Home > むすんで、ひらいて!! > むすんで、ひらいて!! vol.76

むすんで、ひらいて!! vol.76

「自己コントロール力」202009-wakaba.jpg

一般財団法人田中教育研究所

幼児心理カウンセラー  野田 鏡子

自己コントロール力とは、自分の欲求や希望を我慢する能力です。自分の好きなように行動する、出歩く、不注意、多動児などと言われている子どもも大変多くなっています。

ダニエル・コールマン著・土屋京子訳の『EQ-こころの知能指数』の本には、次のような実験研究が紹介されています。

4歳の子どもの前に、2つのマシュマロを置いて、「先生はこの部屋を少しの間出ていきます。先生が戻ってくるまで我慢して食べないでいたら、2つとも食べていいですよ。先生が外に出ている間に、マシュマロがどうしても食べたくて、我慢できなかったら、1つだけ食べてよいですよ。ただし、1つ食べてしまったら、先生が部屋に戻ってきた時には、残りの1つは取り上げますよ。」という実験でした。

4歳の子どもはこれだけの指示内容を理解できます。この研究は、マシュマロを1つだが食べてしまった子と我慢して食べないでいた子をグループ分けして、高校を卒業するまで調査したそうです。

結果、我慢して食べなかった子は、高い社会性や対人能力、難局に対処できる力を身につけ、少々のストレスで破綻したり、行き詰ったり、後退しなかった。

逆に、我慢できずに食べてしまった子たちには、そのような長所がそれほど認められず、強情な反面、優柔不断であったり小さな挫折にも動揺もみせたり、対人関係を避けようとする姿勢なども目立ったそうです。また、学力にも差が生じたともいいます。

4歳の子の性格が、その後の情緒、社会性さらに学力にも差をもたらしていました。「いけないことはいけない」としっかり教え、我慢する事、ルールに従うことを教育することは子どものためです。自己コントロール力を育て、幼児期から人格形成を大切にして下さい。

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://kurumestyle.com/wp/wp-trackback.php?p=2058
Listed below are links to weblogs that reference
むすんで、ひらいて!! vol.76 from くるめ-コラム

Home > むすんで、ひらいて!! > むすんで、ひらいて!! vol.76

Search
Feeds
Meta

Return to page top