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2017-08

香茶店〝香り不思議発見〟 Vol.83

香茶店〝香り不思議発見〟 Vol.83

「彼岸花の咲く頃に!」

香star
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そろそろ夏の名残の残暑も和らいできた。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われている。そしてその合図とも取れるのが「彼岸花」(別名:曼珠沙華)、田んぼの畦道やお墓の周りによく咲いている。彼岸花は全草有毒で鱗茎にアルカロイドを多く含む有毒植物で、お墓や畦道に植えた理由はモグラなど動物がこないように人為的に植えた。また根茎はアルカロイド毒を水で晒せば窮乏食として利用された。

花の色は一般的に赤、中にはしろや黄色もある。筑後地区でも彼岸花巡りも人気だ。

ご先祖様と一番近くなるのがお彼岸。

ご先祖様に「お蔭様」の気持ち。

おはぎをや季節の花を供えて供養するとともに、生きている歓び自然の恵みへの感謝をするということになる。

久留米文学散歩 vol.57

久留米文学散歩 vol.57

筑後川と久留米⑦

文/増原 達也

筑後川の上流浸しは今でこそ山間の日田市ですが、近世、特に江戸時代中期以降、明治時代が始まる迄は九州の政治、経済、文化の中心であったのです。政治的には西国側の郡代が置かれ幕府の天領であり、経済面では「掛屋」と称される日田商人が活躍、「日田金」の名の付いた資本が多く運用されていました。文化面では日本最大の私塾と云われた『咸宜園』が存在しています。この咸宜園を開いたのが「広瀬淡窓)で、この人は江戸時代後期の儒学者として九州では三本の指に入る学者として名を遺すと共に明治を生む傑物も多く世に送り出しています。他の二名は三浦梅園と帆足万里だと云われています。

扨この日田は元々大友宗麟の支配下にあった様ですが、彼の子義統が朝鮮出兵の際の不始末で当時の天下人豊臣秀吉にこの地区を没収され日田地区は「大閣蔵入地」となっています。早い話秀吉の「直轄地」となったのです、この時(文禄三年・一五九四)、日田と現在の玖珠郡一帯の代官として来たのが宮木長次郎で、この人物が岐阜の長良川に存った「鵜飼」を持ち込み三隅川でも、それを始め、これが現在の「日田の鵜飼」の起こりと伝えられています。だから、日田の鵜飼は四百年以上の歴史を有していることになります。そしてこの人物が日隈山頂城を築き、「隈城」とし城下を隈町としたのです。次に入ったのが、「毛利高政」(慶長元年一五九六)で、この時初めて「壱万石」の大名になっています。そして慶長四年(一六〇〇)に関ヶ原の役で、この毛利は西軍についた為、徳川方に取られその後は一時日田は中津城の黒田如水の支配下に置かれています。この事を歴史書は黒田の「預かり地」としています。但しこの時毛利高政は役後になって徳川方に寝返った為、この辺では歴史書によって少しずつ違った事が遺されています。戦役後同じ大分県内にある「佐伯城」に転封され、再度日田の郡代も兼任する事になっています。兼任とは云え、当時日田は既に二万石の領地となっていたので、毛利氏は可成りの出世だった様です。そう云えば、この佐伯市に「番匠川」と云う三隅川より少し大きい川があります。それにこの地は「ハワイ奇襲作戦」の訓練基地でもあった様です。この佐伯に広瀬淡窓は半年ばかりですが、留学しています。

くるめ食素材探検 vol.47

くるめ食素材探検 vol.47

あまりにもなじんだ野菜「じゃがいも」編

文/靏久 格(産直や 蔵肆)
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ちょうど北海道の新ジャガが出回る時期ですね。昨年の北海道は台風が四連発で襲来、あらかた農地を流してしまったためえらいことになりました。ポテトチップスなどが品薄になったのはまだまだ記憶に新しいところです。ほかのジャガイモを使えばいいじゃん!と思ったあなた。じつはポテチ専用の品種というものがありまして、だんしゃくなんか使っても焦げたり味がよくなかったりという事情があったりします。

原産地は南アメリカですが、本場はヨーロッパでしょうか。イギリスでは300種ほど現役で栽培されているそうです。ちなみにペルーのリマにある国際ポテトセンターでは9900種が保存されているとか。さて、皆さん何種類ご存知でしょうか?私?聞かないでください・・・。

日本への伝来は江戸時代。ですが温暖な気候と荒れ地を好むサツマイモと一緒に導入されたため、冷涼な気候を好み肥料も必要なジャガイモはあまり広まりませんでした。本格的に栽培されだしたのは北海道開拓のはじまった明治のころ。だんしゃく、メークインなどはその頃の品種です。そんな古い品種が現役、というのは野菜の世界ではめずらしいことだったりします。ちなみに、だんしゃくは高知県出身の川田龍吉男爵が北海道でひろめたもの。正式名称は「アイリッシュ・コブラー」といいますが、男爵様が広めたので通称の「だんしゃく」が広まりました。

同じ明治時代に活躍した牛島謹爾(うしじま きんじ)は三潴出身、八女で育ち渡米したのち、カリフォルニアでジャガイモ栽培で成功。一時期はカリフォニア州の5割以上、アメリカ全体の1割のじゃがいもの生産額を彼の農園で生産、「ポテトキング」と呼ばれたそうです。

写真は「デストロイヤー」わりと最近(といっても10年くらい前)の品種です。皮が紫色で眼の部分が赤いためマスクをかぶったような外観ということからついた名前です。ちょっと悪役っぽくないですか?本名は「グラウンド・ペチカ」といいます。

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.100

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真  vol.100

“南米 パナマの買付け チリキ県 ボルカン地区 ソフィア農園”

写真と文 安達  和宏
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2017年3月14日から25日まで、パナマ・コロンビアの買付けに行ってきました。今日の一枚はチリキ県ボルカンという地域にあるソフィア農園での一コマです。産地へ行くと先ず空港、それから陸路で農園のある山々の近くにある街のホテルへ、もしくは農園主の家へ行きカッピングやお話しを聞きます。それからまたピックアップ車などの車で2〜3時間舗装してない山道を千数百メートル登りやっと辿りつきます。そんな農園の入り口の脇には小屋が有り、そこに住み込みのワーカーファミリーが数家族いいたりします。電気も無いような厳しい環境でコーヒー作りに勤しむ彼らは、インディオ系の人が多く決して豊かの暮らしとは言えません。そんな社会環境の中ですが…この農園のオーナーはワーカーの生活向上を常々考え経営しています。彼がこの農園の小屋を建てたとき取引の銀行員から「あなたがここに住むのですか?」と聞かれたそうです。その位ワーカーの小屋は立派な造りだったのです。

私たちは自家焙煎の珈琲豆屋として高品質の豆を買付ける目的があります。しかし。それだけではなく農園主の人間性にも興味持ち、そこで働く人々と共に豊かになっていかなくてはならないと考えています。これからも、生産者やお客様の笑顔を思い浮かべながら〜まだまだ買付けの旅は続きます。

むすんで、ひらいて!! vol.41

むすんで、ひらいて!! vol.41

「こんな意見・研究があります。」

⑪何を信じて子どもを

育てていけばいいのか?

一般財団法人田中教育研究所

幼児心理カウンセラー  野田 鏡子
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親は皆、何が正しく何が間違いなのか悩み試行錯誤して子育てをしていると思います。私は、ほぼ子育ては終わりましたが、常に数百人の子どもの教育をさせていただいています。ですから、責任も重大で、今でもその時代に研究されている子どもに関する講座を学びに行っています。

この夏は、田中教育研究所主催の「子どもが子どもを生きること!最新の脳科学の示す愛着(甘え)と遊びの力」世界乳幼児精神保健学会理事、渡辺醫院・渡辺久子先生の講座を受けに行きました。

今回は、その内容を少しご紹介したいと思います。

現在、日本は深刻な少子化に悩んでいます。しかしそれだけではなく、子どもの幸せを阻む問題(子どもの貧困、被災、両親の不和、性被害、DV等)はますます多様化し複雑になってきていると言われています。

子どもは親や周囲の大人の不安・緊張を敏感に感じ取り影響されます。辛すぎるストレスは脳に身体感覚記憶として刻まれ、後年問題となって出てきます。近年脳科学の研究は、こういった問題にさらされた子どもは脳に癒されることのない傷が残り、人知れぬ苦しみを抱えて生きることのリスクが高まると警告しています。

また、従来の日本人の、子どもは子どもでいいと地域ぐるみで子どもを大切にする環境とは変わり、競争主義・効率主義・商業主義の中で日本は子どもをかわいがることの下手な国になっているとも言われています。

日々、子どもと接している私は「やっと、やっと、日本の教育の在り方が間違っているということが大きく言われるようになった」と感動しました。

子どもは子どもらしく遊び、甘え、健やかで幸せな子ども時代を過ごさなければいけないと思います。

どの情報を信じ、どう育てるかは親の判断ですが、常に「これでいいのだろうか」と疑問を持ち続けることも大切です。親の責任は非常に重いものです。

歯は健康のバロメーター vol.5

歯は健康のバロメーター vol.5

〜落合先生のお口のお話し〜

「歯が萌出する時期は決まっていますか?」

おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

こんにちは。おちあい小児歯科医院の落合です。今回は、歯の萌出時期についてお話しします。

最初に萌出するのは生後6か月位で下の前歯、1歳で上の前歯、1歳半で手前の奥歯と犬歯、そして3歳前に乳歯20本すべて萌出するのが一般的です。5歳まで、つまり年少さんから年長さんの前半くらいまでは、乳歯だけの安定した歯並びと咬み合わせで過ごすことになりますが、年長さんの後半、6歳頃から永久歯の萌出が始まります。6歳、乳歯の奥歯のうしろに6歳臼歯が萌出、それに前後して下の前歯、7歳(小学校に入学した後)で上の前歯、9歳(3年生)で下の犬歯、10歳(4年生)で上の犬歯とそのうしろの第一小臼歯、11歳(5年生)でまたそのうしろの第二小臼歯、そして12歳(6年生)で一番うしろの12歳臼歯、という順番で萌出し永久歯列の完成となります。歯の萌出時期はこのようにだいたい決まっています。とはいえ、歯の萌出時期は年齢以外にむし歯になっているかどうか、歯並びや咬み合わせの問題があるかどうか等によっても大きく左右されるため、必ずしもこのとおりではありませんし、多くの場合、歯の萌出の早い遅いが大きな問題になることもありません。

ただ、乳歯の早期脱落が、ある病気の早期発見につながることがあります。それは低フォスファターゼ症という病気です。これは代謝異常によって骨が丈夫につくられず、これによってさまざまな生活上の困難、例えば、歩き方が不自然、走ったり運動することが苦手、骨折しやすい、呼吸や関節の動きに支障がみられる等、他の同じ年の子とどこか違うような気がするけれども、つい見のがされてしまうことが多いようです。この病気のわかりやすい症状の一つに、4歳前に乳歯が自然に抜けてしまう、というものがあります。乳歯が抜けるのは6歳前後、多少の個人差はあるとはいえ、4歳前に何本もの乳歯が抜けるようなことがあればこの病気である可能性があり、その際には小児科あるいは小児歯科でご相談されることをお勧めします。

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