- 2020-07-31 (金) 10:51
- むすんで、ひらいて!!
「今、非常に気になる子どもの特徴」
一般財団法人田中教育研究所
幼児心理カウンセラー 野田 鏡子
33年程前、3歳の自閉症の子どもの教育に携わった事がきっかけで障がい児の教育も手掛けて来ました。ですが、15年程前から明らかにそれまでの障がいの子ども達とは違う状態の子どもが目立つようになりました。
近年、自閉症については幼児に対して自閉症という診断(判定)名は多くの医師、教育相談員などではしなくなっています。それは、先天的な脳の障がいとは言いきれない曖昧な状態の子ども達が多くなっているからです。
自閉症様児、自閉的、自閉症様状態の子ども、得意興味児、情緒障がいなどの言葉で表現されます。
原因については不明ですが、1歳台までに発症するものと考えられています。
今、特に多いと思われるのが自閉的、自閉症様状態の子どもで先天的な脳障がいである自閉症と非常に似た状態にある子どもです。
特徴としては、
〇感情の交流が持てない
〇表情が乏しい(感情の未発達)
〇目が合いにくい(合っても一瞬、通り抜けるような視線)
〇真似をしようとしない
〇言葉がないか、少ない
〇特異興味がある(数字、アルファベット、車など一つの遊びに浸る)
〇テレビ・DVDが好き(ストーリーのないものを何度も見る)
生まれつき外からの刺激を受け止めにくい為、後天的に自閉傾向になりやすいのかもしれません。
出来るだけ早く子どもの状態に気づき発達を促すよう養育することで急速に健常の発達に導くことが出来ます。
どのような障がいであれ子どもは日々成長しています。年齢が低いほど成長の変化は大きいようです。
子どもと保護者のカウンセリングも行っております。気になる方は是非一度おいで下さい。
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