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2016-03

香茶店“香り不思議発見” Vol. 65

香りの泥棒
香star 天年堂  稲生宗司
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わが国で〝香り泥棒〟は罪にならない、風雅な盗人だから咎めない!!
『ジャータカ物語』は釈尊が次々と生まれ変わり、様々な善行を行う物語。
日本の『今昔物語』もその影響を受けているという。
インドでは、自分のものの香りでなければ、香りを嗅ぐと、〝香り泥棒〟と言われている。

わずか1つの 蓮とても
与えられない その花の
香りをかぐは どろぼうよ
あなたは香りの 盗人か
若者は驚いた。そして答えた。
花を手折った わけじゃなし
花を散らした わけじゃなし
香りを嗅いだ だけなのに
どうして呼ぶのか 盗人と

※参考文献 「香りの風物詩」
諸江辰男著 東洋経済新報社

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.82

“米 エルサルバドル買付の旅 モンテシオン農園”
写真と文  安達  和宏
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この写真はいつのでしょう。これはエルサルバドル モンテシオン農園を2012年の春に訪問した時の一コマです。この時はクルマで山を登りつめ農園に着くと、クルマから降りた瞬間…満開のコーヒーの花の白さとジャスミンの様な香りに圧倒されたものでした。その香りも忘れ難いのですが、農園の風景と共に思い浮かんでくるのがトルティーヤの香ばしい香り。この日も農園内の庭にある東屋では美味しそうなトルティーヤが焼かれていました。現地の人には何の変哲も無い朝・昼・晩のメニューで当たり前なのでしょうが、私にとってはこの素朴な味わいですが、一番のおもてなしなのです。チーズをのせたりハチミツをたらしたり…あぁ〜また早くあのトルティーヤを食べに行きたい。。。
いやいや、農園にコーヒーを見に行きたい。そう思ふ〜今日この頃なのです。

久留米文学散歩 vol.39

自得とその時代①
文/増原 達也
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高良山歩きを初めて40年を越すことになりました。世間では「馬鹿の一ツ覚え」と評している要ですが、40年も同じ山を歩きますと、途中で御逢いした人々も次々に新しい人が生まれては消えてゆかれます。消えられた人達が、それ以後どの様な暮らしをしておられるか等は知る由もありませんが、御逢いした時点時点での事は決して忘れるものでは存りません。この「坂道」で、または「東屋」でなどと浮かぶと云うか思い出されます。そう云えばこの坂道を「夏目漱石」が明治の時代に登ったのだ・・・で、二〜三の道筋を通り、書簡に遺している「発心公園」迄、辿り着いたのです。処があの手紙、そこで「ぽつん」と切れているのです。以後は小生等とは関係のない事が文面に遺されているようで、長く未解決の物語を胸に仕舞わされたような気持ちでした。そして二松学舎名簿から彼の俳句と「草枕」の十三章が結び付く事を知ったのです。その際は長く続いた「便秘」が治ったような気がしたものです。子規や虎雄とは二松学舎は関係がないので書簡には入れなかったのかも知れません。そんな事で山の中や杉林を彷徨しました。勿論その間に歳老いし、人から「久留米版青の洞門」や「赤子川」の話が耳に入るようになり、これを一ツづつ物語化出来ぬものか、と思うようになったのです。「草枕」の十三章と「筑後川」だけでも数拾年は費やしていると思いますので、現在の小生の年令からすると、後一ツがよい処のようですが、少し筆を入れてみる積りです。まずこの「高良山」と云う名称ですが、この基は「魏志倭人伝の投馬国」にあるようです。あの倭人伝は「西暦」は二〜三世紀頃のものですから必ずしも正確ではないでしょう。それに「倭人伝」の研究者は「夏目漱石」と同じ位に数が多いのですから、どれが本筋で どれが脇筋か判然とせず、進んでゆくと脇筋が本筋になっている部分も存ります。亦これを中国で書いた人が「陳寿」と「魚豢」と云う人らしいのですが、これも俗に云う「又聞」だったのです。

くるめ食素材探検 vol.29

「鍋料理には欠かせないお野菜」
春菊編
文/靏久 格(産直や 蔵肆)

春の菊とかいて「しゅんぎく」その名のとおり、キク科のお野菜です。

原産地は地中海方面、ただ欧米では観賞用として用いられ、野菜として最初に利用したのは中国だそうです。現在でも食用としているのは日本や中国、東南アジアなど一部の地域だけのようです。

いつごろ日本にはいってきたのかなあ、と調べてみました。あまりはっきりしていないんですけど、文献で春菊が登場するのは、15世紀後半、室町時代。江戸時代には栽培方法が出版されてますんで、そのころからのおなじみさんでしょうか。テンプラ、おひたしや、鍋料理には欠かせないお野菜です。

おひたしにするときは、塩をすこし入れてゆでるのがポイント。目安としてゆで湯1.5Lなら塩大さじ1、ゆで湯1Lなら塩小さじ2です。
春菊はβカロテンの含有量が多いので、強い抗酸化作用により老化やがん予防に効果が期待できます。葉酸や鉄も豊富なので、貧血予防にもよいでしょう。妊婦さんにもうれしいお野菜ですね。また骨の形成に必要なカルシウムや、整腸作用のある食物繊維、高血圧予防によいとされるカリウム、止血作用のあるビタミンKなども多く含みます。

えー、でも春菊って苦いじゃーん、あれきらーい!というあなた。春菊の苦みは、茎ではなく葉っぱに多く含まれています。しかも、熱を加えると苦味が増すという仕組み。

生の状態であれば、葉も苦みはほとんど感じられません。騙されたと思って、一度生でかじってみてください。苦情はくるめすたいる編集部にお願いします。

冗談はおいといて、苦みが苦手な人の場合は、10秒くらいの短時間加熱で食べることをおすすめします。苦みが感じにくくなるだけでなく、春菊のうまみも感じやすくなります。

一方、春菊の苦みが好きな人の場合は、20秒加熱だと一番春菊らしさを味わうことができます。一度、お試しを!

むすんで、ひらいて!! vol.23

「幼児期にこそ早期に指導が望まれるもの」
③ 言葉づかい

一般財団法人田中教育研究所
幼児心理カウンセラー  野田 鏡子
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10年程前のことですが、非常にショッキングな子どもと出逢った事がありました。
御両親で相談に来られた時は小学1年生になる少し前の男の子で、言葉は発するのに対話が全く出来ませんでした。

「今日は誰と来たの?」と聞くと「お母さんと来たよ。」というように、聞かれた事に答えないと対話にはなりませんよね。

その子が発する言葉は「うるさい!」「バカたれ!」「あっち行け!」「酒持って来い!」等々、誰に向かって言う訳でもなく罵倒するような言葉を連発しているのです。

それから6年間教育に当たりましたが、知識、例えば、文字、数、物の名前、計算等はある程度わかるようになったのですが、対話はほんのわずかしか出来ず普通にはなれませんでした。
その子の育った環境が何となく想像出来ます。

乳、幼児期の環境がいかに大切かということが言葉づかいにも出て来ます。
優しい言葉づかいで接して育てられた子は言葉を発するようになった時、やはり優しい言葉を発するようになります。

最近は、目上の人に対して敬語が使える大人も子どもも少なくなっているようですが、4歳位になると、赤ちゃんに話しかける時、友達と話す時、先生に話す時、親に話す時とちゃんと言葉の使い分けが出来る子もいます。
目上の人には敬語で話せる人になって欲しいものです。

1年生にとてもきれいな言葉で話す女の子がいます。ある日の微笑ましい言葉づかいを紹介します。
トイレから出て来たMちゃん「先生、トイレットペーパーがおなくなりになりました。」
本人もちょっと変かな?という表情でしたがつい微笑んでしまいました。
言葉づかいに気を使っているのが良くわかります。

ちょっと気を付けて教育してみられると良いと思います。

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