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たのしい本のせかいvol.78 ドン・フリーマンの豊かな子ども世界

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久留米子どもの本を読む会 代表  田原 和子

 『くまのコールテンくん』や『くれよんのはなし』は、子どもの頃どこかで、多くの人が出会っているのではないでしょうか。これらの絵本の作者、ドン・フリーマンは、1908年、米国はカリフォルニアの生まれ。高校卒業後に移り住んだニューヨークで、独学で身につけた、トランぺット奏者の仕事をしながら、美術の勉強を続けたとのこと。
 絵本を手がけたのは、夫人のリディアとの共著、『機関車シュッポと青いしんがり貨車』『オペラハウスのなかまたち』などかららしく、地下鉄でトランペットを失くしたのが、絵の仕事に専念するきっかけだったらしい。
 どの絵本にも流れる、ゆったりとした時間。子どもらしい発想や、あくことの無い好奇心をしっかりと捉えた、この人の絵本の数々を観ていると、子どもが子どもらしく居られたこの時空を、古いと片付けてしまわずに、そのまま、子どもたちに取り戻してやりたいと思ってしまうのです。
 生誕100年を記念してか、この何年かに、新しく訳出された絵本も有って、楽しく読み直せるのが嬉しい。ダイナミックで、刺激的な絵の本も魅力的だけど、地味で静かな絵本の中にも、しっかり親子の心を結び付けてくれる、何か目に見えぬ効用を持ったものがあるようです。

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『くまのコ-ルテンくん』(偕成社)
 松岡享子:訳
『くまのビーディくん』(偕成社)
 松岡享子:訳
『とんでとんでサンフランシスコ』(BL出版)
 山下明生:訳
『クレヨンのはなし』(ほるぷ出版)
 西園寺祥子:訳
『野はらの音楽家マヌエロ』(あすなろ書房)
 みはら いずみ:訳
『子リスのアール』(BL出版)
 山下明生:訳
『しずかに!ここはどうぶつのとしょかんです!』
(BL出版) なかがわちひろ:訳
『みつけたぞぼくのにじ』(岩波書店)
 大岡 信:訳
『門ばんネズミのノーマン』(BL出版)
 山下明生:訳
『ダッシュだ、フラッシュ』(BL出版)
なかがわちひろ:訳

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