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大腸・肛門の病~便秘について~

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大腸・肛門の病
~便秘について~

特定医療法人社団高野会
くるめ病院
院長 荒木靖三 先生(あらき・やすみ)

 秋は季候もよく、過ごしやすい季節。さぞ食も進んでいることでしょう。しかし一つ、気をつけて欲しいことがあります。それは便秘!「たかが便秘」と放っておくと大変なことになります。今回から『大腸肛門病センターくるめ病院』の荒木院長先生にシリーズでお話を伺います。

—-どのような症状を「便秘」と言うのですか?
 便秘には様々なタイプがあります。排便を我慢することで直腸の便が硬くなり排泄が困難になる「左側結腸型便秘」、便意はあるが、なかなか便が出ない「直腸性便秘」、神経質で排便前に左下腹部が痛み、コロコロ便が出る「過敏性腸症候群」、大腸の運動能力が低下する「弛緩性便秘」、というように患者さんによって様々な症状があります。
 便秘は女性に多く見られ、当院にはたくさんの方が治療や相談に来られます。

—-どういった治療が行われるのですか?
 便秘の治療は食生活の改善から始まりますが、まずは便秘のタイプを見極める簡単な検査を行います。マーカーカプセルというものを三日間、一個ずつ飲み、四日目に三日分のマーカーが腸内のどの位置にあるかレントゲン撮影。それにより、患者さんがどのようなタイプの便秘で悩んでおられるかを調べることができます。
 あまり知られていませんが意外に多いのが「直腸性便秘」で、大腸の運動能力には問題がなくても肛門の機能障害(息んでも肛門括約筋が緩まないなど)によって排泄が困難になる場合があります。当院では肛門を緩めるコツを訓練するバイオフィードバック(生体自己制御)療法に取り組んでいます。直径五ミリほどの管状センサーを挿入し、心電図のようなモニターグラフを見ながらお尻をぎゅっと締めたり排便するように息んだりします。お尻の筋肉の動かし方の感覚をつかんでもらうのがこの療法です。50ccの空気や水を入れた風船を便に見立てて出す訓練もあります。患者さんによって治療期間は異なりますが、バイオフィードバックで快便生活を取り戻せる方は非常に多いです。
 当院では、女性医師と女性スタッフで構成された女性のための専門外来を開設しています。思春期から高齢の女性まで気軽に相談できる環境を整えておりますので、お気軽にご相談ください。

取材協力/くるめ病院
TEL 0942・43・5757

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