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新・落語スズメvol.4

「噺家の主張」
文/松田 一成

久留米某所、最近テレビでもお馴染みになった噺家さんの落語会、ホームゲームの心強さか、マクラから飛ばす飛ばす。テレビ言えないこと、いや、言いたいことをどれだけ我慢しているのか、「私の考える正義」ほぼ中年の主張。きっかけはこうだ。某番組でコメンテーターをしている件の師匠、某親方の某協会退会のコメントを求められたときだ。一言「相変わらず勝手な方ですね。」放送後、テレビ局にクレームの電話、ネットでは炎上、自身のブログには噺家やめてしまえとも。一面的な正義の怖さを思い知らされることに。師匠にすれば、噺家も、某協会も同じ徒弟制度、特殊な世界の中で、独特の価値観が存在してたとしても、師匠が弟子を思う気持ち、親が子を思う気持ちは世の中と変わらない。子の為ならどんなに辛くとも最後まで守ってやるのが親の役目だろうと。それを途中で放り出す無責任さを突いた、実に噺家らしいシニカルなコメントだと思ったのだが、しかし、実際は見事に裏目。噺家としてテレビに呼ばれている役割も理解しているし、公共の電波に乗る以上、言葉には充分気を付けていたのだが、本当に今回の件は驚いたと。その話題で、マクラの半分の時間、高座を盛り上げていました。ではもう半分の時間は何の話題か。最近、自身に入門した弟子のせいで、どれだけストレスが溜まっているかという話。笑った笑った。噺家はこうでなくては。

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