタッフを募集しています。興味のある方は、e-mailでご連絡ください。また、ホームページも開設しています。こちらもごらんください。

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HP http://b-1kurume.com
e-mail info@b-1kurume.com

第四十席 ~今年は名称を『圓朝まつり』にもどしました~

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松田一成

噺家初の御前落語は怪しいが、明治28年、元将軍徳川慶喜の前で口演したとの新発見がうれしい落語中興の祖『三遊亭圓朝』。その圓朝を祀る谷中『全生庵』にて今年も8月10日『圓朝まつり』が開催されます。圓朝忌という噺家のための行事を、平成14年より法要と併せて落語ファン感謝祭的な催しへと変身、年々その規模は大きくなり、たいして広くもない坂になった境内に、毎年3000人以上の落語ファンが集まります。昨年は柳亭市馬歌謡ショーでフィナーレを迎えた『圓朝まつり』ですが、今年も内容は盛りだくさん。座禅堂での奉納落語会は第一部を、こみち、茜、歌る多の女流芸人による『女たちの圓朝まつり』。第二部は圓朝を継ぐのか?『春風亭小朝一門会』の豪華2本だて。と、これだけが有料、あとは全部ただ。主催の落語協会さんからの案内にはまず、最初にこう書いてあります。「場内での写真撮影・サインの依頼などお気軽に芸人に声をおかけ下さい。」嬉しいじゃありませんか、肖像権、プライバシーなど声高に叫ばれる昨今、ここに来れば大好きな芸人さん(笑)を遠巻きに眺めるだけでなく、サインやあわよくばツーショットまで(笑)。恥ずかしそうにしたおじさんが、勇気をだして憧れのおじさんに会いに行く、なんとなくメルヘンの世界。日本中さがしても、この日、ここだけでしょうな(笑)。さておき、お目当て芸人屋台ですが、出店30件以上、八代目正蔵直伝『林家の牛飯』の食べ物屋台から、にせ辰レアグッズまで(別な屋台ですが、なんと志ん朝師の着物でこさえた扇子入れまで出品!)と書いてるアタシが一番興奮している模様(笑)、お馴染み才賀師率いる統幕芸激隊は、なんと現役自衛官の協力を仰ぎ、「自衛官募集事務所」も開設。『防衛笑』に格上げとなりました。ああ、8月10日が待ち遠しい!

〈追伸〉
8月30日『第28回オトナ寄席 立川生志』
琥珀亭ホームページ
http://www.kumin.ne.jp/cofacoo/
もしくは電話0942・38・0570(琥珀亭)まで!

魅力に気づこう!自慢しよう!久留米の街

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 福岡から久留米に来て七年。「みんなの笑顔が見たいから」と、街の活性化に向けて仲間達といろんなことに挑戦している平川武さん。
 「久留米の人は最初はあまりよそ者を歓迎しません。ところが逆に一度仲良くなると、せからしいぐらい世話してくれて人情味があります。どんどんその繋がりが広がって……人と人との繋がりがおもしろい。久留米の魅力は人です」
 住み始めの頃、飲みに行くにもわざわざ福岡に帰る程、久留米は何もない街と感じていた平川さん。今では久留米の『人』に惹かれ、また『食』に惹かれる熱い久留米人だ。

当たり前の中に埋もれた豊かな食文化

 「久留米はおいしい店が多いんです。チェーン店が多い福岡と違って、個性のある個人の店が多くておもしろい。まずい店がないんです。しかも、ラーメンや焼き鳥など日常普通に食べるものがおいしい。食材も新鮮な野菜、地鶏、馬刺し、酒……住んでいる人は意外と知らないかもしれないけれどいいものがいっぱいあるんです。それらの農業、商業、工業を繋げて一緒に何かやっていけたらと考えています」
 久留米の食に魅力を感じ、『スローフード協会筑後平野』に所属。自身でも昨年に居酒屋『笑喜家たけし』をオープンさせた。
 「久留米は生産者が身近にいるし、酒蔵もたくさんある。スローフードの会を通して生産者の思い、作るこだわりや愛情を直接聞くことができました。これを伝えていけたらと思います。生産者の思いを知ると料理する側の気持ちも違うはず。こうして作り手の考えに触れることができるのも久留米のおもしろさでもありますね」
 十月には福岡県主催の『筑後スローフードフェスタ』、十一月にはB級ご当地グルメの祭典『B―1グランプリ』が開催される。それに向けても活躍中。さらに、来月に開催される第六回目『久留米焼きとり日本一フェスタ』にも『久留米焼き鳥日本一の会』の一人として参加。今年は二度目となる。
 「昨年は店をオープンしたばかりで慣れなくて相当しんどかったですが、そこでできた縁もあるし良い経験になりました。皆でチャレンジするから楽しいんです。今年も出ます!新しい気づきもあるでしょう。焼き鳥は久留米の文化。町を支えてきた元気の源。普段からこんなおいしいものを食べられる久留米の人は幸せなんです。イベントを通して、やっぱり久留米は焼き鳥がいいよねと思ってもらえたらいい。当たり前になっている事をあらためて気づいてもらいたい」
 当たり前になってしまって気づかない魅力、それはたくさんあると平川さんは話す。
 「普段身近にあるおいしい物は、久留米の人は生活の一部になって気づいていない。久留米の自然の豊かさ、筑後川もそうなんです。私はよそから来たので気づくのかもしれません。『こんないいものもあるよ』と、どんどん発信していきたいと思います」

街への自信や誇りが人を元気にする

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九酔峡温泉「二匹の鬼」の巻-その107

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極楽温泉伝道師 湯元 三介 

皆さんお元気ですか?毎日暑い日が続きますが、熱中症などには注意して下さい。こまめに給水、十分な栄養と休養を心がけて下さい。「お~い!湯元君、暑っかね、がばい暑かね!」その言葉と体型を見てるだけで暑さが10℃ぐらい上がりますよ。『リーン・リーン!』もしもし湯元ですが、エッ!優勝!やった!「どげんしたつね?」子どもが日吉山王という野球チームなんですが、ジュニアリーグで優勝したんですよ。「そりゃよかった。お祝いにどっか涼しい所に行って、温泉に入るばい!」なんか特別接点もない感じですが、行きましょう。
 今回は、夏なので、どこか涼しい所へ行きましょう。九酔峡の「二匹の鬼」です。「なんかえすかごたる名前ばい」
大丈夫ですよ。あなたを見たら鬼の方が逃げていきますよ。
『あ~貧乏神が来た~!』と言ってね。「なんちやぁ!」さあ着きました。九酔峡の桂茶屋からちょっと登った所にありますからすぐ分かりますよ。「この辺は涼しかの、木も多かし」さあ!フロントで200円払って、露天風呂へ行きましょう。「かやぶき屋根の民芸風のよか建物じゃんの、お湯も茶色ばい、それにこの景色、最高ばい、気持ちよかー!」いいですね、それに、隣の女湯と湯舟が繋がってるんですよ。「ほ、ほんなこつね、こっちばいの、ちょっと行って見てこよっと」
『キャースケベ!』だから言わないこっちゃない、この人は、永遠に独身でしょうね。「なんかゆうた?…水かけられたばい」そうでしょう、知らない人が見たら熊が出たかと思いますよ。近くに日本一の高さと長さを誇る九重夢大吊橋が出来ていますので、立ち寄ってみて下さい。

〈その67〉「おさるのジョージ」を知っていますか?

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おはなし 田原和子さん(久留米子どもの本を読む会・代表)

 『おさるのジョージ』には、幼い時期に出会っている人が、多いのではないでしょうか。ある時期の国語の教科書にも採り上げられていたようですから。また、文字数は比較的多いけれど、子どもの好奇心や心の動きをとらえたお話の展開、ユーモラスで動きのある絵の面白さにつられて、4・5歳の子どもたちから、充分楽しめる絵本になっているようですから。
 1989年生まれのハンスと、1906年生まれのマーガレットは、ドイツ生まれのユダヤ人。二つの世界大戦を体験した波乱の人生は、2006年、岩波書店から出版された『戦争をくぐりぬけた おさるのジョージ』(ルイーズ・ボーデン:文)に詳しい。明るくて大らかな子ども観、いかにもアメリカ的な絵本との先入観でみていたのが恥ずかしい。 初めての絵本の出版は、苦労して辿り着いたアメリカだったようですが『おさるのジョージ』などのお話の原型は、若い時仕事で滞在していたブラジルの頃から書きためられたものらしい。
 原画版など、ちょっと高価で、買うには戸惑いそうな気がするのですが、図書館などで借りてみてください。そして大好きな本になりそうだったら、奮発して買えるときに手に入れておく方が賢いかもしれません。

H・A・レイとマーガレット・レイの絵本
『ひとまねこざる』(岩波書店)H・A・レイ:文・絵
『じてんしゃにのるひとまねこざる』(岩波書店)H・A・レイ:文・絵
『じぶんでひらく絵本-4冊セット』(文化出版局)H・A・レイ:文・絵
『おさるのジョージびょういんへいく』(岩波書店)マーガレット・レイ:文
『どうながのプレッツェル』(福音館書店)マーグレット・E・レイ:文
『ポケットのないカンガルー』(偕成社)エミイ・ペイン:文
『いぬおことわり』(偕成社)マーガレット・ワイズ・ブラウン:文
『ペンギンくん,せかいをまわる』(岩波書店)マーガレット・レイ:文
『おかえりなさいスポッティ』(文化出版局)マーグレット・E・レイ:文
『星座を見つけよう 科学の本』(福音館書店)H・A・レイ:文・絵
『ひとまねこざるときいろいぼうし オリジナル原画版』(岩波書店)H・A・レイ:作tanosiihon.jpg

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