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歯は健康のバロメーター

〜落合先生のお口のお話し vol.5〜
「母乳を飲むとむし歯になる?」
おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡
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赤ちゃんが寝るときには母乳を飲みながら、夜泣きしているときも母乳を飲ませて落ち着かせる、母乳を飲みながら眠ることはこどもの精神安定に効果があると言われています。
しかし、前歯が生えそろっても母乳を飲んでいるこどもには、むし歯が多い傾向があります。なぜ、母乳を飲んでいるこどもにむし歯が多いのか、今回は母乳とむし歯の関係についてお話しましょう。
前回、口の中には砂糖を使って酸を作り出すミュータンス連鎖球菌と呼ばれるむし歯の原因菌が住んでいること、歯は酸にさらされると穴が開き、これがむし歯である、ということをお話ししました。
赤ちゃんは、乳房によって上口唇を押さえ、舌と上顎で乳首をはさんで母乳を飲みます。したがって、上の前歯に母乳が付着しやすく、また夜は唾液の分泌が少ないので、長時間、上の前歯は母乳にさらされることになります。
母乳にも乳糖という糖分が含まれているため、ミュータンス菌が乳糖を使って酸を作り出すことでむし歯ができる、と考えられてきました。ところが最近、ミュータンス菌は乳糖からはむし歯ができるほどの酸は作れず、それより乳糖は歯に付着した汚れ(歯垢、プラーク)に加わることによって、細菌の働きを活発にする働きがあることがわかりました。
したがって母乳そのものが虫歯の原因ではなく、歯に付着した汚れに母乳が加わることによって、虫歯が進行したり重症化するきっかけになるのです。
つまり、歯をきれいに磨いてから母乳を飲ませることで、むし歯の発生をかなり抑えることができるといえるでしょう。そのためには、夜間の授乳に注意することと適切な口腔ケアがむし歯予防の重要なポイントになります。

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