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「やきとりわいん」誕生物語 -第6話-

株式会社 巨峰ワイン
代表取締役社長 林田 浩暢

 歴史上かってない惨状が日本各地を覆っています。刻々と報道される被災地の姿を見るにつれ、あまりの痛ましさに言葉もありません。被災地の皆さんには一刻も早く立ち直って欲しいと願うばかりです。「やきとりわいん」の林田です。
 3月19日から2日間、田主丸町では「たのしまる春祭り二〇一一」を開催しました。これは巨峰ワイナリー・若竹屋酒造場・紅乙女・若竹醤油の町内四蔵が蔵開きを開催する春のイベントです。3月11日の地震発生以来、各地のイベントは開催を自粛されていました。そこで私たちもこの企画開催についての検討を行いました。既に同じ日程で開催される予定だった「第5回全国やきとリンピックin久留米」は延期を決定していました。我々も自粛をすべきかどうか…。
 私たちが出した結論は、開催しよう!でした。それは、私たちが今できることは何か?を考えた結果でした。現段階での物資援助を考えるならば義援金を送る事、また長い目で考えるならば東日本を含めた復興には西日本がそれを支える経済活動をしっかりする事。この2点を基に、イベントを開催することで義援金を募り、売上の一部も含めて社会福祉協議会等を通じ寄付する事が今できることだと考えたのです。そして震災復興の支えとなれるよう私たち自身が元気を失わない事も大切なのだと考えました。
 お蔭さまでご来場のお客様にはご理解を頂き、義援金も若竹屋酒造場では15万円を超えるなど多くの善意とご支援を頂きました。全ての会場の義援金合計は原稿を書いている時点では集計できていませんが、数十万円になると思われます。募金箱にそっとお金を入れられる皆様の手を思うと万感胸に迫り目頭が熱くなります。心から感謝申し上げます。
 私が今回の天災を前に思い浮かんだ言葉は「天命を安んじて人事を尽くす」でした。「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますが、そこにはまず自力で何とかしようという考えがあると思います。しかし、人の力ではどうにもならない事が世の中にはある。為す術もなく自然の猛威に蹂躙された私たち。それでも希望を失わずに懸命に復興を目指す、その源泉となる力はどこから生まれくるのでしょうか。私は他者の善意・励まし・思いやり、そんな目に見えないものが大きな力として働いているように思うのです。そんな他者の扶けを信ずればこそ、人事を尽くす勇気と力も湧いてくるものかもしれません。
 被災された多くの命に深く哀悼すると共に、今日一日を改めて感謝して過ごしたいと思います。

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