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2018-01

くるめ食素材探検 vol.51

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花 「ゆりね」編

文/靏久 格(産直や 蔵肆)

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立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花、と成語にありますように「ユリ」といいますとお花のイメージはありますが、あまり食材のイメージはありませんよね。えぐみが少ない品種の根っこ部分を食用にしますが、あれは根っこや球根でなくて、ユリの葉が変形した「鱗茎」なんだそうです。

実はゆり根の栽培はとても時間がかかり、種球から始めると何と6年もかかるそうです。お前は朝鮮ニンジンか。主な産地は北海道。なんと北海道だけで全国の約95%を生産しています。京都では丹波産が知られています。こちらは8月頃から秋にかけて収穫されますが、北海道では霜が降りる10月頃から年末にかけて主に収穫されます。

お正月の食材と思われがちですが、もっともっとふだんの食卓で使っていただきたい栄養たっぷりの野菜です。高血圧予防の働きをもつカリウムは野菜の中でもトップクラス。整腸作用のある食物繊維が豊富で、加熱によるビタミンCの損失が少ないので、きれいな肌や髪をつくる美容食としても注目です。また、葉酸は胎児の発育に不可欠の栄養素、さらに鉄分も豊富なゆり根は妊娠中のママにもおすすめです。

実は、最初にご紹介した成句「立てば芍薬〜」元々は薬としての使い方をたとえたものなんだそうです。「歩く姿は百合の花」は百合の花のようにナヨナヨとして歩いている様子を表現しており、心身症のような状態を意味します。そんなとき、ゆりねを乾燥粉末にした「百合(びゃくごう)を処方していたそう。咳止めや滋養強壮などのほか、消炎、鎮咳、利尿、鎮静などの効能があるそうです。

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2018.1.27(土)〜1.28(日)

第25回 九州・山口有機農業の祭典 in 福岡

会場/グリーンピア八女(女市黒木町木屋10905)

1.27(土) 13:30〜

「小さくて強い農業とは」 〜いつまで有機で食えるのか〜

基調講演 久松達央氏(株式会社久松農場代表)

お問合せ/事務局 担当:鶴久 格 TEL.090-3316-8201

詳しくは、HPより http://fukuyuken.net

久留米文学散歩 vol.61

筑後川と久留米⑪

文/増原 達也

「筑後」と云う名称が付いたのは可成り古い様です。元々この地方は「筑紫の国」と云っていたのを七世紀(一説では大化の改新頃)と伝えられ、少し下がった文献には「竹志後国」と云うのも遺っている様です。その筑紫の国を筑前と筑後に分け二国に分立したのが初めで、それが現在迄続いています。もう一ツは「神代の時代」すなわち「イザナギ」、「イザナミ」の時代に九州を「筑紫島」と云ったと伝えられる説があり、この時、現在の福岡県辺りを「白日別」と云い大分県辺りを「豊国」、熊本、鹿児島辺りを「建日別」と命名したと云う説が「古事記」に遺っています。

わが国は筑紫の国や白日別

母います国、櫨多き国  青木繁

と云う詩の「白日別」は自分の生まれた「筑後地方」を指した詩と云う事になります。

当時繁の母は、岡山村(八女市)室岡の方に身を寄せており、この地方は櫨の実の収穫で日本一になった事が現在にも伝えられています。これで判る事は、青木繁が「古事記」を読んでいたと云う事です。

亦、彼は古事記の物語を多くの画にもしています。併し、この詩、固有名詞の羅列であり、それが「母さん助けて、母さん助けて」の叫びのように小生には感じられます。併し、母親は彼が死ぬまで会いに行っていません。母子の間に何があったのでしょう。

参考迄ですが、坂本繁二郎の「母の像」の絵の裏に

わがゑかく、ははのしろかみ、ははのみでかくをいしかと、いいしさみしき(わが描く母の白髪母を見てかく老いしかと云いし寂しき)の詩が存ります。

話を元に戻しますと田中吉政が築いた支城は10城と伝えられていますが、小生が数えたのでは九にしかなりませんでした。それを列記してみますと、柳川城、榎津城、城島城、久留米城、赤司城、福島城、黒木城、松延城、鷹尾城、江浦城となり、この柳川城は本城で存り支城ではないからです。

これ等の事については、亦、後日機会が存りましたら書かせて頂きますが、一ツ一ツの城には、その城なりの物語が存り、面白い様です。

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.104

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真  vol.104

“2017 パナマ ボケーテ地区”

写真と文 安達  和宏

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2017年3月に訪問したパナマでの一コマ。この季節は毎日の様に夕刻になると霧雨が降ってくるのですが、農園の山中を走り回ってホテルへ戻りその道端からふと見上げると、”天に掛かる虹のアーチ”が笑顔でお迎えしてくれました。見せつけらる様な圧巻のこの風景!こういうご褒美も産地行脚の醍醐味なのです。そして、コーヒー豆を育てる環境と自然の力を肌で感じる、そんな瞬間でもあります。遠く遠く離れた地なので関係無いと思ってしまいがちですが、我々の生活から及す人為的な温暖化や自然環境の変化は少なからず遅からず、この素晴らしい美しい風景にも悪影響を与えるでしょう。目先の利益優先で、手に負えない問題を先送りしにたエネルギー政策やエゴイスティックな森林伐採などの環境破壊。これらの問題に背を向けず、我々自身が意識を持って見守らなければならないと思わせる、大地との語らいでもありました。

香茶店〝香り不思議発見〟 Vol.87

「邪気を払う、香りの袋」

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歳が変わると運気も変わる、といったことがよく言われます。そこで悪い運気、邪気を払うのにお香が使われます。お寺でお線香を焚くのは、この邪気を払うためのもの。

よく使われる白檀(サンダルウッド)は古くからスピリチュアルな空間を作るために使用されてきた香木で、数珠にもよく使われます。

天年堂では、邪気払いの匂い袋が今人気です。天然の香料数種類をブレンドしたオリジナルのお香で、甘い香りからスパイシーな香りまで用意されています。また、お店では、自分だけのオリジナル匂い袋も作れます。

今年の宮中歌会始の勅題をもとにした「御題香」も届きました。新年の改まったお部屋の中の邪気払い、御題香の雅な香りを楽しんでみてはいかが。

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邪気払い匂い袋

824円(税込)

天然香料をブレンドした

オリジナル匂い袋です

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御題香 824円(税込)

むすんで、ひらいて!! vol.45

むすんで、ひらいて!! vol.45

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「こんな意見・研究があります。」

④心が順調に育っているかを確かめる

3つのポイント。 一般財団法人田中教育研究所 幼児心理カウンセラー  野田 鏡子 子どもを産み育てるということほど大変なことはないのではないかと最近良く思います。 母親は子どもを産んだ瞬間から全くと言っていい程「自分」というものが陰を潜めてしまい、日々の家事、育児に追われます。 それを喜びと感じるか苦痛と感じるかは人それぞれですが、母親の気持ちをそのまま受けて育つのが子どもです。 子どもは大人が思う以上にまわりの環境や母親の気持ちを感じ取っています。そして、それが子どもの将来の人間性の基盤になっていきます。 今回は、小児精神科医・渡辺久子先生の「子どもの心が順調に育っているかどうかを確かめる3つのポイント」を紹介します。 ①家庭の中、特に母親の前で安心して自分の本音が出せているかどうか、泣きたいとき泣き、怒りたいとき怒り、その後はカラリと穏やかな心に戻れるかどうか、甘えたいとき遠慮せずに母親に体で甘えてこられるか。 ②自分の考えや感じ方を持っていて、お母さんが良いと思って押し付けても、嫌なら「いやだ」とハッキリ断れるかどうか。やりたいことを自分で見つけて、失敗を恐れず挑戦できるかどうか。また、もし失敗しても、それほどこだわりなく気を取り直せるかどうか。 ③対人関係であまり緊張しないで、ありのままに近い自分の気持ちが出せているかどうか。 以上、いかがでしょう。 心と脳の発達は遺伝的資質もありますが、それ以上に環境的な影響も大きいと考えられています。 二度とない幼児期、子どもが幸せな気持ちで日々過ごせるよう、お母さんも子どもを育てる喜びを日々感じていたいですね。

歯は健康のバロメーター vol.9

〜落合先生のお口のお話し〜

「こどもがとても歯みがきを嫌がるのですが、

どうすればいいですか?」

おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

こんにちは。おちあい小児歯科医院の落合です。今回は、こどもが歯磨きを嫌がる場合、どうすればいいか?についてお話しします。口の中は、食べ物や色々なものが入るようにできていますから一概には一緒とはいえませんが、鼻の穴の中と同様、厳密には体の中です。鼻の中に綿棒を入れたらムズムズしてしまいます。そう考えると口の中をさわることを嫌がるのも無理はありません。しかも口の中といえば奥行きは深く広く、歯と歯の間、歯と歯肉の間等、優しく磨いてあげようと思っても、口唇をすぼめたり舌を出して歯ブラシを外に追い出したり、こんな掃除のやりにくさは鼻にはない口の中ならではの問題ですし、何より鼻と違って毎日全体を磨かなければならないと考えたら、口の中の清潔を保つことは大変ですね。

まだ歯が萌出する前の生まれて間もない赤ちゃんであれば、この時期からお父さんやお母さんの指で歯肉をマッサージしてあげて口の中を触られる刺激に慣れてもらいましょう。生まれて間もない赤ちゃんには吸啜(きゅうせつ)反射という口の周りのものを吸い込む反射がありますから、赤ちゃんは嫌がることなく、指を受け入れて刺激に慣れてくれることでしょう。やがて、生後8か月頃になると下の前歯が生えてきます。この時期になったら、ガーゼ等で下の前歯を拭いてあげて、道具で歯の手入れをする刺激に慣れてもらいます。介護用のスポンジブラシで歯肉を拭いてあげるのもいいですね。指に慣れている赤ちゃんはすんなりとガーゼ等を受け入れてくれます。そして上の前歯が萌出したら、その時初めて歯ブラシで歯を磨いてあげるのです。つまり、指からガーゼそして歯ブラシというように少しずつ刺激を強くしていくことで、歯磨きの感触に慣れてもらうこと、これによって歯磨きを受け入れてもらうのです。

では、このような段階を踏むことができずに、現在すでに2歳、3歳となっていて、歯磨きをとても嫌がる、というこどもの場合はどうするか?これは次回に詳しくご説明しましょう。

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