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2019-10

むすんで、ひらいて!! vol.65

「テレビは二歳まで見せないで!」
一般財団法人田中教育研究所
幼児心理カウンセラー  野田 鏡子
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近年、テレビ・スマートフォン・インターネット等々、日々の中で増々あふれて来ました。
これらを与えると、子どもは夢中になり、集中力がついたかのように感じます。また、手もかかりません。では、なぜ、これらがいけないと言われているのでしょうか。今回は、長年、子どもの研究をされている金子保先生のご意見をご紹介します。

【テレビ視聴がいけない3つの理由】
①人間の魂が育たない
テレビからは一方的に意味不明の言葉と映像が流れてきます。テレビから聞こえる声をまねてしゃべっても、誰も応えてはくれません。褒めたり正したりしてくれることも、もちろん画面の中の物を触ることもできません。このような応答的反応がないと、自己認識の発達不全が起こります。このことはつまり、他者の心の動きを推測することや、他者が自分と違う信念を持っているということを理解する機能、心の理論(人の魂)が育たないことを意味します。

②立体的認識能力が育たない。
テレビは平面(二次元)の世界です。立体感がないので、片目で見ても、両目で見ても同じで、空間認識が出来なくなります。また、立体感を伴った聴力の発達を損害することも考えられています。現実の空間では、人がしゃべっていれば必ず距離があります。赤ちゃんの成長には、とても大事なことです。

③シンボル能力が育たない
子どもは、ある場面とその時の大人の言葉をとらえ、いろいろな場面でその中の一部が繰り返し出てくることに気づき、その部分が単語として分離して意識されるようになっていきます。これが言葉の象徴化・一般化であり、シンボル能力です。「場所や行為」と「言葉」が一緒に繰り返されることで、意味言葉が育ちます。つまり、実体験なしにこの能力は育ちません。また、実体験を伴わない早期教育(記号、数字、文字などの暗記)もテレビと同様にこの能力が育ちません。

これからの時代、これらの事に気をつけて養育することによって、発達障害の予防になるのではないでしょうか。実体験を重視した子育てを心掛けましょう。

歯は健康のバロメーター vol.30

〜落合先生のお口のお話し〜
乳歯の脱落が早いな、と思ったら、
歯科受診をしましょう3
おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

低フォスファターゼ症は、重症であれば呼吸の問題などが生じることから、かなり早い時期に診断がつきやすいのですが、重症な症状を示す子どもは非常に少ないことから、軽症の子どもの症状に気がつきにくいと考えられています。今回は日常にみられる低フォスファターゼ症の症状についてお話ししましょう。
日常生活全般において気をつけておきたいことは、歩き方が不自然、走ったり運動することが苦手、骨折しやすい、腕や足が弯曲している、関節の痛みがある 低身長や低体重等、他の同じ年の子ども達とどこか違うような気がする等「子どもが動き回っている時の様子が不自然かどうか」があげられます。
しかしながら「子どもの動き」というものは個人差もありますので、一概に同じ年頃の子どもと比較して判断することは案外難しいこともあるでしょう。
そこでもう一つ気をつけておきたいことは、口の中の様子、特に歯の状態です。低フォスファターゼ症に罹患している子どもの98%、つまりほぼ全員に、4歳の段階で1本以上の乳歯が脱落していることがわかっています。歯が抜けているかどうかが判断基準ですからとてもわかりやすいです。
もちろん乳歯の脱落時期にも個人差があります。ですから歯が抜けたからといって必ずしもこの病気とは限りませんが、抜けた歯を見て、歯根が長い場合は成長による自然脱落ではなく病的な脱落です。もしも4歳の時点で乳歯が抜けた、そしてその歯にしっかりと歯根がある、ということであれば、歯科あるいは小児科にご相談することをお勧めします。相談の際には、低フォスファターゼ症の可能性はないか?とおたずねしてみましょう。
低フォスファターゼ症は、早く気がついて早く治療を開始することによって、進行を防ぎ、よりよい生活を送ることができることがわかっています。

くるめ食素材探検 vol.72

県内では久留米が生産量NO.1
「リーフレタス」編
文/靏久 格(産直や 蔵肆)
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レタスもいろいろありますが、大きく分けると4種類。まず見かけることのない茎レタス、よく見かける玉レタス、「立ちチシャ」とも呼ばれる種類に入るロメインレタス、葉っぱだけを収穫するリーフレタスです。今回はこの「リーフレタス」の話題をお届け。
リーフレタスは、サニーレタスやグリーンリーフレタスに代表される、葉っぱだけを収穫するタイプのレタスです。サンチュもこの仲間で、ほかにもいろいろな葉形や葉色の品種があります。原産地は地中海沿岸地域、日本ではヨーロッパの収穫時期と気候が似ている秋につくられるようになりました。しかし、サラダなど生で手軽に食べられる野菜として人気が高まったことから、今では一年中栽培されています。
日本人との付き合いは意外と古くて奈良、平安時代には食卓へあがっていたようです。よく食べるようになったのは文明開化後、明治以降です。余談ですが、日本では明治くらいまではレタスを「ちさ(萵苣)」とよび、漢字では「乳草」。この「ちちくさ」が、「ちさ」「ちしゃ」になったようです。英語名のレタス(lettuce)は、ラテン語のラクチュカ(lactuca)から。この語源は乳を意味するラク(lac)。洋の東西を問わず、ともに「乳」をイメージしてのネーミングなのですね。レタスの花言葉はやはり「牛乳」です。
レタス類全体でみると、日本ではやはり長野県が16万トン余りで第一位。久留米市は一万トン弱と国内シェアで言えば2%程度ですが県内では1位の生産量です。某焼肉チェーンからは指名買いがあるほど品質にも定評があるんだとか。葉肉が薄くやわらかで、栄養価も高く、ビタミンC、ビタミンEやカロテン、ミネラル分も豊富です。
リーフレタスは温度、鮮度が命。また金気を嫌いますので包丁よりも手でちぎったほうが切り口の変色を防ぐことができます。生食のときは、冷水にさらしておき、パリッとしたところで、水分をきって食卓へどうぞ。

新・落語スズメvol.14

『粗忽長屋』
文/松田 一成

「抱かれてるのは確かに俺だが、抱いてる俺は誰だろう?」ご通家の方ならピンとくるかも、落語『粗忽長屋』のサゲ。最近立て続けに聞くこととなった。一席は、大ホール二人会、もう一席は40名ほどの定例会、演者はそれぞれ。粗筋はこう。身元不明の行き倒れ騒ぎに出くわした八五郎は、その行き倒れは今朝まで一緒だった熊五郎だと言う。見物人からは、行き倒れは昨晩からだったから人違いだと言われるが、いやいや、人様に迷惑をかけてはいけない、熊五郎本人にその死骸を引き取らせると八五郎奔走。いきなり「お前は死んだんだ」と言われた熊五郎も、自分の粗忽さ加減をいろいろ指摘されなんとなく納得。そこでその死骸を抱きかかえながら熊五郎、冒頭のセリフ。五代目小さん(インスタントみそ汁のコマーシャルに出てた人、立川談志の師匠)に言わせると、粗忽ものと言われるジャンルの噺の中で最も難しいと。実際、先般のホール落語の中では最大公約数的に、八五郎、熊五郎それぞれの慌てぶりを面白おかしく並べたて、笑いにつなげる、これぞ本道、間抜けなオチがじわじわと客席を笑いで包んだ。一方定例会の演出は、八五郎の正義を盾にした暴走を前面に押し出す。初め熊五郎は八五郎を信用していない。どちらかというと、ホール落語の演出と違って、熊五郎は常識を持ち合わせた小市民といった設定。抵抗を試みるが、八五郎の正義に翻弄され、徐々に追い詰められ、自分自身を見失っていく。ついにはその死骸と対面する。件のサゲ。死骸は俺ではないと最後まで信じたいが、状況は絶望的。テーゼを変えるしかないのかという結論、熊五郎の最後の抗いに聞こえた。正義を声高に叫ぶ者の前ではすべてが無力。もう笑うしかないという熊五郎の状況に、笑った笑った。同じ話を聴いたと嘆くなかれ、噺家のセンスはこうも偉大。

祝伊丹十三賞受賞!今年も久留米に『ほとばしる浪曲!玉川奈々福』がやってきます。11月4日 午後2時開演 久留米シティプラザCボックス。前売り・予約/2500円。問い合わせ・ご予約/久留米で落語の会 090(2511)5371

久留米文学散歩 vol.82

怪火⑧
文/増原 達也

文章が横道に逸れましたが、その頃から、その関係の著書も少しは読む様になりました。そして私だけでなく多くの人が「狐火」を観ており、書き遺している事も知りましたが、確実な裏付けの存る物には出会っていません。只一ツ大槻義彦氏の「火の玉」現象を理論付けた物は少し調べてみました。併しこの「火の玉」は、電磁波の一種だと云う事位で「狐火」とは大きく違う事に気が付きました。この人は昭和十一年生まれで「東京教育大学」を卒業後、東京大学の大学院物理学科に進学、そこでも一人で「火の玉」の研究をして、その結果「火の玉」は電磁波の作用である事を突き止め、実験にも成功しているのですが、その前、すなわち、人体から電磁波が発生する事に付いては至極曖昧になっている気がしました。この「火の玉」理論は昭和五十一年四月号の「科学朝日」が取り上げてもいますが、それ迄で、以降マスコミでも騒がれなくなり、現在はその道の研究者も居ない様です。忘れる処でしたが微粒子とは10μ(ミュー)m以下を云います。話しを難しくして誤魔化そうとしているのでは存りません。あの広い海の上を風が通った際、海と風、気圧と温度には差があります。常識的に考えて風の温度の方が高く気圧が低い事は当然考えられます。すると目に見えない海水の微粒子が風に乗って流れる事は当然と考えられます。台風は基本的には気圧が低いから起こるのですが、この時海面は上昇します。これが大潮となる原因の一ツです。もう一つは月の引力です。その時空気中に、すなわち大気に海水の塩分を含む微粒子が風(空気の流れ)に乗って陸地に来る事は当然です。昨年は、この現象が多く起こっています。風の道も出来るでしょう。陸地では、土砂の上や植物の葉の上を撫でる様に、移動しますので、現在我々が呼吸している空気は物凄い数の混合物になっています。それに自動車の排出するタール分や化学工場から排出される微粒子が混じるのです。ここまで来れば、「混合物」とは云っておれなく「科学変化」を起こした他の微粒子に成っている事も考えられます。これらをその道の学者は「エアロゾル」と云っている様です。

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.125

“2014年 ホンジュラス カングアル”
写真と文 安達  和宏
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2014年買付で訪れたホンジュラス、カングアルという地域のマリア・サントスさんとの一枚です。
カングアルはとても田舎で、我々が買付に行く場所の中でも厳しい生活を強いられていました。2010年位から買付をはじめ、年々その品質も向上し買付量も増えてきました。そんなカングアルのマリアさんが、東京で9月に開催された2019 SCAJカンファレンスに来日されたんです。当時の事を思い出すと、まさか日本に来られるとは思ってもみませんでした。そのくらい物理的にも精神的にも遠い地域なのです。この来日が実現出来たのもホンジュラス大使館のご厚意や多くの方のご尽力で実現したんでしょう。会場で再会すると最初の時のように、“はにかみ”ながらご挨拶されたのが印象的です。コーヒー豆の買付を通して彼女らの生活を支える一助となれば本望です。

香茶店〝香り不思議発見〟 Vol.108

夜眠れない貴方に
秋の夜長を香りとあかりで
香star

秋の夜長を楽しむコツ。お気に入りの音楽を聴く、いいお酒を少しだけ飲む。大人のいい時間の過ごし方は秋ならではの趣向で愉しみたいもの。
筑後地方では昔から櫨(ハゼ)の産地、その櫨蝋で作られた和ろうそくは、柔らかな火足の長い炎をつくり、揺れる炎が電気の灯りとはまったく違う風情を醸し出す。そこにお気に入りの香りがあれば時間はあっという間に過ぎていくに違いない。

安らかな睡眠を誘うお香を開発!

この秋、天年堂では久留米大学医学部神経精神医学講座と共同開発したお香(ベチバー香)を発売予定。
このお香はベチバー(インド原産のイネ科多年生草本)と白檀をブレンドし、就寝前に焚くことで安らかな眠りを導いてくれる。導入剤に頼らないと眠れない方は是非お試しを!
ただし、先に書いた夜長の愉しみ、くれぐれもろうそくの消し忘れにはご用心を!

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・LEDキャンドル
「灯ととなり」…1,500円(税別)
「ルミナラ」…4,800円(税別)

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・和ろうそくセット数種類ございます

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