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畜産の現場から第12話 「命を育む、心を育む ~次の世代へ」

南筑ファーム「久留米さざなみどり」   古賀 宣彦

 夏祭りで賑う8月、3歳の娘が1匹の金魚を持ち帰ってきた。もちろん、魚を飼うことの大変さなど分かるわけもなく、金魚掬いがしたくて、可愛くて、母親にねだったようだ。
tikusan.jpg まだ自分が小さい頃の話。親の仕事の手伝いで、ヒヨコがたくさんいる中、処分される欠陥ヒヨコを持ち帰ったことがあった。バレるなり、父親から叱られた。だから隠しながら世話をした。
 日に日に大きくなって、隠し通せなくなり、父親に懇願し、全て責任をもって飼うことを条件に鶏が一生を全うするまで数年間世話をした。死が近くなる頃、ほとんど動けないはずの鶏が、ゆっくりと私の膝元に座って息を引き取ったことは今でも忘れることはできない。
 金魚を目の前にしたとき、娘と一緒に金魚の命を最後まで預かる約束をした。水槽を一緒に買って、快適に過ごせるよう金魚の家を準備した。毎日、金魚と話す娘の姿がたまらなく楽しみである。
 父親も同じ心境だったかもしれない。

※養鶏業界では、疾病等の関係上、鶏を衛生措置のある定められた場所以外で飼育することは禁じられています。当時、必要な衛生措置をとり飼育されていたようです。

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