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2014-12

歯は健康のバロメーター

〜落合先生のお口のお話し vol.1〜
「こどもの歯と口の健康 そして健康な食生活を守る」
おちあい小児歯科医院 院長 落合 聡

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私はおちあい小児歯科医院の落合 聡です。今年の10月まで、聖マリア病院小児歯科において、様々な症状のみられる子どもたちの診察を20年以上続けてまいりました。その経験を生かし地域のこども達と保護者の皆様に歯科の立場からの育児支援を行いたいと考え、11月より西鉄久留米駅近くの天神町で、小児歯科医院を開設致しました。
小児歯科とは、子どもたちの口の健康を守ることによって、健全な大人になるためのサポートを担う診療科です。当院の主な治療内容は、小児期の虫歯の予防や治療、乳歯期あるいは乳歯から永久歯にはえかわるときに生じる歯並びやかみ合わせの問題に対する治療あるいは相談等になります。そして、それと同時に当院が力を入れて取り組んでいきたいことは、赤ちゃんの頃からの育児支援を歯科の立場から行うことです。赤ちゃんの頃からの口の健康管理、例えば哺乳や離乳食の問題や歯が生える前からの口の様々な症状や病気に対応し、口とやがて生えてくる歯の健康を守り、子どもたちが “おいしく食べて、たのしく話す”毎日を過ごせるよう、そして保護者の皆様には、子育てにふりまわされていたあの頃は大変だったけど、今思えば一番楽しかったなァ、と後からしみじみ思い出せるような、そんな育児アドバイスのできる歯科医院を目指しています。
先の見えにくい世の中ですが、保護者の皆様とともに、子どもたちの明るく無限の可能性を持った将来に思いをはせながら、ともに育児を楽しんでいきたいと思っています。どうかよろしくお願い致します。

むすんで、ひらいて!! vol.9

「子どもの知的能力の発達」
③知的能力は一生涯を通して伸び続ける
一般財団法人田中教育研究所
幼児心理カウンセラー  野田 鏡子
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「父親の膝にすっぽりと納まった状態や母親によりかかって絵本を読み聞かされるときほど心地よいものはない。美しい絵は感性をも育てていく、視覚や聴覚への刺激ばかりではなく側にいる親の臭いや皮膚の触れ合いなど存在そのものがさまざまな感性を呼びさますはずである。これは一見関係がないようにみえて、ことばや思考を発達させていく重要な要因なのである。」
これは、日本を代表する個別式田中ビネー知能検査Ⅴの理論マニュアルの最後に書かれている文章です。私がこの検査方法、又、研究、作成されている田中研究所の所員の方々にひかれた部分でもあります。
知的能力には流動性知能と結晶性知能があり、流動性知能とは、特に神経系の機能、物事をいかに速く正確に行えるかといった情報処理過程にかかわる能力で一般的には20歳前後をピークとし、その後、個人差はあるものの低下していきます。結晶性知能は、生涯を通して経験の積み重ねによって獲得される能力で、一生涯を通して伸び続けると言われています。これは感性(ある物事に敏感に反応する)が大きく関係してきます。
乳・幼児期の遊びの中での興味、好奇心、さまざまな体験、達成感などによってワクワクする心が育ち、感動する心が生涯伸び続ける土台となります。
大人の「遊び」と子どもの「遊び」とは、その意味が違い、子どもは遊びによって学び吸収していきます。子どもの興味を示す事に共に遊び、ワクワクして下さい。きっと賢い子に育つでしょう。ただし、テレビ・DVD・ゲーム等は出来るだけ少なめに!

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.68

“2014 アメリカ SCAA コスタリカ生産者とのミーティング”
写真と文  安達  和宏
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2014年アメリカ・ シアトルで開催さたアメリカ スペシャルティコーヒー協会のカンファレンス中、ホテルで朝食を摂りながら行われたコスタリカの生産者&エキスポーターとのミーティング風景です。ここ数年のマイクロミル(小規模生産者)ムーブメントを文字通り牽引するのはこの二人と云っても過言では無いと思います。従来、収穫したコーヒーチェリーを大手の処理場に持ち込み量あたり何ドルかの収入を得て生活していた生産者が、際立った香味を持つコーヒー作りに特化し、付加価値と自らの農園名で出荷するビジネスモデルを築いていきました。品質向上に掛ける労力と投資を惜しまず、賛同する小規模農園主とともに今では世界から注目される農園、コーヒー豆の生産者と成りました。当初からお付き合いさせて頂いた事もあり、彼らの苦労も知り成長段階から買付価格を高く設定していたお陰で、我々の買付グループは豆選びに際し優先順位を上位に設定されると共に、さらなる関係性を構築されました。
2015年新たな年も、彼らの動向は世界中からが注目されることでしょう。

香茶店“香り不思議発見” Vol. 51

宮中の「お歌会始」に因んだ“新春のお香”
香star 天年堂  稲生宗司

「家々に 谷川引て 水湛へ
歌うたひつつ 少女紙すく」
橘 曙覧 歌集・福寿艸より

御香を愛好される皆様方の、ご要望にお応えし、新春恒例の宮中でのお歌会始の御題に因みまして、香り新たな御香を調合しました。今年の御題「本」の紙に因みまして、幕末の歌人橘曙覧の歌を引用し、2つの御香に仕上げました。
清々しいひとときを、悠久の清水と古来変わらぬ製法による手漉きの和紙で包みました。御香を薫じ、心身の邪気を払い、平安を祈り、またお客様のおもてなしにご利用ください。

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新春のお香(御題香)  800円(税別)

久留米文学散歩 vol.25

檀一雄編⑪
文/増原 達也

偶然だったかも知れません。何故なら玄宗と楊貴妃は日が浅かったのです。長恨歌の「詩」では触れていませんが、楊貴妃は最初玄宗の長男の嫁だったのです。それを玄宗が離婚させて自分の妾としたのです。当時すでに玄宗には何人かの妾が居た事は十分に考えられますので、最初彼女は何号夫人程度だったと思われます。処が美貌だけでなく、この楊貴妃は「夜の営み(行為)」の方も抜群であって、玄宗が離れられなくなった、と物の本や言い伝えにはなっておりますが、男女の仲などと云うもの、まして唐の王様である人物などはよほどの事がないと
「春宵苦短日高起、從此君王不早朝」
「春の夜の短いのをかこちつつ、日が高く昇ってから起き出すと云うふうで、これからと云うもの王様は朝の政務を怠る様になった」
としてありますが、ここに大きなる迷が隠されています。男の方なら「誰でも・・」と謂う訳でもないかも知れませんが、三晩も四晩も・・同じ女性では、男の本性が承知しません。処が玄宗と楊貴妃の間は毎晩ではないにしても、彼女が安禄山の乱で死亡するまで、両者は離れようとはしませんでした。この間を計算しますと16年になります。これは前号にも書きましたが彼女が玄宗のある「香り」に弱く、その特別な「香り」が彼の官能を刺激することを見抜き、それを利用したとしか考えられません。この風習は現在でも「ニューギニアの山岳地方」に遺っています。香木を燻し、その上に跨がり、その煙(煙は微粒子でそれが浮遊することを煙と云います)を陰部に染みこませ、女の香りとしています。ですから一人の女が一人の男を繋いでおくには、それなりの勉学(?)と努力が必要だったのです。そのような男に対する細やかさがヨソ子には欠けていたのです。これは彼女の実母も認めています。楊貴妃の場合は玄宗が彼女の術中に嵌ったのでしょう。次は食事ですが、此れには時間が必要です。そして食事の急激な変化は男の躯を壊します。

くるめ食素材探検 vol.16

ねぎ編「風邪を引いたら首にネギを巻く」
文/靏久 格(産直や 蔵肆)

味噌汁や焼き鳥、筑後うどん、ラーメンなどにも欠かせない薬味「ねぎ」
食べるだけではなく、誰がいいだしたやら「風邪を引いたら首にネギを巻けばいい」
あながち迷信というわけでなく、殺菌、消炎効果成分が呼気と共に体内に・・ということらしいです。ちなみに、一度加熱して温めたネギをガーゼやタオルなどで巻いて、それをさらに首に巻いて使うようです。
長ネギの旬は冬。いまでこそ一年中流通していますが、鍋物に使われるため、もっとも需要が高いのは冬のこの時期です。
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大きく分けると白ネギ、青ネギの二つ。関東では白ネギ、関西では青ネギが好まれるといわれています。
そういえば関東で働いているときに「兄ちゃん、上の青いとこいらないから捨てといて」とお客様に言われ、たまげた覚えが。もちろんありがたく青い部分はいただいて帰りましたが。
ほかにも1本の大きさが1kgを超える「加賀ネギ」蕎麦の薬味として有名な「千住ネギ」など地名がつくのがねぎの特徴ですね。それだけ郷土色の強い野菜なのでしょう。

青ネギの代表格「九条ネギ」は京都の九条あたりが発祥です。もちろんおなじみ「博多ねぎ」も忘れちゃいけません。
すき焼きなどで有名な「下仁田ねぎ」、原産地は群馬県の山間です。この下仁田ねぎ、じつは種まきから収穫まで15ヶ月かかります。途中で植え替え、土を寄せと、厳しい環境で手塩にかけて育てられたねぎです。ちょっと見た目は不恰好ですが、寒さにあたって甘みが増した下仁田ネギ、オリーブオイルをかけて、外の皮が黒くなるまで焼いても美味しいんよ、というのは一番街東町公園付近のワインバル「MOKUS」さんのメニューです。

むすんで、ひらいて!! vol.8

「子どもの知的能力の発達」 ②遺伝?それとも環境?

一般財団法人田中教育研究所

幼児心理カウンセラー  野田 鏡子

musunde-201412.jpg 知能(知的能力)は頭の中で考える全てのことを示します。

先天的に病気を持つ人や障害を持つ人を除く全ての健常者は生れた時の親の遺伝子によって100億から150億の脳神経細胞(ニューロン)を持ち人間として先天的に似たように作られるということです。

遺伝によって作られた脳は基本的なものだけで、さまざまな機能をコントロールするようになるためにはニューロンどうしが無数に繋がり回路(シナプス)を形成する必要があり外的な刺激(育つ環境・経験など)がなければ繋がりはできません。継続的な刺激がその繋がりを強化し強化されない部分は衰退していくと言われています。

乳幼児期の脳トレの是非!?

適切な刺激を受けて育つ子と虐待・育児放棄を受けて育つ子とは当然違いが出て来ます。2000年頃に光トポグラフィーという検査方法が開発され脳科学が飛躍的に進み赤ちゃんからの脳の発達が解明されていきました。乳幼児期の脳の発達がきわめて重要であるという事が言われるようになり、それが誤解を生んでしまい早期に脳を刺激するという教育法が氾濫してしまいました。そして、今その弊害が問題になっています。

私も乳幼児期は脳の発達においてきわめて重要な時期であると考えていますが、それは脳のトレーニングや記憶の訓練、DVD教材、計算能力といったものではなく、人の子どもがこの世界や身のまわりの性質やものの善悪、人とのコミュニケーションを可能にする能力を身につける時期として重要なのです。

自然な発達を無視した過度の刺激が強すぎることによって支障をきたし脳に悪い結果をもたらすことも問題になっています。

早期教育も子どもが嫌がっていれば決して無理にやらない、無理に強制をし続けるとストレス過剰によりチックや情緒障害(他人の思っていること、考えていることがわからない、相手が殴られたら痛いだろう、嫌だろうと想像することの鈍感さ、生きものと物の区別がつかない)などを起こす可能性があります。

私は30年、子どもの知能検査をやっています。記憶の訓練や先走りして文字・数・計算力を教えても知的能力が伸びるということはありません。

一番大切なのは子どもの興味・思考意欲を幅広く最大限に引き出してあげることではないかと思います。

教育は子どもが幸せな人生を送れるよう導くことだと私は考えています。

障害があるなしに関わらず!!

コーヒー産地を訪ねて…一枚の写真 vol.67

“2014ホンジュラス  カングアル地区”

写真と文  安達  和宏

coffee-201412.jpg  2014年も終わろうとしています。今年も珈琲を通して数多くの出会いと感動を受けることが出来ました。中でも今回ご紹介するカングアルでの生産者ミーティングは、私の心に深く刻まれます。COEの1位豆を落札した事から始まったお付き合いも、かれこれ6〜7年なるでしょうか。当初は、何処の馬の骨とも分からぬ東洋人の我々に、警戒心剥き出しの眼差しや抜け駆けの交渉が有ったり、お世辞にも円満な関係では無かったのかも知れない。しかし今は、我々の取り組みと実績を踏まえた信頼関係で彼らの心も和みます。それは此処に集った人達や、訪問した農園の人逹の笑顔で一目瞭然です。我々の取り組みが彼らの生活の糧と成っている責任もひしひしと感じながらこれからも彼らと一緒に成長して行きたく願うのであります! また来年もお会いしましょう!!

香茶店“香り不思議発見” Vol.50

お屠蘇のご用意は!!

香star 天年堂  稲生宗司

tennen-201412.jpg 来年のことを言うと「鬼が笑う!!」とも言うが、その邪気払いには「お屠蘇」が一番。

鬼を追い払う「お屠蘇」は、健康に良い「香り」が使われている。それは「山椒」「肉桂(シナモン)」等。“お香”にも良く使う「肉桂」は、香り高く『スパイスの王様』といわれる。

そしてミイラの防腐剤としても使われ『最古のスパイス』である。日本では、正倉院宝物に「桂心」、薬物として奉納される。

南アジア・中東・北アフリカ・インドでも料理の“香りづけ”に使用され、中国の『神農本草経』(薬学書)にも載っている。その香りは、“爽快感のある甘さ”と少し“苦み”“辛味”もあり、お香には良く使う香料だ。それは「中国系」と「セイロン系」に分かれ、「カシャ」と呼ばれる「チャイニーズシナモン」をお香に使う。

その“肉桂(シナモン)”は当店でも小売りしている。“鬼が笑う”前に“ご使用あれ??”

久留米文学散歩 vol.24

檀一雄編⑩

文/増原 達也

矢島恵子との肉体関係が出来て、世間的に話題になったのは昭和31年8月頃からで、半分は一雄自身が公表した型になっています。と云うのは奥秩父の方に出掛け原稿を書いている処へ、恵子が殴り込み肉体関係になったのですが、勿論この時、一雄との打合せは出来ていたのでしょうが、一雄はこの事を帰宅後直ぐヨソ子に話し、その足で恵子と二人でホテル住まいにおよんでいます。この年、3月にはヨソ子は次女の「さと」を出産しています。一雄とヨソ子の間には「肉体関係」が希薄になっていた事は考えられ、そんな事も一雄には作用したのかもしれません。もう1ツはヨソ子の実母が遺しているようにヨソ子自身が女性らしい「繊やかな」気遣いをするタイプではなかった為、ヨソ子と結婚後10年も経過していれば夫婦間もマンネリ化していたとも考えられます。その上、先妻の子太郎、ヨソ子の子次郎、そして「ふみ」次女「さと」と続いていれば古女房臭くなっても不思議ではありません。そこの処を一雄も理解せねばならないのですが、男の性はそのように出来ていません。新しいと云うか「未知な者」への誘惑が「惑いて来る」これが男の「性」と云うもののようです。ここにノーベル賞受賞者名簿があります。但し「物理学」と「化学」だけです。双方で二百名程度ですが、この中に女性はキューリー夫人とその娘キューリーを含めて2〜3人です。当時の学界や学校制度の関係もあるでしょうが「男」等と云う動物は「常にどこかで」新しいものを探しています。それが女性に限らずで、だから発明、発見に繋がっているのです。併し、これも長くは続かぬと思います。何故なら女性が本当の男の弱点を知るからです。そのヒントは「長恨歌」に存ます。玄宗が楊貴妃をどうしても忘れられないと云うか「離さなかった」のは彼女の甘美な香りと笑顔です。それが現在の「化粧品」の起りなのです。楊貴妃は玄宗の官能を刺激する「香り」を知っていたのです。

「…春 従 春 遊 夜 専 夜」

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