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歯は健康のバロメーター vol.35

〜落合先生のお口のお話し〜

歯が生える時期2

生まれた赤ちゃんに歯が生えているとき

おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

生まれたとき、あるいは生まれてすぐに萌出してくる歯を先天性歯ということを前回お話ししました。それでは生まれた時すでに生えている出産歯と生まれて1か月以内に萌出してくる新生歯では、どのような違いがあるのか、今回はこの点についてお話ししましょう。

出産歯は多くの場合、歯の土台となる歯根がほとんどできていないにもかかわらず頭の部分である歯冠が萌出している状態になっています。つまり、土台のない白い塊が歯肉の上に乗っている、あるいは付着している、という状況です。ですから、赤ちゃんが授乳しようとして舌を前に出すたびに、歯が前の方に押されて、さらにぐらぐらになっていきます。そのまま抜けて口の外に押し出されてしまったりすることもありますが、多くの場合、抜けそうで抜けない、という状況になり、飲み込んでしまうのではないかと心配になることがあります。このような状態になったら、この歯が将来的にしっかりと歯根ができて十分な機能を果たすことは期待できません。また、あまりぐらぐらにならない場合には、今度は授乳の際にお母さんの乳首に歯が当たり、乳首に傷がついてかなりの痛み(赤ちゃんでもかまれたら痛いです!)を伴う炎症を起こしてしまう原因となることがあります。さらに出産歯は、十分に出来上がっていないうちに萌出してきていますから、歯冠の部分の形成不全も強く、どんどんすり減って形も整わないことになることが多いようです。

したがって、出産歯の場合は、抜歯した方がいい、という判断になることが多くなります。それでは生まれてから1か月以内に萌出してくる新生歯はどうでしょうか?次回は新生歯についてお話ししましょう。

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