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2018-05

香茶店〝香り不思議発見〟 Vol.92

爽やかに、厳かに!
夏に向く香りは「白檀(サンダルウッド)」です。
この季節には白檀のお香を送りましょう。
香star
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これから梅雨から夏に向けて暑苦しい季節になりますね。この季節に使いたいお香が「白檀」。甘い爽やかな香りが特徴で、殺菌・利尿作用があり、胸のつかえを取り、爽快感をもたらすそうです。
浄化作用があり、お線香やお数珠に使われて来ました。寝苦しい夜、白檀のお香や白檀製のお数珠など身の回りで使ってみてください、いつの間にか深い眠りに誘われますよ。父の日への贈り物にもオススメです!

天年堂コラム6月2.eps
日本香堂製 毎日白檀香…648円(税込)
天年堂オリジナル白檀香『鴻臚館』…3,240円(税込)

天年堂コラム6月1.eps

水車で突いた杉線香(中央)…864円(税込)
日本香堂製 檜(右) 白檀(左)…1,080円(税込)

久留米文学散歩 vol.66

夏目漱石と熊本そして久留米④
文/増原 達也

この様な事が続いた為、彼も俳句を詠む気にはならなかったのでしょう。併し漢詩の方は29年6首、30年1首、31年4首、32年4首と遺されています。この漢詩の一番多いのは大正5年で78首となっています。この78首は当時、「明暗」を執筆中で彼が遺した記録では午前中明暗の執筆午後漢詩詠みに専念したとしています。前に戻りますが、鏡子の悪阻は相当激しかった様ですが、自分自身が迷いの最中であり、それが神経にも障ったのかノイローゼ気味が続き家庭も険悪な状態だったようです。そんな時だったので漱石の気持ちも那美さんの方に動きかけ、それが家庭での態度にも現れた事は十分に考えられます。元々漱石が鏡子を知り結婚に踏み切ったのは鏡子が女として男の目に一番魅力のあった年齢で、只、それだけだった様な気がします。もう一つ存りますが、これは後日述べさせてもらいます。それが慣れない生活に苦労している上妊娠すれば女の肢体は大きく変化します。男には決して好感を与えるものではありません。それの逆が初産後の肢体、容貌は妊娠中の肢体を取り返す如く男に魅力的になっています。こんな事ですから彼が那美さんを事ある事に思い出し特別に比較する分けではないのですが、目の前の鏡子と比較するのは仕方ない事だったと思われます。ですから漱石自身には浮気と云った感情は相当希薄であったのでしょうが、鏡子と肉体関係も両者間では遠のいていたことは考えられ、それが一層鏡子との会話を少なくしていた事も当然考えられます。そんな事は漱石自身も気付き亦鏡子自身もそれなりに気にしていただろう事は想像されます。それに他の先生(五高)から那美さんの人柄等も鏡子自身の耳に入れていた可能性も強く、もう一つは漱石の女性歴等(順さん、眼科医の女等)も面白おかしく鏡子の耳に入る様な話し方が存ったと考えられます。これらの事が半分寝たり起きたりしている彼女の気持ちにどの様に作用しただろうか。それに当時住んでいたのが、「白川」の川沿いであり、この家の二階から白川の流れを眺めた鏡子は川から何を思わされたのでしょうか。

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.109

“2018年 ニカラグア マタガルパ”
写真と文 安達  和宏
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2018年4月に訪問したニカラグアでの一コマです。
ニカラグアCOE=カップ オブ エクセレンスの品評会で表彰式セレモニー。雛壇に並ぶのは地元市長、協会会長、組合の長など政財界のお歴々と品評会主催のACE代表代理やヘッドジャッジ、そして日本のニカラグア駐在大使もいらっしゃいました。中南米では毎度のことで来賓の挨拶はやたらと長いのですが、ニカラグアに着任されたばかりの日本大使の流暢で笑いも取るお話には当然と言えば当然でしょうがとても感心させられました。そんな、かしこまった雰囲気の中セレモニーは進められます。入賞者から順位発表に入ると盛上りはピークに達します。私たちもどの農園が1位を獲得したのか知らない訳ですから、自ずと興奮して参ります。そんな受賞の瞬間をカメラに収めようと前列に陣取って構えていたのに、表彰も佳境に入るとぞろぞろと今まで生りを潜めていたカメラマンがステージ前に押し掛けてきます。そして、また今年もシャッターチャンスを逃してしまったのです。次こそは…

くるめ食素材探検 vol.56

ぷりぷり、こりこり独特の食感。
不老長寿の薬!? 「きくらげ」編
文/靏久 格(産直や 蔵肆)
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「木耳」とかいてきくらげ、です。天然のものは桑の木などの落葉樹によく発生するのですが、素人はなかなか見分けがつきません。九州では宮崎や熊本が主な産地。年間を通じて流通しているのは乾燥きくらげですが、生のきくらげもこの時期から秋口にかけて流通します。まれに白きくらげも見かけますが、中華の食材として珍重されております。なんでも「銀耳」と呼ばれて栽培され、不老長寿の薬としても珍重されているんだそうです。かの楊貴妃も美しさを保つため好んで食べていたとか。

きくらげって、栄養価がすごいんですね。カルシウムは牛乳の二倍!鉄分はレバーの三倍!貧血対策などにお勧めですね。水溶性食物繊維も食品中第二位、というのもうれしいことです。一時間ほどじんわりと水でもどし、茹で時間は30秒。冷水できゅっと冷やすのがコツです。いしづきの部分をとったあとは、トマト、たまごといっしょに炒めて塩コショウで味を整えて。ぷりぷり、こりこりの食感をお楽しみください。和え物、煮物、酢の物などにもよくあいます。

重ね煮ワークショップ
とき/2018年7月10日(火) 10:30〜14:30
ところ/産直や蔵肆サークルライフ
講師/戸練ミナ氏(重ね煮料理研究家・はぁも煮主宰)
参加費/5400円(材料費・資料代含む)
重ね煮+季節の料理いろいろ+デザート

当日は「洞爺の重ね煮」とかさね煮ミートソース。2017年北海道自転車の旅で生まれた重ね煮のご紹介。洞爺湖からのプレゼントレシピ。フレッシュトマトで作るミートソース重ね煮でラザニアを作ります、生パスタも。デザートはベジ・ベイクドチーズcake。お楽しみに!お申し込みは産直や蔵肆まで。
産直や蔵肆 TEL.0942-21-3130

ひろしじいちゃんの子どもの為の 絵ごころ指南!! Vol.2

子どもの絵 六ツ門教室
主宰 杉山 洋

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幼児期は、一般的にものの見方とか感じ方は、きわめて自己中心的であり、客観性を欠くものです。これは幼児期の特性であり、4・5歳になってもこの傾向は強いのです。
ある幼稚園の先生が西瓜を半分に割って、それを写生させようとしたことがありました。私はそれにストップをかけ、園児の数に合わせて切り割り、その西瓜を食べさせ、そのタネの「吹き飛ばしくらべ」をさせました。
ダラダラと果汁をたらしながら、園児は歓声をあげながらタネを吹き飛ばしました。「吹きとばしくらべ」終了直後、時間をおかずにその「吹きとばしくらべ」を描かせました。
左上の絵がその時のものです。
画面いっぱいに吹き飛んだタネの数や、身体の存在の客観性を求めてはいけません。園児のうれしさ、楽しさの経験が生々しく主観的に表現されていることを褒めてやって下さい。
この絵には幼児の声がみなぎってるではありませんか!
小学校に進学するとともに、次第にお子さんには客観性が備わります。美術教育では、「写生」の時期が次第に始まります。モノ、ヒト、生活、戸外等の有様を客観的に表現するようになります。幼児期は客観的に表現できぬ時期なのです。
まもなく「父の日」がやって来ます。園児のお子さんにお父さんの顔を触らせて、鼻やあごの下のヒゲのそり跡のザラザラを撫でさせてやって下さい。皮膚感覚ほど主観性を強めるものはありません。「父の日」の最高のプレゼント、「わたしのお父さん」の素晴らしい絵ができるはずです。
幼児期の絵に客観性を求めてはいけません。まだその時期ではないことを知って下さい。出来ないことを求めると、お子さんは絵画活動が嫌いになります。

歯は健康のバロメーター vol.14

〜落合先生のお口のお話し〜
「指しゃぶりをやめさせる方法はありますか? 2」
おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

前回は指しゃぶりについて、2歳頃までは自然な行動として特にやめさせる必要はないことをお話ししました。それでは3歳以降ではどうか、が今回のテーマです。
3歳以降の指しゃぶりは、生活上必須でも重要でもありません。ですから、他にもっと楽しいことや気持ちが落ち着くようなものが見つかればそれに変わっていきます。考えてみて下さい。指しゃぶりをしている大人に出会うことはめったにありません。したがって、今はご心配ですが、よほど特殊な状況でなければ放置しておいてもいずれ卒業するのだ、という気持ちで向き合って下さい。それではその卒業の時期をどうやったら早く迎えることができるか、について考えてみましょう。
3歳を過ぎるといろいろなことをやりたがるようになります。ですから、何かワクワクするようなものに出会う方向に導いてあげることが大切です。具体的には、手や体を使って何かを成し遂げる作業、室内であればお絵かき、楽器演奏、パズルやなぞなぞ本に挑戦する等、室外なら鉄棒、縄跳び、砂遊びあるいは年齢に合ったスポーツ教室等、これらがいずれは趣味となったり生きがいとなったり、場合によっては職業になることもあるでしょう。興味を持って集中できるものや毎日の楽しみややりがいに出会う、ということはこどもにとってかけがえのないことです。指しゃぶりからの卒業がこどもの生活の広がりのきっかけとなるかもしれません。そう考えて取り組んでみることをお勧めします。
歯並び咬み合わせの点からお伝えしたいことがあります。3歳前に指しゃぶりから卒業した場合、歯並びや咬み合わせに生じた問題は、自然に回復すると考えられています。3歳以降も指しゃぶりが続いている場合でも、5歳までに卒業してくれれば、永久歯の歯並び咬み合わせには影響が少ない、ともいわれています。ですから4歳くらいまで、具体的には年少さんとして幼稚園に入ったら年中さんになる前に指しゃぶりから卒業してもらえればよい、その位の気持ちで見守ってあげて下さい。
それでは年長さんや小学生になってもやめられない場合はどうするか?来月に続きます。

むすんで、ひらいて!! vol.49

「長年、子ども達の指導を
して来て思うこと」
③幼児期に決めつけないで下さい。
一般財団法人田中教育研究所
幼児心理カウンセラー  野田 鏡子

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最近、2〜3歳で障害名を診断されることが多いように思います。それが良いことか悪いことかはわかりませんが、幼児期のうちからその障害名にこだわり過ぎるのも良くないと私は感じています。

私の所には「1〜2歳からなんとなく発達が気になる」という相談が多く、その後10年以上その子を教育させていただくこともあります。幼稚園、小学校低学年までは、先生からの叱責も多く心配も多いのですが、高学年になってくるとスーッと変化して非常に優秀な子どもに成長することもあります。知能指数も130以上と高い指数を示し、高校、大学とスムーズに成長していきます。

実はこのように、高い知能を持つ子どもの中にも、幼児期に障害があるのではないかと思われるような行動(多動、一つの遊びに異常に興味を示す、興味の対象が次々に移り変わる、集団行動がとれない、言葉の発達の遅れ など)や、心が育っているにも関わらず通常の発達と違う成長をする子がいます。私は、そういう子どもの成長を何名も見てきました。

幼児期に通常の発達をしていないからといって障害があると決めつけてしまうのは、その子自身にとっても良くありません。親は、その時期、その時期に気にかかるところを教育・指導して、本人の自尊心を傷つけないよう手助けをするという気持ちで養育していくことが大切です。

人の成長は不思議です。型にはめない方が伸びる子もいます。何年やっても一人ひとり違います。

幼児心理カウンセラーという資格認定ができて10年、私は初年度 第1号として認定を受け、これまで活動を続けてまいりましたが、今年「一般財団法人田中教育研究所」より幼児心理カウンセラー特別認定をいただきました。これからも、子どもを見つめていきたいと思います。

ひろしじいちゃんの 子どもの為の絵ごころ指南!! Vol.1

子どもの絵 六ツ門教室 主宰 杉山 洋
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20180508sugiyamae1.jpg「子どもの絵の指導」の最大の敵は「塗り絵」です。
「幼いお子さん」に市販の「塗り絵」を与え、画面全部が色で埋められたとき、「ああ、よく塗れた。よく出来た」とお子さんを褒められたことはありませんか。
右の五歳の幼児の「お母さん」の絵には余白がありません。完全な「塗り絵」です。「お母さん」ではない「お人形さん」を描いたものです。この絵には血の通った世界で独りだけのお母さんの姿がありません。
人形のまわりの黄緑の色は何を意味しているのでしょうか。おそらくお母さんが「白く残っている、まわりを黄緑で塗りなさい」と指示したに違いありません。
お母さんがいつもこんなドレスを着てウインクしているのでしょうか。まわりが黄緑の色の世界にいるのでしょうか。すべてがウソで固められています。血の通っている、世界で唯ひとりの母の像がこの絵にはありません。
お子さんは「人形」のまわりを空白のまま残していたに違いありません。それを未完成と思ったお母さんは、思いつきの黄緑で塗りつぶさせたのです。それがウソの始まりです。
このまま幼児期を過ごしたお子さんは、小学四年生ころ、目で見て描く「写生」が苦手になり、ひいては人生でもっとも大事な思春期に「美術」とは無縁になるでしょう。
左の絵は世界で唯ひとりの自分のお母さんを描いています。大きな口を開けてゴシゴシと歯を磨くお母さんは健康そのもの。茶色の血の通った顔や、でっかい白い歯がそれを表現しています。まわりの時代色の残った壁には黄色のタオルがさがっています。うがい用のコップには水が満杯。「歯ブラシ」を持つ手首に力がこもっており、ところどころに残った空白は塗り絵ではない証拠。幼児期の絵に必然的に生じる空白なのです。
空白の無い無意味な黄緑のべた塗り絵のウソより、はるかに勝る幼児期絵の真実がここにあります。

久留米文学散歩 vol.65

夏目漱石と熊本そして久留米③
文/増原 達也

昭和63年に永田書房が纏めた物で私の研究に関係がある明治29年から同32年の発句を表にしてみました。明治29年四九七句明治30年二六六句明治31年一〇二句明治32年三三〇句となっており、31年発句の少なさが良く判ります。私はこの原因を知りたかったのです。そこで全集物やその他著書で調べてみますと、この年すなわち前年の30年に、実父直克が81歳で死亡、漱石は暮れから正月に掛けて小天温泉へ、そしてその前年だったと思いますが、彼を文学に傾注させた米山保三郎が死亡、この事は「猫」で「空間に生まれ、空間を究め、空間に死す。空たり間たり天然居士噫」と墓碑銘に記する場面は、この米山氏の事を書いていると伝えられています。そして31年になって鏡子の悪阻が酷くなり、彼自身も例のノイローゼ気味となっていた様です。そこへ前年、すなわち明治30年暮れに出掛けた「小天温泉」の「卓」(小説では那美)さんとの関係が尾を引いてくるのです。この那美さんですが、「小天温泉」の後「孫文」の秘書となったという説があるのですが、その職ではこれと云った功績が無かったのか、「孫文」自身の小説や伝記にはそれらしい人物は見当たりません。只、新潮社の日本文学アルバムの69頁の左上と右上に小天時代の写真(これは小天の漱石が泊まったと云う部屋にも掛けてあるものと同じ)が、69頁の上部に孫文の第二婦人と一緒に掲載されています。この時卓さんは中国服を着て第二婦人と云われる人は和服の様です。この卓さんと漱石は小天では話が弾み草枕でも、それが感じられる様に書かれ両者が好感を持った事は事実の様で、熊本に帰っても漱石の話や行動にはその影が鏡子には見え、感じられたのでしょう。亦、地元(小天)の人の話では卓さんが漱石を案内して宮本武蔵が五輪書を書いた五百羅漢の洞窟を見学したとも伝えられており、事実その道の過程に五輪の塔と云うのが存るのですが、それが草枕の前段部分に採用されてもいます。

くるめ食素材探検 vol.55

筑後うどんの具の定番といったら…
「ごぼう」編
文/靏久 格(産直や 蔵肆)

筑後でうどんちゅうたらごぼう天でしょ!というくらいなじみの深い野菜、ごぼう。
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厚切りにしたごぼうにどっさり衣をつけるスタイル、ささがきにしたごぼうをどんぶりからはみ出るほどのかき揚げに仕立てるスタイル、お店ごとに特色があって楽しいですよね。そんなごぼうですが、食べるのは日本や台湾、韓国くらいのものなんだそうです。ですが近年、日本食ブームの到来によって、ヨーロッパでもごぼうが食べられるようになってきたんだとか。原産地はヨーロッパから中国あたりだそうで、日本へは平安時代に中国から薬草として伝わったそうです。いまでも根や種の部分は漢方薬として使用されます。
品種もさまざま、太いものや短いもの、あまりなじみがありませんが葉を食べるものなどもあります。中には栽培に2年以上かかる品種もあるんだとか。ごぼうといえば、食物繊維!水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を含んでいるのが特徴です。便秘したらまずはごぼうとコンニャクのキンピラ、そしてウォーキング。変な薬飲む前に、一度お試しあれ。ワンダホーな大きいお便り間違いなしです。またミネラルも豊富、赤血球の形成を助ける銅や、血液循環を正常に保つのに必要なマグネシウムなどがあります。

ごぼうは泥を落とすと風味が落ちるので、なるべく泥つきのものをどうぞ。洗いごぼうの場合は、肌のきめが細かいもの、なめらかなものを選びましょう。ちなみにごぼうの味や香りは皮の近くにあるので、皮をむきすぎないこと。たわしでよくこすり洗いするだけで充分です。汚れや黒ずみが気になる場合は、包丁の背で表面の薄い皮を落とす程度で十分です。保存は泥つきであれば、新聞紙にくるんで冷暗所へ。洗いごぼうはビニール袋へ入れて冷蔵庫の野菜室へ。なるべく早く使いきりましょう。

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