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くるめ食素材探検 vol.52

節分の豆まきに!雑学いろいろ「大豆」編

文/靏久 格(産直や 蔵肆)

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さて、昨年夏にお届けしました「えだまめ」の話題、おぼえてらっしゃいます?もちろん、覚えてないですよねー。私も、自分の書いた原稿を見返しながら書いております。今月の話題はやっと収穫して調整、新しいものが出回ってまいりました「大豆」

大豆は葉っぱが枯れて、鞘も茶色になってから収穫します。このあたりだと十二月初旬、ということは枝豆のときにも書きましたが、そこから乾燥させてA品、B品、C品と仕分けてまいります。大きな穀物業者さんですと「色彩選別機」という大型の機械を使って豆を撮影、色がおかしいものだけ吹き飛ばして選別します。ただ、たまに村内で減反の順番がまわってきて、数年に一度コメの代わりに大豆をつくるんだ、という程度ですと数百〜数千万もする機械を購入するわけにもいきません。簡単な選別機をつかってみたり、手で選別したり。仕事の合間合間にやるんですが、まあ結構な時間がかかります。

さて、豆といえば節分。最近では豆じゃなくて殻付き落花生を撒いたりするそうですが、やはり古式ゆかしく大豆でまいりたいものです。歴史をしらべてみると、平安時代に「季節の変わり目には鬼がやってくる」という信仰があり、それを追い払うために「追儺(ついな)」という宮中行事があったそうです。それが庶民におりてきて今の形になったそう。

そもそも鬼や妖怪などは数を数えるのが大好き。豆をぶつけて追い払う、のではなく豆をばらまいてそれに気を取られているスキに逃げる、ということなんです。もったいないから後で拾って食べるんだ、落花生が衛生的でいいよね、なんて狭い了見で伝統行事をしちゃあいけません。そんな値段もしないんですから、ぱーっといきましょう。ちんまりやってますと、すぐに数えられちゃって鬼がきちゃいますよお。狐に眉毛を数えられると化かされる、だから眉に唾をつけて数えられないようにする、なんて伝承が「眉唾」の語源です。この数えなきゃ、という性分、どうも洋の東西を問わないようで、吸血鬼なんかもそうらしい。東欧では今でも棺の上に箒を置いて埋葬する地方もあるとか。ほうきの刷毛目を数えちゃってるあいだに、夜が明けるといった算段でございます。以上、昨年夏からの伏線をやっとこさ回収できました。いやあ、つるちゃんもマメだねえ、と落ちをつけて来月にまいりたいと思います。

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