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むすんで、ひらいて!! vol.63

自閉傾向にある子の成長の波

一般財団法人田中教育研究所

幼児心理カウンセラー  野田 鏡子

30年前から私の所でも自閉症の子ども達の指導を行っているのですが、15年程前から相談が多く年々増えています。生活環境の変化も大きく関係しているかもしれません。

小平記念会・家庭教育研究所 土谷みち子先生の研究によれば、「乳幼児期にテレビ、ビデオ、DVD、スマホ等々 視聴の長い子どもは自閉症的な行動特徴を示す」と、マイナスの影響が強く示されています。

自閉症的というのは、生来的な脳の障害の自閉症ではなく、その症状が自閉症に非常によく似ているという事です。表情が乏しい、気持ちが通わない 等々。今回は、自閉症・自閉症的な子へのカウンセリング方法をご紹介しましょう。

方法は、まずプレイセラピー(遊戯療法)からで、ひたすら子どもの興味を示すものを一緒に遊び探します。言葉掛けをしながら頭を撫でる、抱きしめる、頬擦りをするなど、身体に触れこちらの気持ちを伝えることは欠かせません。また、心の隙間を見つけて信頼関係も作っていきます。

心の隙間というのは、「いない いない ばあ」をすると、一瞬、その時だけ目が合うとか、座っていると足をくっ付けてくる等です。ちょっとした相手のサイン、ふと見せる心のある行為を見逃さないのが大切です。

次に、揺さぶりをかけます。揺さぶりというのは、わざと嫌がることを少しやって反応を見ます。これには少し経験が必要でしょう。これを、ひたすら続けます。

成長には波があり、良かったり悪かったりの繰り返しです。

図は、私が7年間カウンセリングを行った子の成長の波です。この子の場合は、3年くらいでほぼ安定しました。

先天的な自閉症でも、自閉傾向にある子でも、健常児とほとんど変わらない人格的な発達が望めるようになると、私は考えています。しかし、早期の発見、指導が非常に大切で、大きくなればなる程、その成長が難しくなっていきます。やはり人との関わりはとても大切ですね。

201908-01.jpg

成長の波データ図

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