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くるめ食素材探検 vol.45

子供が嫌いな野菜ランキング堂々の一位 「なすび」編
文/靏久 格(産直や 蔵肆)
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先月から引っ張っておりますがたぶん皆さまお忘れじゃないかなあ、と一人心配な鶴久です。先月は「子供が嫌いな野菜ランキング二位」のお野菜を紹介したんですけど、覚えてらっしゃいます?正解の方には10名にピーマンを進呈!って言っちゃった・・・。

さて、気を取り直して今月はなすびをご紹介。ナスはインド原産。中国を経て8世紀に日本へ伝来したようです。古名は「崑崙紫瓜」ちょっとカッコイイですな。日本では奈良時代の正倉院文書に「藍国茄子(らんごくなす)」という名前で登場。夏に味が良いことから転化し「成す」「生す」につながり縁起がいいという割と強引なこじ付けで現在に至ります。嫌いじゃいなあ、この流れ。品種も豊富で、それこそ「一口茄子」というくらいのサイズから、京都の大徳寺茄子なんてこれヤカンですかっちゅうくらい大きくなるようなものまでございます。

昔から「一富士、二鷹、三茄子」と言いますように貴重な野菜とされ、江戸時代には縁起品として珍重されたようです。これは戦国武将、徳川家康が晩年隠居した静岡で、富士山、鷹狩り、初茄子を好んだことに由来しております。

また、お盆には亡くなった人が足の速いキュウリの馬に乗ってやって来て、帰りにはゆっくりと景色を眺めながらナスの牛に乗って帰っていくと言われています。 こちらの由来はよくわかりませんがインドのヒンズー教徒では神聖視され、神の使者として敬われる牛。なすびもインド原産であり、仏教の行事の中で親しまれていることに縁を感じます。

茄子は95%が水分で、栄養分はほとんど含まれていません。夏野菜は全体的に身体を冷やしてくれるんですが、中でも茄子の冷却作用は強いため、発熱や日焼けなどで身体が火照っている時などにお勧めです。

張りがあってつややかなものが新鮮です。ガクの部分のトゲが鋭いのもポイント。ちくっとくるくらいがいいです。ただ、トゲが多いものは種も多く味が落ちるようです。初物と秋茄子の味が最高とされますが、どうも秋ナスからは種がとりづらいようです。「秋茄子は嫁に食わすな」なんて言いますが、けっして意地悪で言ってるわけでなく、体を冷やしやすいこと、また種子が減っていくことにあやかることを忌む所以でしょうか。

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