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歯は健康のバロメーター vol.20

「口をけがしたときには、
歯の変色に注意して下さい。」

おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

つかまり立ちをして滑ったり、よちよち歩きをして転んだり、1歳頃のこどもたちにはよく見られるアクシデントです。その際に最もよくぶつけるのが上の口唇、そして次にオトガイと呼ばれる下顎の前方のあたりです。上の口唇をぶつけると、口唇が上に引っ張られるような力が加わるため、上口唇と歯肉をつなぐスジ(上唇小帯:じょうしんしょうたい、といいます)が切れたり、上の前歯の歯肉が剥がれてしまったりすることがよくあります。また、下顎をぶつけた場合には下顎の皮膚に傷を負ったり勢い余って下口唇に上の前歯が突き刺さってしまうこともあり、いずれにしても受傷直後にはかなりの出血を生じるのが口の周りのけがの特徴です。
出血している部分の縫合処置等が必要かどうかについては、誰もが心配し注意してみていますが、それと同時に気をつけないといけないことがあります。それは歯の変色です。
歯は強い衝撃を受けると、折れたりぐらぐらになったりすることがありますが、このような症状がないのに、歯の中身である歯髄(神経と呼ばれている部分)が死んでしまうことがあります。そうなると血液の循環がなくなり、その結果歯の色が赤黒く変色してきます。ただし、その変色はぶつけた直後ではなく2~3日後、ときには1か月以上経過してようやく明らかになることもあります。稀に自然に元に戻ることもありますが、変色が生じてしまった多くの場合には歯髄を除去する治療が必要となります。
口の周りにけがをしてしまった、あるいは強くぶつけてしまった、という場合、歯の方は何でもないようにみえても、しばらくの間は変色が生じてこないかどうか、歯磨きの時などには注意してみてあげて、おかしいな?と思ったらすぐにかかりつけの歯科医院にご相談することをお勧めします。

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