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2016-07

むすんで、ひらいて!! vol.28

「子育てに参考になる研究」

③「視覚的断崖」の実験(ギブソンらによる研究)

一般財団法人田中教育研究所

幼児心理カウンセラー  野田 鏡子

201608_wakaba.jpg やや高い台の上にハイハイができる赤ちゃんを座らせます。台は途中から透明なガラス板になっており段差があるように見え、その先に母親がいます。

母親の「おいで、おいで」という呼びかけに、生後6ヶ月以前の赤ちゃんは断崖を認識して行動することはなくそのままガラス板の上もハイハイをしていくそうです。

ところが生後6ヶ月以降の赤ちゃんはガラスの手前で止まり、渡ろうとはしないのです。

ということは奥行きの知覚は生後6ヶ月以降の乳児には可能であるということです。

また赤ちゃんが親の表情を読み取ろうとする行動は9か月頃からよく見られますが、ハイハイをしてガラス板の所まで来ると止まり、しきりに母親の顔を見て「いいの?通ってもいいの?」と母親の気持ちをうかがう様な表情をします。

母親の表情から安全だという事が分かれば喜んで母親の所までハイハイをして来ます。

生後12か月頃の赤ちゃんの74%は渡ってくるそうです。

すごいですね、赤ちゃんって、産まれて1年も経っていないのにちゃんと表情から母親の感情を読み取っているのですね。

では表情から人の気持ちを読み取るのはいつ育つのでしょう。

はっきりとしたことは分かっていませんが産まれてすぐから目を見て話しかけることによってこちらの感情が伝わり人の感情を読み取ることが出来る様になっていくのでしょう。

親は、子どもが何を感じ何を要求し何を望んでいるのかを敏感に察し積極的に言葉にし、子どもに伝えることがとても大切だと思います。

「おなかすいたね」「おむつ濡れて気持ち悪いね」「楽しかったね」「いたかったね」・・・・等々、話しかけられると良いと思います。

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.87

“中米 ニカラグアの集荷場”

写真と文  安達  和宏

201608_coffee.jpg 懐かしい写真を見つけました。2006年に初めてコーヒー産地を訪問したニカラグアでの一コマです。当時は、見るもの、聞くもの、触るもの、全てが初めての体験で心躍らせたものです。あれからもう10年〜いやまだ10年しか経っていないのに、スペシャルティコーヒーの認知度も上がりコーヒー産業を取り巻く環境は随分変わった様に思われます。きっかけは美味しい珈琲豆(原料)を求めて海の向こうに足を運んだのですが、その内にコーヒーづくりの向こう側にある困難や生産者の努力を知る事が出来ました。そして買付けを重ね絆も太くなり、生産者とも一緒に成長させて頂いてるという実感があります。

売り言葉や見た目、効率や目の前の利益に気を取られてしまいそうな今日この頃、、、今一度、初心に帰って自らのミッションを心に刻もうと誓うのであります。

香茶店“香り不思議発見” Vol. 70

「夏のなごり、立秋とはいえ暑さは厳しい」

香star 天年堂  稲生宗司

201608_tennen.jpg 八月も一週間過ぎれば、暦の上では二四節気の「立秋」。

とは言え、残暑が厳しくなるのもこの頃。お部屋にこもった匂いは嫌なものですね。暑さに加え、匂いまでついてくればリビングや寝室の癒しの空間も台無し。当社オリジナル香の「うずまき香」は夏の暑苦しいときにおすすめの、白檀のふくよかな甘い香り、落ち着きのある幽玄な香り、華やかな清澄な香り、甘く優雅な香りなど4種類の香りを京小箱に入れたおしゃれなパッケージが印象的なお香です。お部屋焚きのお香としてこの季節に愛用してみませんか。

お香づくり教室の案内

毎週水・土曜日(要予約) 場所:天年堂内

久留米文学散歩 vol.44

自得とその時代⑥

文/増原 達也

自得が久留米に現れたのは「伝雄僧正」が高良大社の座主に就いてからですから、日本の年号で「文政」(1817年)になった頃です。当時はすでに「幕府」の力は衰えており、日本各地で「一揆」が多く起こっています。何でもその当時の年代で70年間で1611件と云う数字が出ています。この自得もこれ等のどれかに巻き込まれていたのでしょう。只ここで彼か若しくは伝雄に近くの人が「あの人は東北から来た」と口ばしっていますので、当時の津軽藩を調べてみますと、大きな一揆が存りました。それは「猪飢渇飢饉」で、これは字の如く猪による被害です。この時農民に参千人の餓死者が出ています。この数字には乳飲子や夜逃げの人数も含まれているそうです。この時の米作は参分作であったと記録に遺っています。元々この地方は猪の繁殖の盛んな土地柄ではあったので、昔から農家一戸辺りに猪撃退用の「槍」が備えてあったのです。それに猪用の「槍術」も盛んだったと伝わっています。と云っても「突く」だけで押しの力に対応する技だけだったのですが、余程低く構えて腰をすえないと猪に突き飛ばされるそうです。それにこの槍は映画やTVで観る上品な物ではなく穂先が参拾cm程で人が握る処などでも穂先の方は子供では握れない程大きくなっています。長さは一間までは有りませんが、それに近いものの様です。戦時中疎開している時に観たのですが、普段は鉄砲や刀と一緒に居間に掛けてあったようです。武士が用いた槍は柄が長く掛けておくと曲がりますが、この槍はそんな事は一度も存りません、と云う事でした。何時の時代もそうですが、役人は下になる程、一般人には厳しく通達等も乗数的に酷くなります。この時も順調な時は名主が米を集めて納入したでしょうが、それが難しくなると、城から役人(武士)が出て来て徴収する様になります。この武士は地元の者ではなく城主に付いて来た人たちです。だから情け容赦はありません。そこで争いが起こります。 ーつづくー

くるめ食素材探検 vol.34

アラビア語で、「王様の食べる野菜」 モロヘイヤ編

文/靏久 格(産直や 蔵肆)

201608_moroheiya.jpg 夏のねばねば食品、としてずいぶんなじみのある野菜になったんじゃないでしょうか?モロヘイヤのネバネバの成分は、ムチンという水溶性食物繊維で、コレステロールの低下や便秘の改善、大腸がん予防などに効果的です。

ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜としても有名。特にカロテンの含有量は野菜の中でもトップクラスで、ホウレンソウの4.6倍、ブロッコリーの19倍!血管や粘膜を丈夫にして、体の内側から老化を防いでくれるのは魅力的ですね。また、カルシウムの含有量はホレンソウの9倍、ブロッコリーの10倍!骨粗しょう症の予防におすすめです。

原産国はエジプト。アラビア語で、「王様の食べる野菜」という意味だそうで。クレオパトラも好んで食べたとか。中東、アフリカ、インド、東南アジア地域などで広く栽培されるモロオヘイヤ。粉末などは健康食品としても利用されてます。

食べ方は、他の青菜と同様に、お浸しや和え物、お汁の実、炒め物、天ぷらもおいしいです。ムチンのタンパク質分解酵素やビタミンCは、熱に弱いので手早く調理するか、たたいてヤマイモやおくら、納豆などに混ぜて生でいただくのもおすすめ。味付けはめんつゆなんかでどうぞ。叩くと、どんどん粘りが出てきます。あれはなんでなんだろ?またβ-カロテンは、加熱したり、油と合わせた方が吸収がよくなります。ツナと和えてマヨネースで味付けしても美味しいですよ。

生葉のまま保存する場合は、葉だけを摘み冷水に浸して水気を切り冷蔵庫へ。冷凍保存も可能です。ゆでる場合は、サッとゆで水気を硬く絞り、ラップに包んで冷凍。細かく刻んでから冷凍すれば便利です。

モロヘイヤの種子には、強心配糖体(強心作用のある成分)が含まれることが知られ、大量に食べてしまうとめまいや嘔吐などの中毒を起こします。家庭菜園で作られている方はご注意を。葉や茎の上部は大丈夫ですけど、種子や莢は絶対に食べないように注意してくださいね。

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