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2018-08

ひろしじいちゃんの 子どもの為の絵ごころ指南!! Vol.4

子どもの絵 六ツ門教室
主宰 杉山 洋
「子どもの絵に芸術を求めてはいけない その2」

幼児期は主観的に絵を描き、客観的には描かない。いや描けないことをこの欄でしばしば述べた。上の右のS君の絵は小一年のとき。動物園で見た「フクロウ」の絵である。初めて見た「フクロウ」の眼の大きさに驚いた経験が主観的に表現されている。右に立つ人物が自分で、左の人物は友人。驚いた自分の経験を描いたのだから、おのずから自分を大きく描いている。左右の子どもの大小を客観的に比較してはならない。左の作品は同じS君の小四年の「クジャク」の絵。体力、知力ともに充分に発達して、この時期の適当な客観性が身につき始めている。「クジャク」という不気味は鳥がその翼の色彩に表現されてはいるが、写生力は未熟だ。しかし防御柵の向こうの友人たちの存在により、動物園見学時という社会性を無意識に表現している。「何時・どこで・誰が・何をした」という客観的ものの見方が始まりつつある良い絵である。繰り返します。幼児期の「塗り絵」はその将来の客観的知性を失わせると思ってください。

▶【S君 小四年作品】
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▶【S君 小一年作品】
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歯は健康のバロメーター vol.16

〜落合先生のお口のお話し〜

「きれいだと思っていたのに、予想外に虫歯がたくさんあった、という経験をしたことはありませんか?」
おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

虫歯が1本もなくきれい、この状態を守っていきたいと思って虫歯予防処置を受けるつもりで歯科医院を受診したところ、「虫歯8本ありますね」などと予想もしていなかったたくさんの虫歯を指摘されて驚いたことはありませんか?
なぜこのようなことが起こるのかというと、歯科医院では明るいライト、曇り止めのきいたミラー、水分を飛ばすエアー、歯科衛生士のアシスタント等、様々な角度から歯を診て虫歯がないかを診ることができるためです。つまり、ご家庭あるいは日常生活の中では気がつかない虫歯が見つかることがある、これが虫歯の有無に違いが生じる大きな理由です。
しかし、歯科医院においてもどんなに時間をかけて診ても直接目でみているだけではむし歯があるかどうか判断がつかない場所があります。それは歯と歯の間、いわゆる隣接面といわれる部分で、ここに虫歯があるかどうかで、虫歯の本数が格段に変わってくるのです。
歯と歯の間にはむし歯はとてもできやすく、どこにでもできる可能性がありますが、1~2歳くらいの低年齢のこどもに多いのは上の前歯の歯と歯の間、そして3歳を過ぎると上下にかかわらず奥歯の歯と歯の間に虫歯がみられることが多くなります。
歯と歯の間は通常、直接は見えないので、目で見て虫歯とわかる場合はすでに相当大きな虫歯になっていることが多くなります。どうしたら歯と歯の間の虫歯を早い段階でみつけることができるかというと、エックス線検査によって確認するのが現在では最も確実な方法になります。
ですから、年に1度の内科健康診断の時には胸のエックス線撮影をすることは一般的ですが、それと同様に歯の定期診査においても、3歳を過ぎたら1年に1回くらいは歯と歯の間に虫歯ができていないかどうか、エックス線写真撮影をして確認することが虫歯予防、虫歯の早期発見にとても有効です。

4歳の女の子、きれいにみえますが、実は虫歯が12本あります!どこにあるかわかりますか?
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エックス線写真 矢印で示す歯と歯の間の黒く抜けているところが虫歯です

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むすんで、ひらいて!! vol.51

「こんな教育もあります」
シュタイナー教育について

一般財団法人田中教育研究所
幼児心理カウンセラー  野田 鏡子
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先日、あるお母さんからこのような悩みを聞きました。「私は子どもを賢く育てる為に、小さな頃から、お金や時間をかけてきました。しかし、小学校に入ると何でも出来る子がたくさんいました…」我が子が一番だと思う気持ちは誰にでもあるのではないでしょうか。
小学校に入ると、テストの点数が出されたり評価があったりで、つい親もそこで判断してしまいがちです。

モンテッソーリ教育と並んで世界で実施されているものにシュタイナー教育というものがあります。今回はその教育について少しお話します。
シュタイナー教育では、子どもが生まれてから大人になるまでの約20年間を、三つの「7年期」に分けて、それぞれの教育課題を定めています。
まず、第1・7年期は、生まれてから7歳までの期間で、主な課題を、身体の健全な発育と、五感による環境模倣としています。
第2・7年期は、ほぼ7歳から14歳までの期間で、豊かな感情を育てる時期です。
最後の第3・7年期は14歳から21歳までの期間で、自我を育てる時期、ここではじめて、思考力・判断力・知力というものに重点を置いた教育をします。

シュタイナー教育では最終的な目標を、自分で考え、自己の感情を持って、それを実行できる人間「自由を獲得した人間」になる事としています。

小学校入学前の乳幼児期は、シュタイナー教育でいう第1・7年期、五感を使いひたすら模倣し、生きること、働くさま、話すこと、親や周囲の人の行動を知覚し世の中を学んでいく時期です。ですから、この時期に知識を早期教育すれば、子どもは急速に覚えこんでいくように見えます。しかし、それは機械的な反射でしかなく、逆に、子どもの思考を強制し、意志力・行動力というものが十分に育ちません。

意志力・行動力があるということは生きていく上でとても重要なことです。そういった面にも目を向けて養育されたら良いと思います。

くるめ食素材探検 vol.58

インドジンもビックリ!「からい唐辛子」編
文/靏久 格(産直や 蔵肆)
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昔から「暑いときには辛い料理」と言われますが、なぜなんでしょう。ひとつは汗をかいて体温を下げること。それから夏バテで弱った胃腸の血流を良くして食欲を増進すること。連日「辛い」猛暑が続きますが、「辛い」話題をお届けいたします。

唐辛子は 十六世紀にコロンブスによってヨーロッパに伝えられ、それがキリスト教の宣教師らによってアジアに広まりました。日本にはポルトガルから大分県地方に伝わった唐辛子が、秀吉出兵のさいに朝鮮に持ち込まれひろまり、そこから日本へと持ち帰ったのではないか、という説があります。ただ、韓国からきたんじゃないかと思わせる「高麗胡椒」「コーレーグス」という言葉が残っていたり、逆に韓国では「倭芥子」とよぶという記録が残っているなど、伝来の経緯に関しては諸説あるようです。

伝来当初は、トウガラシは食用ではなく観賞用でした。ほかには足袋の先端に入れて霜焼け止め、戦場で燃やして化学兵器などとして使われたりしたんだとか。さぞかし煙かったろうなあ・・・。

辛味の成分はいろいろありますが、主にカプサイシン類と呼ばれるものです。カプサイシン類は、体温上昇、発汗して脂肪を燃焼させます。また胃を刺激し、食欲を増進させてくれます。意外なことに辛みを感じることによって、塩分が少なくても薄味と感じないんだそうです。

先日、中国の唐辛子の産地である湖南省で「唐辛子祭り」が開催されたそうです。そのなかで、1分間で何個たべれるかという「唐辛子大食い大会」が開催、なんと優勝した人は50個食べたとか。いろんな品種がまざっていたそうですが、想像するだけで悶絶しそうですね。本鷹、島とうがらしなど国内の品種や、ハバネロ、ジョロキアなど海外の品種が有名ですが、インドジンウソツカナイという品種もあるんですよ。ほんとですってば。

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.111

“2015年 ボリビア アグロ・タケシ農園”
写真と文 安達  和宏
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2015年9月に訪問したボリビアでの一コマです。
ボリビアのアグロタケシ農園は以前にも、農園主ドン・カルロスさんをご紹介しましたが…この季節になると、あの絶景を想い出すのです。農園の標高が2000m近く、そこからまたまた見上げる程の山々が私たちを見守っているかのようです。この写真から右に見渡すと標高5,850mのムルラタ山の頂きまで眺望できます。この標高で、一般的にコーヒーの実は花から6〜8ヶ月で完熟の実になると言われますが、ここは10〜11ヶ月掛けて完熟になります。朝晩の厳しい寒さも、インカから引き継ぐ大地の力で優しくコーヒーの樹を育んでくれるのです。ちなみに、アグロ・タケシとは現地の言葉で「人々を目覚めさせる」という意味があり、ムルラタ山からタケシ渓谷へと続く、インカ時代から残る古道にちなんで名付けられました。

香茶店〝香り不思議発見〟 Vol.94

初盆など進物用お線香はお早めに…
香star

今年も間もなくお盆が来ますね。お盆に欠かす事の出来ないものがお線香です。天年堂では、普段遣いのお線香から進物ギフト用のお線香まで幅広く取り揃えています。特に今年初盆を迎えられるところには、真心込めてお線香を贈りませんか。
今年の夏は猛暑続きで体力も消耗気味、いい睡眠は明日の元気アップに繋がります。天年堂ではお部屋でいい眠りを迎えられるフレグランスをご用意しています。ちょっとのぞいてみませんか!きっとあなた好みの香りに出逢えますよ!

プレミアム商品券の取り扱いしております、ご利用ください。

8月中猛暑の中、ご来店のお客様へ
ちょっと一息!お香や匂い袋など
ご用意している物の中から
お好みのものを差し上げます

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◀ギフト用お線香セット
…2,000円(税別)

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◀線香立て…1,250円(税別)
朝倉市上秋月にある
「水の音 土の音」さんの
一点物の焼き物です。

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〈営業時間のご案内〉
8月お盆期間中、
日曜日も営業いたしております。
【平日】 8:30〜18:00
【土・日】9:00〜18:00

久留米文学散歩 vol.68

夏目漱石と熊本そして久留米⑥
文/増原 達也

菜花黄 明治31年3月作

菜花黄朝暾 (菜の花は朝日の中に黄色く浮かび)
菜花黄夕陽 (菜の花は夕日を浴びて黄色く輝く)
菜花黄裏人 (菜の花畑いちめんの黄色の中に立つ私は)
晨昏喜欲狂 (朝に夕べにもうれしくて ものぐるおしいほど)
曠懐随雲雀 (ふくらむ私の心は雲雀と共に舞い上がり)
沖融入彼蒼 (みなぎる喜びは天上界に入ってゆく)
縹渺近天都 (遠く高く天帝のみやこに近く)
迢逓凌塵郷 (はるかな高みまで、俗世間から遠ざかる)
斯心不可道 (この心地よさは云いようもなく)
厥楽自黄洋 (この楽しみは深く広い)
恨未化為鳥 (嘆かわしいのは小鳥になって)
啼尽菜花黄 (菜の花の中で鳴き暮らすのが叶わぬ事)

〜漢詩に見る日本人の心から〜

この詩明治30年暮れから31年初頭に掛けて小天温泉に旅行した後に詠まれたもので同温泉の卓子さんとの思い出が残っている時のものです。それは悲劇に繋がるのですが、その事はまだ表面化していません。併し、この詩を書いたときの漱石の行動や言葉は相当浮き浮きしていたものと思われ、それが妻女の鏡子に伝わらぬ訳はないのです。だからこの詩「菜花」は卓子(小説草枕では那美)ではないかと思われます。菜花黄の詩中3ツ目の「人」は卓子の幻想を彼は「菜畑」に見たのではないでしょうか。参考書等に依りますと、この詩の件から妻女鏡子は先手を打って「自殺未遂」に迄及ぶのですが、それが漱石にも伝染してか、この時期彼も強度のノイローゼに陥っていた様です。それに彼の漢詩には必ずと云って良い程、彼自身の内面の争いが出るのですが、これにはそれが無いのです。

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