Home > 歯は健康のバロメーター > 歯は健康のバロメーター vol.13

歯は健康のバロメーター vol.13

〜落合先生のお口のお話し〜
「指しゃぶりをやめさせる方法はありますか?」
おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

指しゃぶりをやめさせるにはどうすればいい?というご相談を受けることがよくあります。指しゃぶりによって歯並び咬み合わせが悪くなる、指に吸いダコができる、見た目が気になる等、いろいろな問題があることから、早くやめさせたいと思う気持ちはその通りだと思います。しかしながら、結論からお話すると、現在、指しゃぶりをやめさせる決定的な方法は、ありません。
もともと指しゃぶりというものはヒトとして自然な行為、すでに胎児期から行っているもので、これは生まれたときにすぐ母乳を飲むための練習として重要視されています。そして誕生後は目で見たものを手で触ってそれを口に入れる、こうやっていろいろな物の形、味、感触等を口で感じて、物の性質を学習、判断していく行動をとります。つまり指しゃぶりは世の中の物を知るために口の感覚を研ぎ澄ませている行為といえるでしょう。
しかし、1〜2歳になると口で確認しなくても目や手の感覚でいろいろなものを判断することができるようになり、やがて3歳を過ぎると友達と遊んだり体を動かして遊ぶようになるため指しゃぶりはしなくなる、というのが通常の指しゃぶりの始まりから卒業です。したがって2歳頃までは自然な行動として特にやめさせる必要はなく、様子を見守ってあげて下さい。
心配なのは3歳以降の指しゃぶりです。こどもにとって吸う行動は、母乳を飲むためにお母さんの乳首を吸う等、気持ちのいい感覚があるものですから、口の感覚でものを判断するという行為が必要ない年齢になっているにもかかわらず、この気持ちよさからなかなか抜け出せず、不安な時、寂しいとき、手持ち無沙汰なとき、ぼんやりしているとき、動画を見る等受け身の状態になっているとき、こんな時に指しゃぶりをしてしまう。これが習慣、癖としての指しゃぶりということになります。これをどう解決するか、来月に続きます。

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://kurumestyle.com/wp/wp-trackback.php?p=1659
Listed below are links to weblogs that reference
歯は健康のバロメーター vol.13 from くるめ-コラム

Home > 歯は健康のバロメーター > 歯は健康のバロメーター vol.13

Search
Feeds
Meta

Return to page top