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くるめ食素材探検 vol.71

「ジャックと豆の木」のモデルになったともいわれる
あのお豆「なたまめ」編
文/靏久 格(産直や 蔵肆)

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なた豆(ナタマメ)はその名の通り、マメ科の植物になる実で、英語名は「ソードビーンズ(剣の豆)」。名前の通り、成長するとさやがナタのように30~50㎝ほどまで成長するのが名前の由来です。つるも6mほどまで伸び、まさにジャックとまめの木!生命力が旺盛で、グリーンカーテンとしての栽培も見られます。熱帯アジアまたは熱帯アフリカが原産、中国から薩摩に伝わり国内での栽培がひろまったようです。漢方薬としても知られており、血行促進や免疫力の向上などのさまざまな効果があるほか、昔から排膿(膿を出す)の妙薬と言われており、腎臓に良く、蓄膿症、歯周病や歯槽膿漏の改善、痔ろうなどにもよいと伝わっています。また、亜鉛、鉄、マグネシウムなどのミネラル成分が豊富なので腎機能をたすけ、体にたまった余分な水分を排泄してくれることも期待できそうです。なお、マメ科のお約束として生には毒がございます。かならず加熱してお召し上がりください。
なた豆は大きく分けて三種類、そのうち熟した豆をお茶や歯磨き粉の原料とされるのが赤ナタマメ、白なた豆は若いうちに収穫して塩漬けした後に、福神漬けに投入されます。ちなみにこの福神漬け、上野の老舗漬物店「酒悦」が江戸時代末期に考案、明治時代に入って不忍池の弁才天にちなみ「福神漬け」と命名。帝国陸海軍の隊内食・戦闘食の副食として採用されたことを契機に、兵役終了後の元兵士達によりその味が全国の家庭に持ち帰られ国民食となったんだとか。いまのように赤く着色されるようになったのは、インド料理に添えられるチャツネをイメージして色をつけたのがはじまり。カレーのお供になったのは、大正時代に日本郵船の欧州航路客船でカレーライスを供する際に添えられたのがはじまりともいわれています。

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