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2018-04

久留米文学散歩 vol.64

夏目漱石と熊本そして久留米②

文/増原 達也

その坂を頂上から少し下がって右に折れると漱石の旧宅に当たります。可成りの広さの家で漱石が入居する以前は彼の友人の狩野亨吉が住んでいた様です。私がこの時、熊本に行ったのも、漱石がここに住むようになった原因や過程を知る為でもあったのです。この家は現在、漱石の博物館にもなっており、色々な資料等も陳列してあります。そこに着くと直ぐ署名して館内に入り左手に屏風の様な物に彼の転居先とその年月日、当時の出来事等も記入してある物があり、私も直ぐそれを写そうとして二〜三行書いた時だったと思いますが、その館の案内人の方が、「これを・・・」と云って差し出してくれたのが、その屏風の中に記入してある事が全て記載してある物だったのです。「どうもありがとう御座います」と云って受け取り、一応目を通して「処で先生、漱石の俳句の中で明治31年が少ないのは何故ですか」と尋ねてみました。正直、熊本に行ったのも半分はその為でもあったからです。そしてこんな施設で説明に従事しておられるのだから、専門家だろうという先入観が私自身にあった事は事実でした。処がその人の話は素っ気ないものでした。「その年は移転や何かで多忙だったからでしょう。」と答えられただけだったのです。そして次の見学者の処に行かれたのですが、私の落胆というか失望は大きな物でした。その時の私の身形も褒められた物ではなかったのですが。その後は見学する気にもなれず、外に出て、それから数拾年過ぎた現在でも忘れません。その後一〜ニ度熊本には参りましたが寄る事はありませんでした。扨そこで「夏目漱石句集」((株)永田書房)(昭和63年12月9日発行)に依りますと当時調べられた俳句、漢詩だけで俳句がニ四三一句で漢詩が二〇八首となっています。

くるめ食素材探検 vol.54

郷土料理の「がめ煮」に欠かせない食材

「タケノコ」編

文/靏久 格(産直や 蔵肆)

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お祝いごとに欠かせない郷土料理の「がめ煮」に欠かせない食材でもありますタケノコ。

日本人になじみ深い竹から産まれる竹の「子」です。田舎のほうですと、親戚からもらったり、なぜか玄関に生えて(?)いたりと、買うものではなく貰うものだったり。そんなふうに身近な分、タケノコなんてそのへんに生えてくるんでしょ?と思いがちですが、本当にいいタケノコを収穫しようと思うと、日当たりのよい山の斜面で、ふかふかの土と適度な空間が必要で、理想は竹林の中で傘がさせるくらいのゆったりとした「間引き」が必要なんだとか。やはり美味しいものを食べるためには手がかかるんですねえ。旬はやはり四月。気が早いところは三月の半ばから重機でほりあげる人も。土の中にいるのでまだ日にあたっておらず、柔らかくてえぐみも少ないんだそうです。

現在、日本で食用されているたけのこは、孟宗竹が中心です。原産地は中国江南地方。日本に入ってきたのは、黄檗宗の僧侶が中国を訪れた際に持ち帰った説や、琉球経由薩摩じゃなかろうかなど諸説あります。前者は1600年代、後者は1736年といわれていますが、いずれにしても孟宗竹は外来種。

一方、日本では真竹の文化がありました。竹取物語などでもおなじみですし、竹細工や筆、楽器などの素材は、主として真竹です。茶道の竹花器や茶杓も真竹です。

孟宗が終わっても、はちく、秋口からは四方竹などと楽しめます。とにかく鮮度が命のたけのこ。たくさんいただいたら、ゆで上げたあと半干しして冷凍しておくと使いやすいですよ。ラーメンのトッピングに欠かせないメンマも竹を乳酸発酵させた食品です。

八女市立花の大一食品工業さん、タケノコ一筋80年。中国産も多い中、国産のみを扱っておられます。地元スーパーや道の駅などでお見掛けの際はぜひ。

がめ煮まん、なかなか美味しかったです。

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.107

“2006年 ニカラグア”

写真と文 安達  和宏

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2006年2月に訪問したニカラグアでの一コマ。

初めて赴いた産地の風景は今でも瞼に焼き付いています。集荷場では銃をズボンの後ろポケットに差した強面の番人が、コーヒーチェリーを持ち込んだ人々に大声で指図する。そんな群衆の中、手摘みのコーヒーチェリーを篭に入れ持ち込んだ母親の傍には手伝いをする少年。この子の表情は10数年経った今でも鮮明に頭に残っています。生産者そしてそこで働く人々の幸福を願い、買付けに取り組む我々のミッションの切っ掛けの一つです。

そんなニカラグアへは、4月にCOEの審査会で訪問します。この子の立派に成長した姿を見たいものです。

香茶店〝香り不思議発見〟 Vol.90

「新しい春がはじまる方へ」

名刺香、文香はいかがですか!

香star

この春から社会人としてスタートされる方、転勤で新しくご挨拶をされる方、名刺交換の時に香りを添えてお渡ししてみませんか?記憶に残るご挨拶となるでしょう。薄いカードなので読書の栞代わりにもなります。またパッケージは保管用として名刺が入るサイズです。

お世話になった方へのお礼のお手紙に文香を添えて送れば、封を開けた時のほのかな香りに感謝の心を感じていただけるのではないでしょうか?

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名刺香 グリーンノート

レモンをアクセントにしたすっきりと爽やかなグリーンシトラスの香り

文香…324円

名刺香(カードフレグランス)5枚入…2,700円

むすんで、ひらいて!! vol.48

「長年、子ども達の指導をして来て思うこと」

②読者の声にお答えします。

一般財団法人田中教育研究所

幼児心理カウンセラー  野田 鏡子

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「上の子12歳、第1幕の育て方を失敗したぁと思いました。今から第2幕で修正可能かがとても気になります。続編があれば是非ご指導いただきたいです。」

前々回Vol.46

【第1幕】幼児、学童期(子ども時代)

幼児(絶対的依存)

学童期(依存)

【第2幕】思春期(青年期)

依存から自立へ(過渡期)

身体的変化(二次性徴発現)

【第3幕】成人期(大人の時代)

心理的社会的自立

第1幕で、幼児・学童期の育ち方が、その後、大きく影響してくるということを書きました。土台となる性格は幼児期にあるということは実感しますが、気にかかるところを直そうと育てられることで子どもは変化してきます。

親の気づきはとても大切なことで「失敗したかも」と思った時点で、もうすでに直そうとしているものです。12歳のお子様は現在親の思い通りにならない部分が多くなっていらっしゃるのでしょう。たぶんどの親も「幼児期の育て方が間違ったのでは…」と自分を責める時があります。それが第2幕の思春期です。

それまでの子どもと確かに違うのです。急にしゃべらなくなったり、何か注意すると「プイッ」と怒ったり「あんなにいい子だったのに…」と思う時が来ます。もう思い通りにはなりません。子どもは親の知らないところでいろいろ経験をし、自分を確立しようともがいているのです。「さなぎ」の状態ですから、子どもを信じてただ「見守る」ということが大切です。子どもが意見を求めて来た時だけ一緒に考えてあげると良いと思います。親から愛情と信頼を受けて育てられた子どもは、決して親や他人を裏切るような人間にはなりません。親はおいしい食事を作り、子どもが帰ってホッとするような居心地の良い家を作ることが一番大切だと思います。

歯は健康のバロメーター vol.12

〜落合先生のお口のお話し〜

「定期診査はうけたほうがいいですか?」

おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

こんにちは。おちあい小児歯科医院の落合です。今回は定期診査についてお話ししましょう。こどもの口の中の状態は、新たな歯が萌出する、歯並び咬み合わせができてくる、食生活が変わる等、刻々と変化していきます。

したがって、治療が終わってもそれが口の中の状態の完成形ではなく、年齢とともに変化していく口の中が、問題なく成長しているかどうかをみる必要があります。そこでお勧めしているのが定期診査です。

定期診査は3~4カ月ごとに受けることをお勧めしています。その理由は、治療後に何らかの変化が起こる節目であること、むし歯等の早期発見がしやすくなること、フッ素塗布の適切な間隔と一致すること、等があげられます。重大な症状が生じる前に定期的に様子をみて大事に至らないようにすることは大変重要なことです。

定期診査は、むし歯や歯並び咬み合わせの状態をみる、歯磨きのチエック、フッ素塗布、また1年に1~2回、目では見えない歯と歯の間のむし歯チエックのためのレントゲン撮影等、小さなこどもでも楽に受けられる内容です。1年は春夏秋冬4つの季節、季節が変わったら受診、と考えると定期診査も忘れずに受けられます。また、ストレスの少ない定期診査を継続的に受けることで、歯科受診に慣れて嫌がらないようにもなります。

赤ちゃんが生まれて外出できるようになったら、歯が萌出したら、1歳、1歳6か月、3歳の歯科健診の時期になったら等をきっかけに、かかりつけの歯科医院を見つけて定期診査を受けてみましょう。きっと本を読んでもネットで調べても書いていないような、その子だけの情報や特徴を知ることができると思いますよ。

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