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2019-05

香茶店〝香り不思議発見〟 Vol.104

衣替えの季節にお勧め!
防虫香・匂い袋各種

香star

香の原料は、白檀・丁子・桂皮・龍脳・甘松など数種類の漢薬が調合されていて、虫除けの効果もあり、平安時代には貴族の間で衣類に香りを移すという文化が流行しました。防虫香は、箪笥の引き出しに入れてご使用ください。匂い袋は、胸ポケットやバッグ、車内などでお勧め。

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[松栄堂]
匂い袋・みやこ…972円
防虫香・極品…1,944円
防虫香・上品…1,296円
衣装用匂い袋
誰が袖・みやこ(3袋入)
…1,296円
衣装用匂い袋
誰が袖・上品(3袋入)…972円
※価格はすべて税込です

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.121

“2019年 コロンビア アルメニア
カフェ・キンディオ”
写真と文 安達  和宏
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2019年3月 コロンビアCOE終了後、カフェでの一コマ。審査会も盛況のうちに終了しその翌日には早々に空港へ向かわなければなりませんが、短い後ろ髪を引かれてホテルの隣にあったカフェで一服しました。カウンターにはペーパードリップ、エアロプレス、フレンチプレス等が並びお気に入りの抽出を選べます。また向かいのカウンターには2011年コロンビアで開催されたバリスタ選手権世界大会の時に使用されたエスプレッソマシンが誇らしげに鎮座していました。抽出もですが産地にも拘り、カフェの名前にもなっているQuindioキンディオという地域のコーヒー豆に特化し品揃えしていました。スタッフも親切で異国でありながら郷土愛を感じるそのマインドは、どこか懐かしく落ち着く空間なのでした。

久留米文学散歩 vol.78

怪火④
文/増原 達也

忘れる処でしたが、当時海軍将校が腰にしている短剣ですが、あれは「斬れなく飾りだ」と、もっともらしく世間では流布されている様ですが、若しそれが本当だとすれば終戦真前で将校に任官人達の物ではなかったのでは無いでしょうか。何故なら父の短剣は「リンゴ」の皮をむき割箸で爪楊枝をつくって、父が家族全員に渡していた記憶があるからです。その時割箸を削る動作は、その短剣がよく切れる動作だったと記憶しているからです。正直な処、こんな事どうでも良いのですが、それが気になって何かの機会に発表したかったのです。切れないと云えば当時将校に任官すれば短剣の外に式刀(指揮刀)もあるのですが、これは刃の部分が潰して存り最初から切れなくしてありました。只昭和十九年頃から将校も一般の兵士も使い捨て時代となっていますので、式刀まで渡したかどうか不明です。これは戦地には持ってゆきませんでしたのですが、残された私達は引っ越しに引っ越しを重ねましたので、どっかに忘れて来た様で現在は手元にありません。もう当時の式刀(指揮刀)等知っている人も少なくなっているのでしょう。只私達家族が戦前に撮った写真が存るのですが、父はその刀を持って映っているので、その写真は残しています。父を送った後、母方の実家の方に行くのですが、これも汽車を二ツ乗りついで呉から五時間以上なのです。これは、乗り継ぎが順調にいった時間で、当時はすでに列車も数が少なくなっており、実家の最寄りの駅に着いたのは、すでにバス(路線バス)の便は無くなっていました。そう、この時期はすでにバスは「木炭車」でした。そこから普通の道路を歩くと四〜五里と云う処ですが、そこは地元で育った「女三人姉妹」です。誰が云い出したが、「山越えで帰ろう」と云う事になり、山越え近道を歩く事になったのです。現在地図を観ますと近道、すなわち「山越え」で「三里」の道のりを女三人が二人の子供連れで歩く事になったのです。
-つづく-

くるめ食素材探検 vol.68

小粒でもぴりりと辛い「山椒」編
文/靏久 格(産直や 蔵肆)
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山椒は日本原産の香辛料。昨夏にお届けした「七味」の中や、お屠蘇などにも欠かせない薬味のひとつです。北海道から屋久島まで自生しているさんしょう。日本人との付き合いも長くって、縄文時代の遺跡から出土した土器から山椒の果実が発見された例もあるんだとか。やはりタケノコなんかとあわせて使ってたんですかね?正確にはミカン科サンショウ属。別名はハジカミ。え?はじかみって芽生姜を甘酢につけて赤く染めたアレちゃうの?そう、別名であるハジカミはショウガなどの他の香辛料の別名でもあります。そのため山椒は「ふさはじかみ」「なりはじかみ」などと呼び分けていたようです。

筍の煮物によくついてくる「木の芽」は、山椒の葉っぱです。香りが揮発しやすいので使う直前に手のひらで数回たたくと香りが増していいですね。お味噌とあえて「木の芽味噌」なんかもおすすめです。余談ですが、山椒の木って成長に時間がかかるんですよ。日陰ですこし湿度のあるところを好むからでしょうか。そのせいか年輪が詰まっており固いので「すりこぎ」の材料として珍重されています。また薬効成分でも含まれているのか、山椒のすりこぎで擂ると食当たりしにくいんだとか。

山椒の旬は部位によって異なりまして。この時期に「実山椒」は旬を迎えます。緑色の未熟果で、香りと辛みが強いのが特徴です。「粉山椒」は実が熟した秋が旬。ウナギのかば焼きには必需品ですね。実山椒はちりめんとあわせたり、味噌や醤油、油につけこんだりと料理の幅を広げてくれます。軸をとるのが大変ですが、先に茹でて水にさらしてから取ると楽にできますよ。水分をとって小分けして冷凍すると年中楽しめます。お試しください。

新・落語スズメvol.10

「二朝会」
文/松田 一成

令和になってもブームがまだ続いているようで、落語CDの予約発売案内が届いた。〜『1969年7月から1974年12月まで、全29回にわたり、五代目春風亭柳朝との「二朝会」。約45年の時を経て、当時まだ30代にして既に名人の片鱗が伺える志ん朝の、華やかな高座をお聴き下さい。』〜とあった。昭和の落語四天王と呼ばれたお二人の若かりし頃(柳朝の方が9歳お兄さんであったが)芸を競い合った伝説の落語会の音源が見つかったそうだ。「二朝会」、もちろん柳朝と志ん朝の朝をとって名付けられたそうだが、最初はそんなオツな呼び方はされていなかったとも。柳朝と志ん朝の会、第一回目プログラムのご挨拶には、林家正蔵(彦六)と柳家小さんが並んでいる。そのなかで正蔵は弟子でもある柳朝の噺家廃業エピソードを記し、落語以外ではテレビに出ないと決意した志ん朝をほめている。また小さんは当時テレビで売れていた二人が、本業の噺にやる気が出たことを素直に喜んでいる。アタシには文献(笑)でしか知らなかったものが、志ん朝師が亡くなってもう18年あまり経ち、令和になって、こうやって世の中に出てきた。嬉しい。少々値の張るCD全集だが予約しようかと。だがちょっと待った。「二朝会」の音源なのに、柳朝師の演目が一席も入ってない。予定もないらしい。うーん、ブームというのはなかなか野暮な現実も突き付けます。アタシにとっては、まだ伝説の落語会のようで。
追伸、令和伝説(になるかもしれない)の落語会!兼好が!喬太郎が!歌武蔵が!5年ぶりに久留米に来る!落語教育委員会in久留米、8月23日開催決定!詳細は来月。

歯は健康のバロメーター vol.26

〜落合先生のお口のお話し〜
6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。フッ素洗口によって、むし歯が激減することをご存知でしょうか?
おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

6月4日からの1週間は、「歯と口の健康週間」です。久留米では6月30日にシティプラザで「歯の健康フェスタ」が行われる予定です。
むし歯とは、誰の口の中にでも住んでいる「ミュータンス連鎖球菌」が食べた食物中の砂糖を利用して歯の表面に粘着する歯垢を形成し、その歯垢の中でつくられる酸によって歯の表面が溶けて歯に穴が開いた状態のことです。したがってむし歯の予防は、①砂糖の摂りすぎに注意する、②歯磨きで歯垢を除去する、③フッ素で表面が溶けにくい歯にする、の3つが基本となっています。
日本では①砂糖の摂りすぎ注意と②毎日の歯磨き、を重点にむし歯予防活動を行っていますが、欧米諸国ではこれらよりも③フッ素で表面が溶けにくい歯にする、に取り組み、その結果、現在では日本よりも明らかに高いむし歯の予防効果を上げ、むし歯で悩むことのない生活をすでに実現している国もあります。
フッ素を用いたむし歯予防に❶歯科医院でのフッ素塗布、❷フッ素配合歯磨剤の使用、❸フッ素溶液で週に1回の洗口(ブクブクうがい)、の3つの方法があり、この中で最も効果が高いのは❸のフッ素洗口であることがすでに明らかになっています。
その結果を踏まえて、日本でもフッ素を用いたむし歯予防に力を入れ始めており、その一つとして、幼稚園、保育園入園から中学卒業までの約12年間、フッ素溶液で週に1回うがいを行う、フッ素洗口が各地の学校で行われ始めています(久留米の近隣では佐賀県で行われています)。その予防効果はとても高く、簡便かつ安価でありながら、フッ素洗口をしていたこどもたちが大人になった時の歯科健診において、むし歯の数が半数以下に激減していることがすでに報告されています。
しかしながらフッ素によるむし歯予防の認知度は低く、なかなか全国に浸透していないのが現状です。日本でも早くフッ素が理解され、これを用いたむし歯予防が取り入れられたらいいですね。

子どもの為のひろしじいちゃんの絵ごころ指南!! Vol.12

「子どもの絵と坂本繁二郎」
子どもの絵 六ツ門教室
主宰 杉山 洋

六月九日まで久留米市美術館で「没後五十年 坂本繁二郎展」が開催されています。ぜひごらんください。

六十年前、八女市職員を辞職し、画塾で生計を維持することを、坂本先生に報告しにお伺いしたときのことです。先生はいつものように静かにやさしく、「それは結構なことですね。ただ幼児・子どもの絵に芸術を求めてはいけないとおもいます」と一言おっしゃいました。私はそのとき一瞬、胸がつまるほど驚きました。
それまで、八女市の保育所などで勤務していた私にとっては「美術教育」の原点ともいえる知識でした。それを「画家 坂本繁二郎」から直接聞こうとは。
それまで多く接した画家・教師からこれほど鮮明に「児童教育」についての意見を聞いたことはありませんでした。
また「子どもの絵は素直で自由でそれ自体はそれでいい。しかしそれは小乗の作品で、真の絵は客観大乗に突き抜けていなければならない。それは、どんなにうまい絵を描いても子どもにはできぬことである」という言葉を遺しておられることもその後知りました。ここには「美術教育家 坂本繁二郎」の理念が見事に打ちだされています。
これらのことは、いま開催中の「没後五十年 坂本繁二郎展」でも察知出来ぬことです。
直接、坂本先生にお尋ねして、年譜の空白を埋めたいと思っているうちに先生は逝かれ、その機会を失いました。
二十年ほど前、先生の版画活動の同志だった「山本鼎」の履歴を調べているとき、月刊『芸術自由教育』全十冊の存在を知りました。この冊子は、我が国の美術教育史に、きわめて重要な位置を占めるものですが、いまは稀覯本となり、やっと国会図書館でめぐりあえました。そして、大正十五年十一月の創刊号末尾に「日本児童美術自由画協会」の会員名簿のなかに山本鼎とならんだ坂本繁二郎の氏名を発見することができました。ここに先生の年譜の空白を埋める資料があったのです。
大正デモクラシー運動の一翼を担って、芸術教育の自由化をめざした運動の中心に坂本先生はおられたのでした。
大家の画家の絵を模写することを美術教育の主流としていた国の方針に断固として反旗をひるがえし「子ども自身の自由な絵画活動こそ美術教育の根源である」という主張を掲げて大正八年に設立されたのがこの協会でした。
坂本先生三十九歳の渡欧直前の参加決意表明でした。
詩歌部門の会員名簿には北原白秋の名も発見できました。
〈余白追記〉
坂本先生の八女定住の決意をここに記します。
「八女は青い草が満ちている。路傍には芋の切れはしも落ちているから、ここでは飢えることはない」と言っておられました。

むすんで、ひらいて!! vol.61

「少年犯罪」について

一般財団法人田中教育研究所
幼児心理カウンセラー  野田 鏡子

1969年、私立男子校で同級生を殺害する事件が起こりました。少年犯罪が大きく取り沙汰されるようになったきっかけだったかもしれません。団塊の世代が大学を迎える時期で、受験競争が激しくなっていた頃です。

少年の父親は教育関係の仕事をして、数々の教育本も出版していました。その頃、出されたものには、少年の成長の記録を一冊の本にまとめた物もあり、私はその本を読むと「まるでこの子は親の人形、作品ではないか」と可哀想になりました。

事件後、初めて、少年が親に逢った時、少年は「お父さん、ぼくはちゃんとお父さんの言う事を聞いてきたよね」と言ったそうです。何か子どもの心の淋しさを感じませんか。彼は親に愛されようと頑張っていたのです。

その後も、次々と少年犯罪は起こりました。学業成績を上げ、良い大学に行かせることが子どもの幸せにつながると信じてしまったのではないでしょうか。そして、親の見栄もあったように思います。

どの事件の少年・少女達も、暖かい愛情に包まれた楽しい幼児期を過ごしたとは思えないのです。生後6か月頃から2歳位までの間に育つと言われている愛着関係がしっかり育っていないように感じます。

1997年に起きた酒鬼薔薇聖斗事件では、当時の裁判官は「早幼児期の育ち方のあり方に問題があったと思います。愛された記憶のない子の気持ちがわかりますか。」というコメントを出されました。

子どもを育てる上で大切なものは愛情です。「お好きにどうぞ、守ってあげるよ。」という気持ちで接してあげると、子どもは幸せな気持ちで育ち、必ず親の期待に応えようとするはずです。

香茶店〝香り不思議発見〟 Vol.103

目に青葉 山ほととぎす 初鰹
山口素堂

皐月の空に鯉のぼりがそよぐ季節。
萌黄色の新芽が山々の色を一気に変えていく。山樫、楠、椨(タブ)の木が一斉に若葉を芽吹かせる。
椨の木はクスノキ科の常緑樹で、お線香の原料として使われている。お線香の香料は様々、けれど線香、練香の繋ぎに使われていることは、ほとんど知られていない。天年堂では自社工場で椨の木でお線香の原料を作っている。この原料は全国の線香製造業者に供給している。

里山の賑わい 八女市立花町
〜手仕事を愉しみ 旬を味わう 初夏の里山〜

お香についてのお話と練香作り
[ご予約優先]
とき:4/30(火・祝)13:30〜15:00
5/1(水・祝) 13:30〜15:00
ところ:八女市立花町白木「旧大内邸」
参加費:2,160円 講師:木下忍
定員:各8名様
平安貴族の楽しんだ薫物合(たきものあわせ)
に用いられた練香をお好みで調合した香りは
室内香としてご利用頂けます。
予約・お申込み:天年堂店舗まで
TEL.0942-51-2305

匂い袋と掛け香のワークショップ
とき:4/29(月・祝)〜5/5(日・祝) 期間中実施
ところ:八女市立花町白木「旧大内邸」
参加費:匂い袋2,160円、掛け香(2個セット)1,080円
所要時間:約1時間(予約不要)

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母の日グッズ揃えています!
思い出の中のお母さんにも
香りのプレゼントしませんか!

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.120

“2019年 コロンビアCOE アルメニア”
写真と文 安達  和宏
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2019年3月 コロンビアCOE表彰式での一コマ。結果発表も進みいよいよベスト3に絞られた農園主たちが登壇しました。審査時は農園名もその他の情報も一切ないので、農園名と地域がコールされると地域で陣取ったテーブルから農園主たちの歓声が沸き、思わず私達も声を上げてしまいます。司会者の声に会場は益々盛り上がりますが、当の農園主たちは期待と興奮を隠すように穏やかな表情でその瞬間を待ちます。テーブル前列に陣取った我々審査員も、自身がカップし素晴らしい印象を残したあのコーヒー豆はどの農園が作ったのか、ひそひそ話しが後方のテーブルからも漏れてきます。また、私の横には同じく審査会に出品した農園主が今年は19位に入り喜びと残念そうな笑顔で見守っていました。さてさて、見事2019コロンビアCOE1位に輝いたのは...どの農園主でしょう?!

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