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2016-08

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.88

“南米 コロンビア ウィラ県”
写真と文  安達  和宏
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今月も懐かしい写真、2009年に初めてコロンビアの農園を訪問した時の一コマです。ちょうど収穫期にお邪魔したのでコーヒーの実を手摘み体験させて頂いたのですが、辺り一面に完熟したコーヒーチェリーの香りに圧倒されてしまいます。慣れない私でも結構な量を摘み取る事が出来ました。大満足なのです!
ところで、この時に案内してくれたのがFNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)で働くコロンビア人のカルロス・ベラスコさんでした。現在、彼はFNCは辞められご自分でカカオ(チョコ)の会社を立ち上げられ日本にも素晴らしいチョコを紹介されています。その名も「カカオハンター!!」あれから直接お会いしてませんが、フェイスブックを通じてその活躍を知ることが出来ました。(恐るべしフェイスブック^^)この10月には久々にコロンビアへ行く予定なので、是非またお会いしたいものです。

香茶店〝香り不思議発見〟 Vol.71

なぜお彼岸にお墓参り?
香star 天年堂  稲生宗司

仏教では、悟りの世界を彼岸といい西にあるとされ、私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といい東にあるとされ、太陽が真東から昇って真西に沈む春分と秋分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考えられて、先祖供養をするようになったのだそうです。
||祖先を尊びましょう。
一年間で最も気候がいいのは「彼岸の季節」と言われる気分よく家族みんなで「線香・ローソク・数珠」を持って!
忘れていけないのは「マッチ」それと「おはぎ」!

久留米文学散歩 vol.45

自得とその時代⑦
文/増原 達也

現在の住宅事情や世の中の状況からは想像の付かぬ事ですが、昔の農家等は「施錠」する要になっている家は存りませんし、どうかすると「入口」も一ヶ処で、後は部屋の前に板の廊下らしき物が存り、それに雨戸が立てられる用になっていました。併しこの雨戸、よほど強い台風か大雪の際でないと閉めた事が無いのが普通でした。本間の八畳が2部屋それに「囲炉裏」のある十畳ばかりの板張りの部屋、その裏に本間の八畳の部屋が存ったようです。この囲炉裏の存る部屋に面して十畳程の土間があり、そこに備蓄米や一年分の漬物等も存り、その土間の隅が炊事場になっている家が多かったようです。勿論農家ですから、その土間の並び一間程の間をおった先が「牛小屋」になっており、これが二階建てで下に農業用の牛が二〜三頭、そして二階に藁等が納められていました。全てがこの要な農家ではないのですが、似たり寄ったりだったようです。処がこの時代一揆が頻発する様になりますと、農家でも土間の入口に仗をするようになっています。この時代、戸は引き戸ですからその仗で夜は閉めて置いたようです。これが槍の要をなしたのです。徴収者と納入者です。それに不作の上(この時は三分作)猪の被害も可成り大きな年でもあったので、両者の間には、只ならぬ雰囲気が出ても当然でしょう。武士も刀を抜く気は無かったようですが、つい刀に手を掛け威嚇する程だったのです。自得の方は瞬間、仗に手がゆき、彼が先に突き出したようです。それが武士の喉仏に這入ったのです。驚いたのは補助者として来ていた三人です。この三人も当日は刀を差し白鉢巻をしていましたが、この徴収作業に駆り出される昨日までは自得と同じ農民です。それに自得とは幼馴染でもあったのです。武士は少し血を吐いて失神したのですが、その時彼は自得に何か云いたかった様子でしたが言葉にはなっていません。後で判った事ですが、武士もこの不作と猪被害では予定の半分も集めれば上出来と話していたそうです。 ーつづくー

くるめ食素材探検 vol.35

くるめ食素材探検 vol.35
体をあたため、冷やす不思議な食材 ショウガ編
文/靏久 格(産直や 蔵肆)
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福岡放生会は、山笠、どんたくとならんで7日間で約150万人の人出で賑わう、博多の大祭の一つですね。今年は9月12日から20日までとのこと。ちゃんぽんやおはじきなどが有名ですが、八百屋的には新生姜が気になります。現在は冷蔵保存の技術が発達して通年流通しておりますが、もともとは夏から秋にかけての野菜です。昔は箱崎周辺の農家さんが栽培、博多商人の奥様“ごりょんさん”たちがお土産として買って帰ったそうです。いまでは宮崎や熊本からの業者さんが多いようです。

ショウガ科の多年草。原産地はインドからマレー半島にかけての南アジアといわれていますが、野生の生姜が発見されていないため、いまだ正確な原産地は不明とのこと。いまでは世界各地で薬や香辛料として使われています。日本とのお付き合いは古く、古事記にも記述があるほど。高知が国産生姜の約半分を占める大産地です。

春先に種として生姜の一部を植え付け、そこから増えていきます。新生姜は、植付けに使ったヒネショウガの上の部分にできた増えた部分をさし、辛味が穏やかで、みずみずしさがあります。逆に、種であったひね生姜は、繊維質があり、辛みが強くなっています。

生の生姜に含まれるジンゲロールという成分には、血行促進、新陳代謝を活発にして発汗作用を高めて熱をとりさってくれる働きがあります。ところが、乾燥加工や加熱調理すると、ジンゲロールがショウガオールに変化、今度は逆に身体を温める効果や、健胃・解毒・消炎作用もあると言われています。なので、暑い折にはおろし生姜で、逆に温め効果を求めるのであれば生姜湯や生姜焼きなど加熱する料理などに使うと良いでしょう。

ショウガを買ってもなかなか使いきれない!というあなた。数日で使い切るのであればラップをして冷蔵庫で大丈夫。長期間保存する場合は水を張ったタッパーに使いかけのショウガを入れて冷蔵庫へ。冬の間は常温でも大丈夫です。数日おきに水を換えるだけで一か月くらいはもちます。水がぼんやりしてきたら、交換のタイミングです。刻み生姜やおろして冷凍も大丈夫ですよー。

むすんで、ひらいて!! vol.29

「子育てに参考になる研究」
④ハーローの「針金の母ザル」の実験
一般財団法人田中教育研究所
幼児心理カウンセラー  野田 鏡子

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発達心理学では有名なものにこのハーローの「針金の母ザル」の実験があります。

生まれて間もない子ザルを二つの母ザルの人形の入れてあるゲージの中で育てます。
1つの母ザルは針金がむき出しですがミルクを飲める哺乳瓶がついていて、もう1つは哺乳瓶はついていませんがむき出しの針金ではなく柔らかい布で覆われています。
子ザルはミルクを飲む時だけ針金の母ザルのそばに行きますが、それ以外の時間は柔らかな布で覆われた人形にしがみついて過ごしたのです。

また、このゲージの中に突然奇妙に動く人形が入れられると、母ザルの人形から離れて遊んでいた子ザルは驚き、近くにある針金の母親ではなく柔らかい布の母ザルの人形の方へ即座に走りしがみつくのです。
しばらくしがみつき奇妙に動く人形を見てやや安心すると、少しずつ動く人形に近づこうとしたり少しちょっかいをかけてみたりという探索行動がみられます
人間の赤ちゃんも生後7~8か月頃によく見られる行動ですね。

ハーローの解釈は、子ザルはミルクを飲むことが理由で母ザルのそばにいるのではなく、柔らかい、心地よい母ザルのそばにいたいという本能的な欲求があるためにそばにいるのであるというのです。

別の実験では、子ザルを母ザルからも仲間からも隔離した環境で育てると、一点を凝視する、情動的に動きまわる、自分の身体をかむ、などの「情緒障害」が見られたことを報告しています。
即座に人間の子どもに置き換えて考える訳ではありませんが、乳幼児期の暖かく柔らかい身体的な感触の大切さは確かでしょう。
人間の子どもは産れてすぐに自分の意志で行動することはできません。
しかし、人の肌のぬくもり、優しい声かけは感じ取っています。

赤ちゃんは自分の感情を泣き声で表現しています。安らぎを求める泣き声、怒りの泣き声、あきらめの泣き声、そして、それでも誰もかまってくれなければ泣かなくなります。その声を敏感に感じ取ってあげたいものです。

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