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歯は健康のバロメーター vol.32

〜落合先生のお口のお話し〜
むし歯について考えてみましょう2
おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

前回、むし歯には5つの段階があることをお話ししました。今回は、それぞれの段階でどんな治療になるのかをお話ししましょう(病院によって多少違いがありますので、詳しくはかかりつけの歯科医院で確認してください)。
C0はまだ虫歯になっているわけではないので、回復可能な状態と考えてください。したがって、治療ではなく、歯磨きの方法を学習したり、食生活を見直したり、フッ素を用いて改善(再石灰化といいます)をはかる、ことが大事です。
C1からはエナメル質に穴が開いている状態のむし歯ですが、C1の場合は痛みや違和感などはなく、この状態でむし歯の進行が止まってくれれば大きな問題にはなりません。したがって、C0と同様の対応でようすをみることもありますし、C0の場合も含めC1のみられる部分が奥歯のかみ合わせ等、溝の部分である場合には虫歯予防のシーラントという処置を行います。しかし、虫歯が進行しそうな場合には早めに治療となることもあります。その際にはむし歯の部分を削って白いプラスティック素材の材料でつめる治療をします。これをレジン充填といいます。
C2の場合はむし歯がエナメル質を越えて象牙質まで進行している状態ですので、治療が必要になります。この場合もレジン充填で対応することが多くなります。
C3からは歯髄(歯の神経と呼ばれる歯の中身の部分)に達するむし歯になりますので、歯髄を除去して薬を詰めるのですが、この場合には歯質が弱くなってしまい、破折しやすくなるので、奥歯の場合は金属冠で、前歯の場合はレジンでできた冠を装着して治療することになります。
そしてC4は歯が崩壊してしまっているので保存的な治療はできず、抜歯になります。このようにむし歯は程度が進むほど元の状態に戻りにくくなり、また治療の内容も大掛かりになってきます。
できるだけむし歯にならないよう予防を心掛け、できてしまったら早めに治療しましょう、といわれるのはこれが大きな理由の一つです。それでは乳歯の虫歯を放置した場合はどうなるか、次回はこのお話をしましょう。

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