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歯は健康のバロメーター vol.26

〜落合先生のお口のお話し〜
6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。フッ素洗口によって、むし歯が激減することをご存知でしょうか?
おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

6月4日からの1週間は、「歯と口の健康週間」です。久留米では6月30日にシティプラザで「歯の健康フェスタ」が行われる予定です。
むし歯とは、誰の口の中にでも住んでいる「ミュータンス連鎖球菌」が食べた食物中の砂糖を利用して歯の表面に粘着する歯垢を形成し、その歯垢の中でつくられる酸によって歯の表面が溶けて歯に穴が開いた状態のことです。したがってむし歯の予防は、①砂糖の摂りすぎに注意する、②歯磨きで歯垢を除去する、③フッ素で表面が溶けにくい歯にする、の3つが基本となっています。
日本では①砂糖の摂りすぎ注意と②毎日の歯磨き、を重点にむし歯予防活動を行っていますが、欧米諸国ではこれらよりも③フッ素で表面が溶けにくい歯にする、に取り組み、その結果、現在では日本よりも明らかに高いむし歯の予防効果を上げ、むし歯で悩むことのない生活をすでに実現している国もあります。
フッ素を用いたむし歯予防に❶歯科医院でのフッ素塗布、❷フッ素配合歯磨剤の使用、❸フッ素溶液で週に1回の洗口(ブクブクうがい)、の3つの方法があり、この中で最も効果が高いのは❸のフッ素洗口であることがすでに明らかになっています。
その結果を踏まえて、日本でもフッ素を用いたむし歯予防に力を入れ始めており、その一つとして、幼稚園、保育園入園から中学卒業までの約12年間、フッ素溶液で週に1回うがいを行う、フッ素洗口が各地の学校で行われ始めています(久留米の近隣では佐賀県で行われています)。その予防効果はとても高く、簡便かつ安価でありながら、フッ素洗口をしていたこどもたちが大人になった時の歯科健診において、むし歯の数が半数以下に激減していることがすでに報告されています。
しかしながらフッ素によるむし歯予防の認知度は低く、なかなか全国に浸透していないのが現状です。日本でも早くフッ素が理解され、これを用いたむし歯予防が取り入れられたらいいですね。

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