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2019-03

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.119

“2019年 コロンビアCOE アルメニア”
写真と文 安達  和宏
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2019年3月 この原稿を書きながらコロンビアのボゴタ空港から、品評会が開催されるアルメニアへ移動してます。飛行機で移動はいつもはシートを通路側で取るのですが、今回は席にも余裕があり窓際のシートに沈み込みました。福岡から成田、ヒューストン、ボゴタそしてアルメニアと乗り継ぎを含めると30数時間の移動になるのでキーボードを打つのも睡魔との戦いとなります。それでも、窓ガラスから覗き込むと濃い緑の山肌と農地、点在する家屋や人々の営みが絵画のように鮮やかに望めます。この風景、そしてゆっくりと流れる時間にはちょっと憧れを感じます。さて、ホテルに着き夕食では各国から参加する他の審査員メンバーとも会う事が出来ました。以前の審査会でも一緒になった事のあるメンバーが6〜7人いて、再会を喜びまた近況を語り合います。このような機会を与えて貰える事に、益々感謝の気持ちが湧いてくるのであります。

くるめ食素材探検 vol.66

これから旬のエンドウ豆「スナップエンドウ」編
文/靏久 格(産直や 蔵肆)

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スナップ?スナック?これから旬のエンドウ豆、まずはスナックエンドウご紹介です。
マメ科エンドウ属のエンドウ豆。人類と付き合いの長い豆類の一つで、起源はメソポタミア。日本には中国を経由し、遣唐使(けんとうし)によって9〜10世紀頃にもたらされたといわれています。当時は「のらまめ」又は「のまめ」が一般的な呼び方だったようです。本格的な栽培は明治に入ってからで、いろいろな品種が欧米各国から導入され、全国各地で生産が始まりました。

スナップエンドウはえんどうの一品種で、アメリカでつくられた新品種です。さやえんどうのようなパリッとした歯切れの良さはありませんが、熟してもさやも豆も柔らかいので丸ごと食べることができ、甘みと風味が豊かなことからサラダや炒め物などに利用されています。さやは肉厚で甘みが強いのですが、固い筋があります。調理前に取り除いておきましょう。さっと塩茹ですると鮮やかな緑と甘みが楽しめるかと思います。また、天ぷらにするとサクサクとした食感を楽しめるそう。肉料理への付け合わせやサラダなどにも活躍しますね。長く加熱すると身が崩れて色も悪くなってしまいます。また、茹で上がりにそのまま冷やすと表面にしわが寄りやすいので、氷水につけて一気に冷やしたほうがきれいに仕上がります。冷凍する場合は沸騰している熱湯に投入し、さっと色が変わったらすぐにザルにあげるくらいでいいと思います。
さて、名前のお話。スナップタイプエンドウ、スナックエンドウなどと色々な名称で呼ばれておりましたので、昭和58年に農林水産省により名称が統一され「スナップエンドウ」となったそうです。お菓子みたいに食べられるからスナックエンドウ、ではなかったんですね。

香茶店〝香り不思議発見〟 Vol.102

春爛漫「さくら」の香り便り!
香star
春はあけぼのやうやうしろくなりゆく・・・枕草子、春の冒頭!今とは春のニュアンスがちょっと違うのかもしれない。平安貴族の春は梅花だった。現代人にとって春到来は、やはり桜だろうか?さて桜の花の香りは!
桜餅の葉の香り?ではない。とするとさて桜の花の香りは・・・。
天年堂では、春の香りを取り揃えました。あなたにとって桜をイメージする春の香り探してみませんか!

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淡墨の桜…1,690円
かゆらぎ(桜)…1,080円
大江戸香 桜の花の衣…1,690円
いろはあかり(LEDろうそく)…2,700円
※価格はすべて税込です

お香についてのお話と練香作り
[ご予約優先]
とき:4/30(火・祝)13:30〜15:00
5/1(水・祝) 13:30〜15:00
ところ:八女市立花町白木「旧大内邸」
参加費:2,160円 講師:木下忍
定員:各8名様
平安貴族の楽しんだ薫物合(たきものあわせ)
に用いられた練香をお好みで調合した香りは
室内香としてご利用頂けます。
予約・お申込み:天年堂店舗まで
TEL.0942-51-2305

匂い袋と掛け香のワークショップ
とき:4/29(月・祝)〜5/5(日・祝) 期間中実施
ところ:八女市立花町白木「旧大内邸」
参加費:匂い袋2,160円、掛け香(2個セット)1,080円
所要時間:約1時間(予約不要)

久留米文学散歩 vol.76

怪火(あやしび)②
文/増原 達也

只父は、「この戦争は長くなるから、誰もが一度は征かねばならぬだろうから・・・」と応えていたようです。そんな会話の中で父は、「戦線を延ばしすぎた様だ」と気の置ける友人には話していたと、後日母が私に話してくれました。すると友人は「憲兵が飛んでくるぞ。それでなくてもお前は東條に睨まれている組に入っているのだから」と、忠告していたのを母は襖越しに耳にしていた様です。それを後日私に話してくれました。父の話しの概要は、「あすこま(ガダルカナル)で延ばす間には和平の切っ掛けはあった筈だ。戦力等と云うものは、神代(孫子の兵法・実際は孫武の敬称)。春秋時代の人(前七百七十年〜前四百三年頃)の昔から距離の二乗に反比例すると云う事を知らなさすぎる」と結んでいた様です。日本が「ガナルカナル」に上陸した日は忘れましたが、そこを撤退し始めたのは昭和18年2月初旬と記憶に遺っています。一日で撤退が終わってはいないでしょうから、完全に撤退が終わったのは同月、すなわち二月中頃ではなかったでしょうか。同島に上陸して撤退までの期間はそう長くはなかった筈です。それは悲惨な戦いであった様です。この戦いの著書は戦後多く出版されています。その撤退が終わった頃ですから、二月の終わりか三月の初旬に父は呉(広島)から征きました。そう、このガダルカナルに上陸した日本の兵隊は三万人と云われて居ますが、撤退した人員は一万五千人と伝えられていますから、その人数だけが戦死したことになるのですが、戦闘で死亡した人は僅かで、後は病死(餓死と疫病)であったと伝えられていますので、当時日本は相当無理な展開をしたものです。これは余談ですが、ガナルカナルで生き残った兵士達は後のニーギニヤ戦線やインパール作戦に向けられたと伝えられています。 ― つづく ―

新・落語スズメvol.8

「春はうららかあけぼのか」
文/松田 一成

〜吾妻橋とは吾が妻橋よ、
そばに渡し(私)が付いている~
「隅田川馬石」。何ともユニークな名前だが、その馬石師が佐賀で会を開くというので出かけてきた。西日を横目に六五郎橋をわたり、佐賀市へ。繁華街のまんまん中、青木繁も逗留したという旅館の大座敷が会場。桟敷に座って待つ。最前列には早くからのご婦人方。出囃子が入り、春らしい桃色の羽織でご登場。いやあ、背が高い!石坂浩二さんのところで役者を目指していたという、二枚目然とした様子を少し屈めて、高座に上がる。師匠の口から最初に出たのが、先の都都逸。亭号「隅田川」に掛けて、架かった橋が吾妻橋。寄席の風が吹きました。その馬石という名前、当代は4代目、先代は昭和の大名人「古今亭志ん生」という由緒正しき名跡だそうで。その曾孫弟子が復活させたと、ちょっと反り身の話。ただ、志ん生自身は、諸般の事情で(借金取りから逃れるため)わずか20日ほどしか馬石は名乗ってなかったと、ちゃんとオチをつけるところが何とも。大河ドラマ「いだてん(ストーリーテラーとして古今亭志ん生役をビートたけしさんがなさっている)」の江戸言葉の指導に行ったお礼で、ドラマご出演予定があるとかないとか。様子の良さを武器にせず、加減の利いた「たっぷりマクラ」で会場を包んだ後は、「ざるや」。続けて、おかみさんの狼狽ぶりが楽しい「金明竹」。仲入り後、ドキドキが止まらない「宿屋の富」でお開き。春が25回目、夏が32回続いているというこの旅館の落語会、基本一回だけのご出演だそうですが、是非又と望むご婦人方の声多し。次回は夏、「三遊亭歌之介改め四代目三遊亭圓歌襲名披露興行」とご案内を頂き、こちとら久留米っ子、筑後川を渡って帰りました。

歯は健康のバロメーター vol.24

〜落合先生のお口のお話し〜
「イオン飲料やスポーツ飲料は
上手に摂りましょう1」
おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

ジュースや炭酸飲料は体に良くないけれど、イオン飲料やスポーツ飲料なら体にいいのではないか、という声を耳にします。こどもの体調が悪いとき、小児科の先生やお友達からイオン飲料やスポーツ飲料を飲ませるようにアドバイスを受けることがありますし、また、おいしいので体調が悪く食欲もなく機嫌もよくないこどもたちでも喜んで飲んでくれることから、水分補給のためにはとても便利に、また安心して利用されていることと思います。
イオン飲料やスポーツ飲料は浸透圧が体液と同じ(アイソトニック飲料)か少し低め(ハイポトニック飲料)になるよう調整されていますので吸収が良く、熱を出したり、下痢や嘔吐をした時、かなり汗をかいた時、軽度の脱水を起こしてしまっている時には水分補給、疲労回復等に大変価値のあるものです。
しかし、この体にいいイメージと喜んで飲んでくれるという良い点が、必ずしもいつでもいいことばかりではない、ということが今回のテーマです。
大人でも水を500㎖(ペットボトル1本)飲む、ということは相当喉が渇いていなければけっこうつらいものですが、イオン飲料やスポーツ飲料なら比較的簡単に飲むことができますし、また飲んでもお腹が重くならない、という経験をされたことがある方も多いのではないかと思います。つまり、水分を摂りたくなくても摂らなければいけない、というような体調不良の際にはとても便利で価値のあるものですが、それに対して摂らなくてもいい時にでもいくらでも飲めてしまう、ということになります。
これが高じて生じている問題が、脱水を起こしたときにイオン飲料やスポーツ飲料をすすめられて飲ませてから、いつの間にか水やお茶を飲まなくなってしまった、という生活習慣です。「水を飲まないので、今は体調不良でも何でもないけれど、喉が渇いたときにはイオン飲料やスポーツ飲料を飲ませているが大丈夫だろうか?」というご相談、これについてお話していきましょう。

むすんで、ひらいて!! vol.59

「高知能児ってどんな子?」
一般財団法人田中教育研究所
幼児心理カウンセラー  野田 鏡子
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知能検査(発達診断)を教育に取り入れて34年、いろいろな事が見えてきました。
検査方法は個別式田中ビネー法、子どもと一対一で向き合う質問形式です。

幼児期は知能も成長期にあるため指数も不安定ですが、小学校高学年や中学生になるとほぼ正確な指数が出ます。
全国平均を100として算出し、高知能児は140以上の指数を示します。34年実施して20名もいないくらいです。
そんな子たちの検査をすると「どうしてこんなにきちんと考えられるのだろう」と感動します。最高指数は178という子がいました。東大でも稀だそうです。感覚・知覚・認知・思考・記憶・数量・図形・言語の発達が全てバランス良く発達していて、集中力・持続力もなければ高い指数にはなりません。

では、どのようにすれば高知能児は育つのか。
私の知る限り、ほとんどの高知能児のご両親は、子どもの意思を尊重し、子どもの自発的な発達を見守る姿勢で養育されていました。
遊びなどの日常生活の中で子どもが能動的にチャレンジする経験・体験を大切にし、子どもの世界・興味の幅、意欲をしっかり育てていました。

現代は、習い事を多くすると賢い子が育つという風潮にあるようですが、何かを習い「覚える」ということは記憶の部分だけの刺激でしかなく、本来の知能向上にはなっておりません。

本当に賢い子を育てるには、自然の生活の中で、子どもに「おや?」と思わせたり「どうしてかな?」「どっちかな?」「どうしよう」「おかしいな」と思わせたりしながら知的探求心を育てることがとても大切だと、私は感じております。

子どもの為のひろしじいちゃんの 絵ごころ指南!! Vol.10

子どもの為のひろしじいちゃんの
絵ごころ指南!! Vol.10
「削って描こう。」
子どもの絵 六ツ門教室
主宰 杉山 洋

もともと、絵を描くのに素材の制限は無い。児童も大人もそして画家と称するものも。
パスで描こうが、鉛筆で描こうが水彩・油絵の具・ボールペン・色鉛筆・墨などなどすべて自由と皆さん思われたがいい。
ただ現在は通園、通学。それに経済的などの理由で園・小中学校などでは材料などが決められて固定化はしている。私の塾では、おとなの方には、まずお子さんやお孫さんの使い古しのクレパスを使ってもらう。まず低価格で絵が描けるではないか。
絵を描くのに大金を使うのはバカげている。この物価高の世のなか、楽しくないではないか。ただ人まねは禁じる。世界で一枚の絵を描くことに集中してもらうことにしている、また絵を描く技法も決まっていない。すべて自由だから楽しいのである。上の絵は「久留米ユネスコ展」の受賞作品「花火」。九個の空中の花火はクレパスで描いた輪形に黒を重ね、それを釘で引っ掻いたもの。次から次に現れる色の不思議さと美しさに作者は驚き喜んだ。ひっくりかえして万歳している中央の女の子が作者本人。女児は画面に友人の女の子だけを描くことが多いのだが左右の端に男の子を描いたことで絵の内容に多様性が生まれている。
塾を見学に来ていたK君のお母さんがひなたさんの引っ掻き描画をみて「わたしも」と希望して描かれたのが下の作品。出来上がったとき満足に満ちたお顔が、楽しみにあふれていた。
釘で引っ掻いて、美の表現が出来ること。つまり着色の反対行動でも美の追求が出来ることに気づいたK君のお母さんは家庭で繰り返され楽しまれたとか、美術教育とは本来そんな驚きと楽しさがあるもの。この引っ掻き(スクラッチ)描法は幼児教育機関では美術教育として通過していなければならない。

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▲花火 日吉小2年 はまもと ひなた

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▲K君の母の作品

むすんで、ひらいて!! vol.58

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「グレーゾーンの子ども」について
一般財団法人田中教育研究所
幼児心理カウンセラー  野田 鏡子

先日、ある情報誌より「グレーゾーンの子ども」についての質問がありました。
今、非常に多いと言われる「グレーゾーン」。では、一体「グレーゾーン」とは何なのでしょうか。

まず、人の発達には「身体能力」「知的能力」「情緒の発達」があります。
「身体能力」は、体の発達ですね。次の「知的能力」は知的な発達で、これは発達診断・知能検査による発達で判定されます。全国平均を100として、IQ70以下を知的障害、70~80くらいまでを「グレーゾーン」、80以上を健常としています。しかし、(私も、この知能検査を実施しているのですが)幼児の場合、検査時の気分や慣れない環境などによって正確な指数が出ないことや、検査では計れない部分もあり、結果の指数だけで判断するのは危険なので注意が必要です。
最後は「情緒発達」です。情緒というのは感情面のさまざまな機能です。喜び、悲しみ、嫉妬心、競争心、等々。これは、通常、1~2歳頃に急速に発達し、3歳頃には、ほぼ完成すると言われています。そして、今、非常に多いのが、この情緒未発達の子どもです。

生まれつきまわりからの刺激を受け止めにくい子もいますし、生後の環境によって情緒が発達しそびれている子もいます。出来るだけ早く周りが気づき、極力、子どもと関わり、通常の発達の波に乗せてあげるよう対処することが大切です(テレビ・DVD・スマホ・ゲーム・プリントでの教育は対話不足になってしまい、あまり良くないです)。

子どもは日々成長しています。「グレーゾーン」は育て方次第で必ず健常な発達になると、私は確信しています。お子さんが心豊かに育つよう、体験を重視してたくさん関わってあげて下さい。

歯は健康のバロメーター vol.23

歯は健康のバロメーター vol.23
〜落合先生のお口のお話し〜
「上の前歯が磨きにくい、
と思ったことはありませんか?」
おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

歯磨きを嫌がる、特に上の前歯が一番大変、ということがよくあります。1~3歳の時期に一番虫歯になりやすいのは上の前歯なので、この部分の歯磨きを嫌がるということは虫歯の予防上問題ですし、またよく見えるところですから、最もきれいにしておきたい部分なのに困ったものです。
上口唇は、食事の時にそれが熱いか冷たいか、口の中にどのくらいのスピードで入れたらいいか、等ということを、その先端で感じて判断するという繊細な役割を担っているので、その部分に近い上の前歯を歯ブラシで強く触られるということは大変な刺激なのでしょう。
また、口唇の先端だけでなく、口唇と歯肉をつなぐスジ、上唇小帯(じょうしんしょうたい)という上の前歯の歯と歯の間にみられるものがだれにでもありますが、この部分も敏感で、このスジに歯ブラシが直接当たると、かなり痛いものです。上唇小帯は年齢とともに目立たなくなることが多いのですが、0~2歳頃までは大きく、これも上の前歯の歯磨きを嫌がる原因の一つです。
ですから、歯磨きをする際、いきなり一番敏感な上の前歯を磨くのではなく、奥歯あるいは下の前歯から磨くようにして、少し口の中を触られることに慣れてから上の前歯を磨くようにすることが大切です。
そして、もう一つ大事なことは、上の口唇と上唇小帯の部分に直接歯ブラシが当たらないように歯ブラシを持つ手と反対の手の人差し指で上唇小帯の部分を軽く押さえて上に持ち上げるようにして歯に歯ブラシを当てるようにすると、だんだんスムースに磨けるようになります。小さな口の中なので、なかなか大変なことですが、最初から完璧にできる必要はありません。毎日こんなことを心掛けているうちに、やがて歯磨きがスムーズにできるようになったことに気が付く、そういうものですから毎日短い時間でいいので磨いてあげて下さい。

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