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Vol.21「家づくりの信頼って?」

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A 来年の10月から新築住宅を対象に、「住宅瑕疵担保履行法」という法律が施行されるとやけど知っとるね?
B ん、ん、ん何と読むとね?

A 「じゅうたくかしたんぽりこうほう」たい。簡単に説明すると、「新築住宅を建てた場合10年間は無料補修するので、その分の資力として建て主から保険料を徴収しますよ」という事げな。

B ふーん。10年間無料補修してくれるならよかやん。
A 「うん、よかよか。」といってしまいそうやけど、必ず加入せんといかんという点がチョット疑問かな?
~木造の戸建住宅の場合、対象となる部分は、「基礎・土台・柱・梁・小屋組・筋交い・屋根下地版(瓦等屋根仕上げ材は、含まない)・床版(フローリング等仕上げ材は、含まない)」で、この部材が変形した場合に無料補修を行う~
A 普通この部分は、10年くらいでは、変形せんやろ。変形するとすれば完全に工務店に瑕疵(欠陥)があるはずやけん、そんな時の保険やろね。
 さらにこんな事も書いとるばい。「屋根からの雨水の浸入・外壁・開口部からの雨水の浸入に対する無料補修」
B これは、なかなかよかごたるね。
A んっ!チョット待った!!保険金が支払えない事項にこう書いてある。「洪水、台風、暴風、暴風雨・・、豪雨」の場合は対象外。ということは、台風の時に雨漏りした場合は、各家庭で掛けている「火災保険」で対応する…って事が前提やね。
 新築した家により安心感がほしい人は加入すべきやけど、全ての新築住宅に適用するのは、いかがなものかと。より強い住宅を造る為にお金をかけ、設計者あるいは工務店と慎重に「家づくり」をするわけだから、基本的な瑕疵に対して保証するような制度は、逆に建物の品質を落とすんじゃないやか。性能保証といわれる家の品質証明みたいなのも大事やけど、所詮書面での事。昔ながらの信頼という保証を復活させたいもんやね。

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「住まいば考えよっ隊」
一級建築士  新谷秀生

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