Home > Archives > 2016-06

2016-06

香茶店“香り不思議発見” Vol. 69

「香料のはじめは、古代エジプト人にあり」
香star 天年堂  稲生宗司
201607eziputo.jpg
最初に香料を”贅沢”に使ったのは古代エジプト人である。

1つは宗教的儀式に
1つは死人のミイラ化に
1つは彼らの私生活に・・・

そして、美しい女性にまとわせて”魅力的に”
エジプト人は衛生観念の発達した人々で、
”清潔さ”は”神々しさ”に近いと信じていた。

参考文献:香りの来た道
(諸江辰男著、光風社出版)

お香づくり教室の案内
毎週水・土曜日(要予約) 場所:天年堂内

久留米文学散歩 vol.43

自得とその時代⑤
文/増原 達也

高良山に「的」を絞りますと初代は前回に記載しましたので二代目からになるのですが、この隆慶上人は白鳳二年二月十五日剃髪としてありますので、この時「座主」に就いたのだろうと思われます。只この白鳳と云う年号は正式なものではないようで、七世紀後半特に天武天皇から持統天皇の時代を「白鳳時代」と云っているようです。何故かと云いますと、この時代の日本の仏教美術の興隆が著しかった為に後年付けられた時代の総称のようです。隆慶師の座主就任は白鳳二年なので、この時は、天武天皇、この人の天皇即位は六七三年ですから、その二年後ですと六七五年に隆慶は座主に就いている事になります。そして退位したのが七二一年ですから四六年間の在位で、七二一年が死亡した時なのかどうかは不明です。次の宣燈上人は天平二十年(七四六年)一月二十九日退位ですから前を死亡年月日とすると二七年の在位になります。この人は先代の実弟で早くから兄を助けて寺の仕事をしていたようです。そしてこの時代になりますと「高羅山」ではなく、高良山座主としてありますので、そこ三〜四百年の間に「羅」も簡略化されたのでしょう。これらの座主が延々つ続き、その伍拾伍代目の「伝雄僧正」の時、、すなわち「文政年間」に「自得」が現れるのです。初代の「上人」と云う「号」ですが、七代迄は「何々上人」となり八代目からは「法師」(八代だけ)、そして「律師」、後には「僧都」が長く続き、以後亦「律師」または「権僧」等と変り後も「法眼」「法印」となり五十代頃から「僧正」が多くなり六十代まで続き、明治時代になって、「神仏分離」すなわち「廃仏毀釈」が明治二年の運動となって全国的に拡がり、当時、寺、仏像、経典等は大きな打撃を受けています。その際「高良大社」は仏教の部を「三井寺」として分離し、この寺は現在の高良山の登山口の道路に面して建立されています。ーつづくー

くるめ食素材探検 vol.33

「かっぱも大好き、きゅうり」きゅうり編
文/靏久 格(産直や 蔵肆)
201607syokuzai.jpg
キュウリ、ですからウリ科の仲間。昔の品種である地這い胡瓜、もし見かける機会ありましたら食べてみてください。地味な滋味がありましてたまらんです。
中東原産のきゅうりが日本に入ってきたのは平安時代、シルクロード経由で伝わってきました。品種の違いもあり、江戸時代まではあまり人気のある野菜ではなかったようです。
幕末に品種改良が行われ、味よし、歯ごたえよしとなってから広がったようです。
いま出回っているのは収穫量が多かったり、病気に耐えるようにと品種改良された「節成り胡瓜」が主です。ビニールハウス内に何百本も植えることができ、季節を問わず収穫できるので、一年中新鮮なキュウリを楽しむことができます。といっても、実は今わたしたちが楽しんでいるのは「未熟」なきゅうり。本当の姿は黄色く熟し、大きさも四合瓶くらいに育ったものを煮たりして食べていたそうです。冬瓜みたいな感覚だったのでしょうか?
きゅうりは、主成分の90%以上が水分ですが、ビタミンA、B群、C、カルシウム、カリウム、食物繊維などが含まれています。特にカリウムが豊富に含まれ、むくみを改善する作用や利尿を促す作用、体内のナトリウムの排泄を促し高血圧を予防する働きがあります。また、きゅうりには体内にこもった熱を取り除く作用があるため、夏バテ予防におすすめです。生で食べてよし、漬物によし、酢の物、和え物と大活躍です。スペイン料理のガスパチョは、キュウリのスープです。宮崎の郷土料理「冷や汁」にも欠かせませんね。といっても、博多の祇園山笠、櫛田神社の氏子さんは、神社の御紋がキュウリの切り口と似ていることから、期間中はキュウリを食べないそうです。また、同じような理由でキュウリ栽培を行なわない地区も日本各地に点在しています。
カッパはきゅうりが好きだから、きゅうりの巻き寿司をカッパ巻きというのはご存知。さて、なんで好物とされたのだろう?と思って調べてみたのですが、諸説ありまして面白いですねえ。水神(牛頭大王)の好物が胡瓜だった、とか、人肉の味に似てるから身代わりとして川に捧げていた、とか。地域によっては、初なりのきゅうりに子供の名前を刻み、「河童様どうか今年もわが子をお守りください」と川遊びをする川に流す慣わしもあったり。けして、恐れられるばかりの存在ではなかったのですねえ。
筑後川に育まれた久留米。実はきゅうりと縁の深い町だってご存知でした?荒木町には、きゅうりの品種改良で日本中にしられた会社があるんですよ。いまどきのカッパさん、好みの品種はあるのかしらん?

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.86

“南米 ボリビア買付の旅
アグリカフェ  カッピングラボ”
写真と文  安達  和宏
201607adati.jpg
2015年に行ったボリビアでの一コマ。産地へ行くと農園まわりしながら、現状そしてこれから数年の生産者の考えや想いを知ることができます。そして、最近特に感じるのがカッピングラボ(カッピングルーム)の充実ぶりです。それらの部屋には、サンプルのための小さな焙煎機や、各農園の細かな地図及びテロワールの違い、各品種のサンプル、プロセス=生産処理の違いによる特徴…などなど、品質向上への研究と検証を重ねる姿がそこに垣間見られます。そんな図や表を見ながら質問をしていくと新しい取り組みや、今まで文字として見聞しいた事柄の意味が実は違ってたり、既存と同じ方法なのに呼び方だけが変わってそれが流行のように伝えられてたり、毎回何かしらの発見があるのです。そして、その液体を啜るとまさにその情熱がかたむけられたコーヒーとして我々を魅了してくれます。この買付け作業を通しながら、彼らのコーヒーを適切に評価し、それらを消費者の皆様にもお伝え・お届けする。そんな役目を全うしたいと心に誓うのです。

むすんで、ひらいて!! vol.27

「子育てに参考になる研究」
②サリーとアンの実験

一般財団法人田中教育研究所
幼児心理カウンセラー  野田 鏡子
201607wakaba.jpg
1、サリーは部屋でぬいぐるみの人形で遊んでいます。遊び終わったサリーはぬいぐるみをかごの中にしまって外に遊びに行きました。

2、サリーが外に出た後、アンが部屋に入りかごの中から人形を出し遊びました。

3、アンはぬいぐるみをかごではなく引き出しにしまい外に出て行きました。

4、サリーは外からもどり、またぬいぐるみで遊ぼうと思いました。

さて、どこを探すと思いますか。もちろん自分が入れたかごの中を探しますよね。かごの中と考えた人はサリーの立場で考えたからかごの中を探すと思うわけです。
この課題が正解出来るようになるのは5歳前後と言われています。自閉症の子どもはこれがなかなか困難なのです。

こういった、相手が何をするつもりか、何を考えているのかといった心の状態を推測する機能を心の理論といいます。
そして、これは人とうまく生きていくための能力(ソーシャルスキル)を身につける為の基本となり幼児期から育ちます。
1歳位では、人の顔色や声色(こわい顔、こわい声、やさしい顔、やさしい声)で判断ができます。

2歳位になると「これをするとママは怒るかな」と顔色を見て考え行動することが出来るようになります。

3歳位では、わざと怒られるような事を言ったりしたりしますね。相手の気持ちを探ることが出来るようになって来たということです。

人の気持ちをしっかり感じとれる人になって欲しいものです。
親や子ども、見知らぬ人を殺すといった残忍な犯罪、虐待、いじめ等、親は皆被害者にも加害者にもなって欲しくないと思っているはずです。

Home > Archives > 2016-06

Search
Feeds
Meta

Return to page top