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子どもの為のひろしじいちゃんの絵ごころ指南!! Vol.9

「幼児期の母親像」

子どもの絵 六ツ門教室

主宰 杉山 洋

二才児までの乳幼児の母親像は、顔がすべてである。その延長線に、幼児期の母親像がある。

抱かれた乳児にとっての母は、その顔のみがすべての知覚経験だから、その延長上に幼児期の母親像もある。

三才児の「お母さん」像も、母親の身体を描かないことが多い。

①二才三ヵ月のAの「お母さん」

顔からいきなり手足がでている。身体の部分の存在に気づいていない。

母の毛髪・目・口は描いても手足の正確な存在の位置に気づいていないからである。気づくまでの時間を待ってやる必要がある。いきなり「間違っている」と指摘してはいけない。

②三才四ヵ月のKの「お母さん」

生活体験により、人間の身体の各部分の首・身体などの存在に気づいたK君は、まだ物理的に位置関係を正確に認知していない。だからいきなり身体から手足が伸びている。

しかも使用している色から判断すると、まず母親の身体を描き、その上から衣服を着せている。

経験による認識が順調に経過して肉体の上に被服をまとっていることを知り、それを素直に示している。

母の足の描写にもそれが見える。靴下を描き、そのうえに靴を描いている。この描き方を認めてやると、幼児は順調に自分をふくめて人物像を抵抗無く描くようになる。

③四才十ヵ月のKの「お母さん」

手足の屈折に気づいたKは、やがて天候の変化にも気づく。

そのころ「傘をさす母」を描かせると母親の手足が屈折することを表現できる。

しかし傘の柄が傘の中心を貫いていることに気づいていない。激しい雨を描いていることをほめてやればやがて傘の効用と柄の正しい存在を知るようになる。

①二才三ヵ月のAの「お母さん」

201902_sugiyama1.jpg

②三才四ヵ月のKの「お母さん」

201902_sugiyama2.jpg

③四才十ヵ月のKの「お母さん」

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