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香茶店“香り不思議発見” Vol.34

「陰陽師アベノミクスに頼るな!!」

天年堂  稲生宗司

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お盆の頃は、物の怪の話がよく現れます。現在の政治では「アベノミクス」が流行っていますが、陰陽師・安倍晴明が活躍していたのは、源氏物語の時代です。

源氏の正室葵の上に襲う、六条御息所という美しく高貴で教養もある女君の生霊。その生霊の退散の為に、連日連夜加持祈祷が始まり、女君は祈祷の護摩の煙の中に焚かれる芥子の香が着ている着物に染み付いていることが気になってたまらなくなりました。そうして錯乱状態になり、髪を洗い、着物も着替えたのに、芥子の香は全身からなくなりません。

この話を映画に喩えたのが山田五十鈴演じる黒澤明「蜘蛛巣城」。この脚本の元は「マクベス」。野心家マクベスの婦人は錯乱し「この手の血の匂いはどんな高価なアラビアの石鹸を使っても取れない」六条御息所の生霊の芥子もマクベス夫人の血の匂いも精神病理学では「幻臭」と言う。これを治せるのも、香りである・・・・・

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