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歯は健康のバロメーター vol.5

歯は健康のバロメーター vol.5

〜落合先生のお口のお話し〜

「歯が萌出する時期は決まっていますか?」

おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

こんにちは。おちあい小児歯科医院の落合です。今回は、歯の萌出時期についてお話しします。

最初に萌出するのは生後6か月位で下の前歯、1歳で上の前歯、1歳半で手前の奥歯と犬歯、そして3歳前に乳歯20本すべて萌出するのが一般的です。5歳まで、つまり年少さんから年長さんの前半くらいまでは、乳歯だけの安定した歯並びと咬み合わせで過ごすことになりますが、年長さんの後半、6歳頃から永久歯の萌出が始まります。6歳、乳歯の奥歯のうしろに6歳臼歯が萌出、それに前後して下の前歯、7歳(小学校に入学した後)で上の前歯、9歳(3年生)で下の犬歯、10歳(4年生)で上の犬歯とそのうしろの第一小臼歯、11歳(5年生)でまたそのうしろの第二小臼歯、そして12歳(6年生)で一番うしろの12歳臼歯、という順番で萌出し永久歯列の完成となります。歯の萌出時期はこのようにだいたい決まっています。とはいえ、歯の萌出時期は年齢以外にむし歯になっているかどうか、歯並びや咬み合わせの問題があるかどうか等によっても大きく左右されるため、必ずしもこのとおりではありませんし、多くの場合、歯の萌出の早い遅いが大きな問題になることもありません。

ただ、乳歯の早期脱落が、ある病気の早期発見につながることがあります。それは低フォスファターゼ症という病気です。これは代謝異常によって骨が丈夫につくられず、これによってさまざまな生活上の困難、例えば、歩き方が不自然、走ったり運動することが苦手、骨折しやすい、呼吸や関節の動きに支障がみられる等、他の同じ年の子とどこか違うような気がするけれども、つい見のがされてしまうことが多いようです。この病気のわかりやすい症状の一つに、4歳前に乳歯が自然に抜けてしまう、というものがあります。乳歯が抜けるのは6歳前後、多少の個人差はあるとはいえ、4歳前に何本もの乳歯が抜けるようなことがあればこの病気である可能性があり、その際には小児科あるいは小児歯科でご相談されることをお勧めします。

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