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歯は健康のバロメーター vol.41

〜落合先生のお口のお話し〜

5~6歳のこども、むし歯はないのに奥歯が痛い!

それは歯冠周囲炎

おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

歯科健診でむし歯はない、といわれたばかりなのに、急に奥歯が痛い!といい始めることがあります。それは健診では見つからなかった歯と歯の間の虫歯であることもありますし、また口内炎であることもありますが、5~6歳のこどもには、6歳臼歯が生えてくるときに生じる歯肉の痛みのことがあります。これを歯冠周囲炎(しかんしゅういえん)といいます。 原因は奥歯が萌出してくる際、歯の一部が見えているけれども歯の大部分を歯肉が覆っている状態がしばらく続きます。その間、歯と歯肉の間にポケットのような隙間ができてそこに汚れがたまったり、咬み合う歯(下の歯であれば上の歯)が歯を覆っている歯肉に当たって腫れたり、あるいは奥歯が手前の歯を押しながら萌出してきたり、そんな刺激が痛みの原因となります。

奥歯が完全に萌出してしまえば自然に痛みや腫れはなおります。したがって、症状が軽い場合にはそのまま様子をみていても大丈夫ですが、奥歯は結構長い時間をかけて生えてくるので、痛みや腫れがだんだんひどくなってくることもあります。

このような場合には、まずは歯科医院を受診しましょう。そして奥歯と歯肉の間に入り込んでいる汚れを洗浄して除去し、抗生剤や鎮痛剤を内服することによって症状は軽減します。それでも改善がない場合には、歯を覆っている歯肉を切除する治療もありますが、こどもの歯冠周囲炎の場合には、ほとんどの場合は洗浄や内服で改善するので、おかしいな、と思ったら早めに受診してみて下さい。

そして、夜中などに激しい痛みが生じてしまった場合、その時には冷たい水で何度も何度も勢いよくブクブクうがいをしてみて下さい。それによって歯と歯肉のあいだに入り込んだ汚れが除去できたり、歯肉の腫れをある程度軽減することができ、しばらくの間は落ち着いて過ごせます。

永久歯が生えるときの痛み、成長痛のようなものですので、大きな病気ではありませんから心配はありません。

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