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くるめ食素材探検 vol.54

郷土料理の「がめ煮」に欠かせない食材

「タケノコ」編

文/靏久 格(産直や 蔵肆)

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お祝いごとに欠かせない郷土料理の「がめ煮」に欠かせない食材でもありますタケノコ。

日本人になじみ深い竹から産まれる竹の「子」です。田舎のほうですと、親戚からもらったり、なぜか玄関に生えて(?)いたりと、買うものではなく貰うものだったり。そんなふうに身近な分、タケノコなんてそのへんに生えてくるんでしょ?と思いがちですが、本当にいいタケノコを収穫しようと思うと、日当たりのよい山の斜面で、ふかふかの土と適度な空間が必要で、理想は竹林の中で傘がさせるくらいのゆったりとした「間引き」が必要なんだとか。やはり美味しいものを食べるためには手がかかるんですねえ。旬はやはり四月。気が早いところは三月の半ばから重機でほりあげる人も。土の中にいるのでまだ日にあたっておらず、柔らかくてえぐみも少ないんだそうです。

現在、日本で食用されているたけのこは、孟宗竹が中心です。原産地は中国江南地方。日本に入ってきたのは、黄檗宗の僧侶が中国を訪れた際に持ち帰った説や、琉球経由薩摩じゃなかろうかなど諸説あります。前者は1600年代、後者は1736年といわれていますが、いずれにしても孟宗竹は外来種。

一方、日本では真竹の文化がありました。竹取物語などでもおなじみですし、竹細工や筆、楽器などの素材は、主として真竹です。茶道の竹花器や茶杓も真竹です。

孟宗が終わっても、はちく、秋口からは四方竹などと楽しめます。とにかく鮮度が命のたけのこ。たくさんいただいたら、ゆで上げたあと半干しして冷凍しておくと使いやすいですよ。ラーメンのトッピングに欠かせないメンマも竹を乳酸発酵させた食品です。

八女市立花の大一食品工業さん、タケノコ一筋80年。中国産も多い中、国産のみを扱っておられます。地元スーパーや道の駅などでお見掛けの際はぜひ。

がめ煮まん、なかなか美味しかったです。

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