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歯は健康のバロメーター vol.19

〜落合先生のお口のお話し〜

乳歯の生える時期は、一番早い下の前歯が生後8か月前後、一番遅い上の奥歯が2歳半前後、そしてそれらが永久歯に交換するのは下の前歯が6歳前後、上の奥歯が11歳前後ですから、乳歯が役目を果たしている期間は、長い一生の中でもせいぜい5年から9年です。したがって、乳歯のひどいむし歯があっても、その治療を嫌がるこどもをみた大人たちは、どうせあと数年もすれば生え変わるのだから、乳歯はあきらめて、後から生えてくる永久歯を大事にすればいいじゃないか、という人もいます。しかし、生え変わり寸前の乳歯ならともかく、生え変わるまである程度の時期がある乳歯のむし歯を放置したらどうなるか、今回はこれがテーマです。

永久歯はお母さんのおなかの中にいる頃からすでにでき始めていて、その形が明らかになるのは生まれた直後からになります。したがって、むし歯ができるような年齢になった頃には、目には見えなくても乳歯の真下には永久歯がずらりと並んでいることがわかっています。したがって、乳歯に大きな虫歯ができて根の先に膿がたまるほど重症になってしまった場合には、その真下で待っている永久歯は膿の中にどっぷりと浸かってしまって永久歯がダメージを受けたり、真上にある膿の中に浸かってしまうのを避けようとして永久歯が変な方向を向いてしまうことがあります。また、そこまで重症ではなくてもむし歯で歯と歯の境目が欠けてしまっているだけでも、隣の歯が倒れこんでしまい、後から生えてくる永久歯の萌出スペースが足りなくなって歯並びや咬み合わせに異常が起こる原因になります。

たしかに乳歯と永久歯とは別物ですが、このように乳歯にむし歯があると、そのあとに萌出する永久歯そのものに悪い影響を与えたり、あるいは萌出するスペース不足を引き起こしたりする原因となることがありますので、そう考えると乳歯を大切にすることが永久歯を大切にするということにかなり直接的に結びついてくることがわかります。そのために乳歯のむし歯は早いうちから発見して、治療したりあるいは予防の処置をすることが大事になってくるのです。

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