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2019-06

くるめ食素材探検 vol.69

実はカボチャの仲間「ズッキーニ」編
文/靏久 格(産直や 蔵肆)
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今年の梅雨はどこにいった?初夏を迎え、ゴーヤー、ヘチマ、ユウガオなどウリ科植物の美味しい時期となりました。

ズッキーニ、形はきゅうり、食感はなすに似ているけれど、実はペポかぼちゃというカボチャの仲間です。ですが、蔓は無く株から長い葉を伸ばして、まるでメデューサの頭みたいな風情のお野菜です。一般的に見かける20㎝くらいのサイズのものは、じつは未熟果。ほおっておくと完熟して、成人男性の腕ほどあるものができたりします。もっとも、成熟するほどに味わいや香りが強くなっていくんだという人もいます。確かに大きくなると中央部は種ができはじめて、その周りが綿状の組織で包まれはじめるので嫌がられたりします。が、食感はやわらかく、くんにゃりとしだして、大きなものの中央部をくりぬいて肉などを詰めて焼くという調理法があるくらいなんですよ。お見かけの際は、お試しくださいませ。
あまり由来はわかっておらず、メキシコ原産なのかなというくらい。ヨーロッパに持ち込まれたのは16世紀ですが、本格的に料理に使われだすのは1960年ごろ。日本ではイタリア料理がブームとなった1980年代以降に一般的になりました。
ズッキーニは低カロリーで、体内の老廃物を排出してくれるカリウムが豊富。ビタミンCやカロテンもバランスよく含んでいます。なすやかぼちゃなどと同様、油との相性のよさは抜群で、フライや天ぷらもおすすめです。スープやラタトゥイユ、カレーなど煮込む場合も、先に油で炒めたほうがおいしくなります。油で調理すると、カロテンの吸収率アップにもつながりますしね。もっとも、カロリーもあがっちゃいますが。生で食べる場合は、皮を剥くか薄くスライスしてどうぞ。保存は常温か涼しいところがおすすめ。冷凍や長期保存には向かないので、持て余したときはキムチやピクルスなどの保存食で!

新・落語スズメvol.11

「落語教育委員会in久留米」
文/松田 一成

「これじゃあ、ホノルルタクシー協会の慰安旅行だよ。」久留米の文化街を歩く、アロハシャツにパナマ帽の大男を先頭に、今は亡き柳家喜多八師が大笑いしたのは、前回、二〇一四年「落語教育委員会in久留米(個性派3人の噺家が織りなす、古典、新作、おまけにコントもある贅沢な落語会)」の打ち上げ。大男とは三遊亭歌武蔵師、他御一行様には柳家喬太郎師とお付きの鏡太さん(現・月の家小圓鏡)、関係者2名。チケットの販売を手伝って下さった3件のスナックを梯子している途中の風景。一件目「S」で出された塩クジラに執着したのは喬太郎師。何でも、生まれて初めて(この久留米で!)塩クジラを食べたのだそう。二件目「R」。和服のママの笑い声は、ロマンチックな蝋燭の明かりとともに、歌武蔵師(独身)の旅情を掻き毟り、三件目「H」では師匠方から「恋するフォーチュンクッキー(振り付き、時代ですな)」ご披露のあと、喜多八殿下(学習院出身だけに)オンステージが続いた。「落語教育委員会」メンバー三人でカラオケに行ったのは結局、その久留米の晩が最初で最後だったそうで、今も続けられている2人の師匠方にも特に思い出深い会だったと伺った。そう、書き出しに前回とあったでしょ。五年ぶりに今回があるのです!8月23日金曜日、えーるピア久留米にて午後7時開演「落語教育委員会in久留米」。出演 三遊亭歌武蔵、柳家喬太郎、三遊亭兼好 古典、新作、コントに、落語の粋を織り込んだ贅沢な会。喜多八師亡き後、新メンバー三遊亭兼好師の評判も抜群。お時間、ご都合がつきましたら、足をお運びください。いや、ほんと贅沢な会です。是非。

久留米文学散歩 vol.79

怪火⑤
文/増原 達也

どれ程の時間を要したかは忘れましたが、山の中を歩けど歩けど人家が無かった事は子供心に憶えています。元々が中国山脈で標高が高くなっている地区ですから、山の尾根に近い処を歩く様なものです。女三人にどの様な会話であったかは、知る由もないのですが、最後の峠を越えて実家の集落が展望できる処に来た時、「姉さん、あれ葬式の灯りじゃないの」と、下の叔母が母に告げました。私は母姉妹に手を引かれて歩き通していましたので、その方向に直ぐ目が行きました。そうですローソクの火の部分だけが10ばかり母の実家のある処の上から下へと「ふらふら」と進んでいくのです。決して輝くと云った光ではなく「橙」色の色紙を切り取って並べて下へ進めているようでした。それが母の実家の角迄来ると、まるで角を曲がって物陰に隠れる如く、次々に消えて仕舞ったのです。記憶には全く存りませんが、姉妹三人で「あれは葬儀よ」とか、「誰かの結婚式なのかしら」「いや葬式じゃないの、誰か病気の人、居たかね」と三人姉妹は姦しい事でしたが。「あら、家の角で消えていくわ」灯りが消えて仕舞ったのは、どれ程の時間だったか、二分だったのか10秒か、20秒位だったのか、長くてもそんなものだったでしょう。この光は不通の光と違い光子の作用が余りありませんでした。則ち輝きがないのです。橙色の折り紙でローソクの行燈を造り、それを並べて進めている様にも観えました。そんな、こんなで母方の実家に着いたのですが、この寒いのに祖母はある程度の処まで迎えに来ており、母が背負っていた弟を取り上げていました。今考えるとどの様にして祖母と連絡を取ったのか不思議です。「寒かったろう・・・」と云いながら、自分が肩に掛けていたボロ切れを継ぎ足して造った防寒着の様な物で弟を包み受け取っていました。「母さん、葬儀か結婚式か何かあったの」と、下の叔母が早速尋ねていました。「いや、何もないが」と応えたまま、そそくさと家の方へ歩いて行きました。 -つづく-

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.122

“2019年 コロンビア
COE表彰式にて”
写真と文 安達  和宏
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2019年3月 コロンビアCOE表彰セレモニー後の一コマ。前々回の記事、表彰式で順位発表を待つ3人の生産者の写真がありましたが、その中で堂々1位となったのが今号で私と一緒に写っているMikava農園のPaul Kevin Doyleさんです。彼は1980年代にコーヒーカート(屋台)ビジネスから始まり、自家焙煎までする大きなエスプレッソバーに成長しました。そんな彼がある時コロンビアを訪れた後、コーヒー生産者になる夢を実現すべくその事業を売却します。コーヒー作りは日々のハードワークや多くの人々との出会いが有り、その御蔭で見事1位を受賞する事が出来たと喜びを語っていました。人生の大きな賭けをモノにした彼ですが、夢はこれまでに留まらず、他の生産者からコーヒーチェリーを購入して処理しコミュニティドライミルを持ち、コーヒーの教育と観光を提供したいと考えているそうです。まだまだ彼の夢は続きます!

香茶店〝香り不思議発見〟Vol.105

初盆を迎えること
香star

「ただいま!」「おかえりなさい」とこの世では送り迎えで交わす言葉。七十七日忌を迎えた最初に迎えるお盆を初盆と言います。亡くなった両親や親族の方々への哀悼の気持ちをこめて、お線香を送りませんか!
天年堂では、この季節、初盆のお供え物、贈り物に特別なオリジナルのお線香をご用意しています。また、絵ろうそくは亡き方への愛惜とその行く末の餓鬼を払うという意味があるそうです。一つ一つ手書きで描かれた和ろうそくも亡き方への供養になります。是非一度お店にお越しください。

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特選 唐舟(短寸12入)…5,400円
少煙 萩(6箱入)…2,160円
アソート花セット(6箱入)…2,160円

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和ろうそく
…1,296円

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天年堂オリジナル
蚊遣り線香(20巻)…2,160円

歯は健康のバロメーター vol.27

~落合先生のお口のお話し~

イオン飲料やスポーツ飲料は
上手に摂りましょう3
おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

これまでイオン飲料やスポーツ飲料の優れたところ、そして過度な摂取によるむし歯の発生等についてお話をしてきました。お伝えしたいのはイオン飲料やスポーツ飲料をやめなさい、ということではありません。大事なことは、これらを適切に利用しましょう、ということです。
それではすでに、イオン飲料、スポーツ飲料ばかり飲んで水やお茶を飲まなくなってしまった子どもにどう対応したらいいのか、これが今回のテーマです。
最初にご理解頂きたいのは、味覚障害等によってもともと水が飲めない子どもたちの話ではありません。普通に水を飲んでいたのにイオン飲料やスポーツ飲料を飲ませていたら、水を拒否してイオン飲料やスポーツ飲料しか飲まなくなってしまった場合のお話です。
まず、今、「ここに飲み物は水しかないんだよ」、ということを教えてあげることです。イオン飲料やスポーツ飲料、そしてジュース類はおいしいです。子どもは当然大好きですし、大人でも好きな人はたくさんいます。大人はいろいろなことを考えて我慢できますが、子どもには目の前にあるものを我慢することができなくても仕方がないのです。ですから、冷蔵庫からイオン飲料やスポーツ飲料をなくしましょう。そして子どもの目の前で親がこれらを飲まないようにします。喉が渇いたら飲み物は水、です。「これしかないからこれを飲んでね」、多くの場合、この家には本当に水しかないんだ、とわかれば、本当に喉が渇いていれば飲むはずです。
しかし、いろいろな性格の子どもがいるのも事実です。強情な子どももいるでしょう。意固地になって水を飲まない子どももいます。そんなときには、子どもの好きなキャラクターのコップや遠足気分になる水筒等を使って水を飲んでもらう、気分よく飲んでもらいます。そして親がおいしそうに水を飲む、これも大事です。言うことは聞かなくてもやることはまねをする、これはいろいろな場面でよくみることです。
好きなものをやめる、子どもにはとても大変なことですから、夏場の脱水を起こしてしまいそうなときに始めないように、我慢大会になってしまいます。
少し涼しくなって、食欲が増してくるような季節からチャレンジしてみて下さい。

むすんで、ひらいて!! vol.62

 

忍耐の心を育てることが基本です。

一般財団法人田中教育研究所
幼児心理カウンセラー  野田 鏡子

wakaba2019071.png私が幼稚園に勤務していた頃、今のようにフラフラと教室を出ていくような子どもはいませんでした。
100人以上の子ども達を絵本や紙芝居ではなく、素話で集中させるテクニックを持った先生にどうすれば子どもの心を惹きつけられるのか学んだものです。

今では、幼稚園や保育園どころか小学校でも各クラスに2~3人は平気で教室を出たりする子どもがいるそうです。
「学級崩壊」という言葉が出て来てもう何年になるでしょう。ますます激しくなっているかもしれません。子どもの育て方も随分変わりました。

気になることは昔と比べ「忍耐」の心が育っていないことです。
この忍耐の心とは2~3歳の頃(第一反抗期)、自我が目覚めた時の周りの大人の接し方がとても大切だと言われています。

今一度、「教育の父」とも言われるペスタロッチ(スイス)のゲルトルート児童教育法の言葉を書きます。
『自然は暴れる子どもに対して、いくら暴れても無駄だということを悟らせます。子どもは木を叩きます。自然はびくともしません。そこで、子どもは木や石を叩くのをやめます。次に、母親が子どもの欲しいままな欲望に対して、頑として応じません。子どもは暴れたり叫んだりします。母親はそれでもびくともしません。子どもは叫ぶのをやめます。子どもはだんだん母親の意思に自分の意思を従わせることが出来るようになります。忍耐の最初の芽が服従の最初の芽がこうして育っていくのです。』

この時期、しっかりと「ダメなものはダメ」ということを教えて下さい。先生の話、大人の話をしっかり聞けるよう育てることは親の役目です。人に愛される人間に育てましょう。

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